2020年10月31日土曜日

DJI RS2 到着

 30日に発売だったので昨日届くかもと思ってましたが31日午前に到着しました。

すぐにセットアップといきたいところですがバッテリーの充電からです。

最初に持ってみた感想は・・・『軽い! 軽すぎる!』 です。

WEEBILL-Sと同じくらいに感じます。

これは本体だけだとアームが軽いのと、WEEBILL-Sのバッテリーがグリップより上にあることが原因だと思います。

RONIN-Sと比べたら・・・比べるまでもありません。 予備に残しますがもう出番はないかも。

品質はさらに磨きがかかったようで特に気になるようなところはありません。

カーボンの仕上げも量産品でここまでできるのかと思うくらいです。

カーボンは三脚でもそうですが挟まれる力には脆いところがあります。

しかも樹脂なので締めすぎると変形することもあります。

RS2のクランプは絶妙な力加減で確実にロックできるような精度が出ています。

バランス出しでスライドさせるとその精度がよくわかります。

まだ電源すら入れてないけどこれだけで納得の価格だし、むしろ他のジンバルが高く感じるほどです。

カメラを搭載した時の剛性も問題なさそうです。

私がRS2を予約して購入した理由は重さの違いですが、それとグリップやアームの位置関係の違いがあったからです。

グリップの上面(バッテリーとの境目)からYawアームの上面までRONIN-Sに比べて30mmほど低くなってます。

グリップから重心までの距離が短いのでより軽く感じるはずです。

さらにRollモーターの位置、これはYawアームに近いとバランスを出した時にRollアームが当たってしまいます。

そのためRONIN-Sでは収納時にアームをズラさないと収納できません。

RS2は約30mmほど長くなっており収納時にも干渉しなくなりました。

ロック機構が無かったこと、この位置関係のせいでアームが当たるのでRONIN-Sを持って移動する時はストラップを付けて電源は入れっぱなしでした。

ちょっとした違いですが運用面では計り知れないほどの違いがあります。

カメラプレートの前後調整にラック&ピニオン式の調整機能が付きました。

バランス出しで一番微調整が必要なところなので非常に快適になりました。

ただそのせいでRONIN-Sのプレートは物理的に入りません。というか全く入らないようです。

それと気にしていた肝心な部分で、アルカスイス互換になったプレートはやっぱりRRSのプレートは入りませんでした。

構造的に寸法が問題ではなくクランプの高さがあるので取り付けられるプレートはかなり限定されると思います。

そんなこともあろうかと事前に調べていたらSmallrigからそのままズバリの製品が発売されるようです。 すぐに予約しておきました。

それとRONIN-Sはカメラプレートが左右に動かせる構造で柔軟なバランス出しができてましたが、電源などの端子がPitchアームに内蔵となって簡素化&軽量化されて左右の調整はできなくなりました。

RONIN-Sはこの部分だけでもかなり重かったので仕方がないですがメリットの方が大きいです。

それとケースがやっと使えそうなものになっています。

車で移動するときも裸で転がしてましたがこれなら使えそうです。

電車とか徒歩で移動する場合に備えてリュック型のカメラバッグに取り付けられないか検討してみます。

さらにNATOレールが標準で付いてます。

RONIN-Sでは片側4mmのボルト2本でグリップを付けていました。

強度的に問題はなかったですが重量と上に乗せている機材の金額を考えるとあまり信頼できないものでした。

本体のモールドなので強度的には全く不安はありません。

付属のアームも剛性が高いのでローアングルも安心です。

電源を入れる前の感想としては『すばらしい』の一言です。

まぁでもカメラを載せると軽い分だけトップヘビーになるので実際に使わないとわからないところもあります。

それとどんなに軽くなってもやはりストラップは付けておきたいです。

撮影時には外せるようにQDスリングを予定してますが思案中です。

付属のアームを活用するのが一番簡単かなって思っています。

できれば今日中にテスト撮影までいきたいところです。

また動画を撮るかも・・・

2020年10月29日木曜日

とうとう生産中止 EF100mmF2.8 マクロUSM

 このレンズを入手したのは1Dmk2の頃なので15年位前になるのかな?

発売されてから20年経ったようでとうとう精査中止となったようです。

購入は中古で確か4万円台だったと思います。 三脚座付きだったので少し高かったです。

インナーフォーカスで全長は変化しないけど、フォーカス位置によって絞りが動く構造です。

近接だと絞ることが多いのでSSが稼げず1Dmk2の時は手ブレとの戦いでした。 三脚必須とも言えるくらい手持ちは厳しかったです。

それがボディがαになってMC-11とセットで蘇ったレンズです。

α7RIIIとの組み合わせだと1/15くらいまでは手持ちでいけました。

ISOの余裕も1Dmk2より高いので三脚を使うことも少なくなりました。

動画でもTILTAのNANOでフォローフォーカスで使用しています。

画質はそれなり。 購入当時でも解像度はそれほど高くなかったです。

でも意外と収差は少なくて今でも不満はありません。

絞り形状が悪いので光源のボケは悪いです。

動画ではMC-11経由でα7RIIIだとAF-Cは使えませんが、AF-Sでは動作します。

ところがα7SIIIだと動画ではMFのみとなってAF-Sでも動作はしなかったです。

でもスチルだとα7RIIIより速くAFは動きます。 もしかしたらMC-11のFirmwareかも。

レンズは写真が撮られ始めた大昔からそれほど進化はしていません。

AFになったり、絞りが電磁式になったりしてますが50年前のレンズでも普通に使えるのが多いです。

「レンズは資産」よくこんなことが言われます。

デジタル化の波でヤシコンのツアイスを売ってしまったのが悔やまれます。

このレンズも世代交代を考えてますが、素性がいいのでまだ買い替えには至ってません。

新しく購入しても手放さずに所有しておこうと思います。

あとは壊れないことを祈るばかりです。 って今までレンズは壊れたことないなぁ。

2020年10月28日水曜日

止まらない物欲 レンズとか

 RS2が今週末に控えています。

本体のみで様子見ですがワイヤレス映像転送はちょっと興味があります。

α7SIIIはHDMI出力でカメラ側のモニターがOFFになります。4kで情報表示もできるのでワイヤレスじゃなくてもいいのですが、バッテリーのことやモニターという余分な機材が必要ないこと(スマホは常時持ち歩くので)必要なときに使いやすいかもしれません。

価格は税込みで2万くらい。 無計画で購入できる価格なので何とかなりそう。

それからV90のSDカード。

今はV60の256GBですが不可能なのはintraと240fpsの記録くらいです。

intraは試してみたい気もしますが容量比で考えると自分の用途では無駄かもしれません。

240fpsはiPhoneでも撮影できますがノイズが多すぎて実用性は・・・です。

フルHDですがインパクトは大きいかも。

できれば512GBが欲しいところですが見たことありませんし、あってもかなり高額だと思うので256GBになりそう。

これも近いうちに購入したいと思ってます。

問題なのはレンズです。

今足りない、そして欲しい焦点距離は16mmくらいの明るい単焦点です。

シグマの14mmのミラーレス版を狙ってますがちょっと広すぎかも。

LAOWAの15mmF2もありますがこれを選ぶならシグマで。

純正20mmもいいのですがちょっと中途半端かもしれない。

16F18GMの噂もありますが価格次第でしょう。 やっぱりシグマを狙いたいところです。

それとマクロレンズ。

シグマの105mmが理想に近いのですが純正90mmと迷う所です。

AFはそれほど重要ではありませんが純正はOSS付き。

IBISがあれば不要なのか、それとも近接でかなり違ってくるのか試さないと判りません。

使用頻度は意外と高いけど常用するほどではないのでやっぱりシグマを狙おうと思ってます。

この2本を優先しようと考えてますが・・・ジンバルでの撮影がメインとなるので現状3本でもけっこう大変です。

マクロは別としても1224Gの存在は大きいし、A036とPlanar50mmの差も大きいです。

1224G、50mm、135mm、そしてA036を持ち歩くとなるともう1本増やすのはかなり厳しくなってきます。

14mmを諦めて1224Gを1224GMに置き換える方法もありますが、F2.8ではちょっと暗いし30万超えの価格では計画して購入しないと破産しますw

どちらにせよ今はレンズなんて無理だし、30万のレンズを買うなら先にPCを買い替えたほうが幸せになれそうです。

SONYのレンズで古いタイプの更新があるかもしれないし、シグマや他のメーカーのレンズも気になります。

α7SIIIを最大限に生かすにはやはり明るいレンズです。 よ~く考えて決めたいと思います。

それから三脚。

三脚を持ち歩きたくないからジンバルという考えもあります。

しかし完全に止まった映像も必要なので持ち歩ける三脚も欲しいです。

今はジッツオの古い1型で実用性なら何も不満はありません。

これを一脚とジンバルで代用できないか考えてます。

カーボンの延長ポールみたいなものとジンバル&ミニ三脚で完全に固定できれば・・・これは安価なものもあるので試してみようと思います。

あとマイク。

環境音は大事にしたいところ。

でも内蔵マイクにもふもふを付けるのがめんどくさい。

ZOOMのH1nを試したことがあるのですが使い勝手はあまりよくなかったです。

でも音質的にはほぼ満足してます。

純正のデジタルマイクが扱いやすそうですがモノラルなのが気になります。

H1nをもっと活用したいと思います。 取り付け位置をジンバルのカメラプレートの下にできないか考えてます。

機材ばかり更新してもダメ、コロナの影響もあるのでいろいろ制限もありますが撮ってこその動画撮影なのであらゆる手段を試してみたいと思います。



2020年10月26日月曜日

六華苑を撮ったその後の感想

 六華苑で撮った映像を何度も見直してます。

映像的にはただ撮っただけで特に面白いところはありません。

60pになって滑らかになったなぁという程度です。

見直している理由は撮った本人だからこそ分かる現地の様子を知ってるので、α7SIIIの凄さを改めて確認しているということです。

15時頃だと建物が逆光になるのですがそのシーンは過去に何度か撮っています。

その時のグレーディングは・・・見様見真似だったのもあって見れたものじゃありませんが、その時の映像をグレーディングし直してみると誰が見ても分かるくらい違います。

シャドー部の階調や色調はもちろん、ハイライトも10bitによってバンディングせずにトーンを整えることができます。

それと4:2:2のおかげなのか草木の緑の違いが大きいです。

α7RIIIをS-logで撮ると葉っぱの色はプラスティックのような質感のない発色になります。

これは公式のα7cの動画を見てもそうでした。

これが好きになれずHLGで撮ったりしてましたが鮮やかになるだけで根本的な解決には至りませんでした。

ところがα7SIIIだと見事としか言えないくらいの発色をします。

α7RIIIだとダイナミックレンジ的に階調は戻すことが出来ても色調までは戻りません。

ただ低照度に強いだけではない、そんなカメラだと思います。

ただ、やはりISOが3200~10000くらいの間は非常にノイズが目立ちます。

他の感度が目立たないので余計に目につくのかと思いましたが、α7RIIIと比べても多いような気がします。

HLGでもそれなりに目立つのでもう少し条件を変えつつ試してみようと思います。

それとバッテリーは少し消費が早いですがα6300ほどではありません。

α7RIIIはバッテリーに関してはすごく持つので余計にそう感じます。

PD未対応のACアダプターから充電したらすごく時間がかかるので、PD対応のモバイルバッテリーを呼びに持っておこうと思います。

AFは気になるというわけではないですが、エリアがほぼ画面全体でワイドにしているとα7RIIIでは無視されるほど端にある被写体でも拾ってしまいます。

これが気になるのはワイドレンズの時です。

深度が深いので背面モニターでは気づかないけどフォーカスは合ってない事もありました。

12mmならMFにすればいいのですが、寄ってこそのワイドなのでタッチフォーカスを活用したいところです。

しかしタッチの認識はそこそこで人物とかはっきりしたものであればほぼ追従しますが、少し複雑なものになると認識していたのにパン操作などで位置がずれることがありました。

この辺はもう少し使って慣れないといけません。

あとこのタッチをするためには右手か左手のどちらかで操作することになります。 当たり前ですが。

RONIN-Sはグリップ付きで重いので左手でタッチしますが、腕力が不足しているようでプルプルしますw

的確にタッチするのは結構大変です。

不可能だと思いますが有線でもいいのでスマホとか専用外部モニターで背面液晶と同等の操作ができるようになれば最高なんですが・・・

そうなると一般的な一眼レフ形状のカメラではなく、正方型の業務用機のような形状になっていくと思います。

パナは角型GH5Sを出してくるようなので、SONYも中身はα7SIIIのままでいいので角型ボディを出したら売れるんじゃないかと思います。 EVFはなしで。

それからレンズ。

SEL1224GとSEL50F14Z、SEL135F18GMの3本で撮りましたが、室内と屋外が混在するような場所だとA036も持っていけばよかったと思いました。

今は前と違ってレンズ交換でバランス出しが必須になってます。

1224GとA036なら重さが同じなのでバランス出しが不要になります。

特に屋外で少し長めのレンズにしたいけどレンズ交換の手間があるので悩むところもありました。

ワイドで明るいレンズが欲しい所ですが、この状況で増やすのはあまりよくないかもしれません。

カメラバッグには手持ちのどのレンズを付けた状態のボディとレンズ3本は入るようになっています。

α7RIIIだとsuper35mmモードでクロップできたけどそれが使えないので機材の重さは軽くなることはなさそうです。

これも需要はないと思うけど35~60mmでF2.0のズームが欲しいです。できればF1.8で。

Planar50mmはカリカリすぎず色収差は少なくて現代的ではあるけどとても描画は気に入ってます。

しかしやっぱり少し重いです。

それと分かってはいますが3:2の50mmと16:9の50mmだとかなり印章が違います。

40~45mmくらいがベストかもしれませんが買い換えるような事はありません。





2020年10月25日日曜日

六華苑で試すS-log3

 コロナの影響でなかなか目立った撮影はできていませんでした。

暑い時期だとマスクするだけでも大変です。

ようやく涼しくというか寒くなってきたので久しぶりに六華苑へ行ってきました。

14時に出発、車で5~10分くらいの距離なので何時でも行けます。

17時までなので暗くなるギリギリを狙いたかったのですが駐車場も17時まで。

堤防の所に停めたらいいけど釣りの人も居るので16時過ぎまでの2時間です。

このような場所で困るのがNDフィルターです。

室内、陰、そして直射日光が当たる場所もあるのでレンズがF4とF1.4かF1.8だとSTCのNDはやや扱いにくいです。

六華苑は過去に2回撮影していてα6300の時とα7RIIIの時です。

今回はα7SIIIで10bit S-log3です。

8bitのS-log3はLUTを当てて標準のガンマに戻してもよく言えばフィルム調、悪く言えば色調が濁った感じでノイズも多いです。

色調は好みもあるけどノイズに関しては露出オーバー気味で撮ってハイライト側を諦める方法でやってました。

それがα7SIIIだとノイズは少ないし色調も驚くほど違います。S-logが業務用機と同じになったとか。

ガンマやゲインなどを調整してもかなり自由度が高いです。

さすが10bitだけはあります。

しかし無茶すればやっぱりダメだし、そもそも撮った時点で失敗していればノイズだらけの映像になってしまいます。

それでも8bitに比べたら別次元というほど違います。

撮影は2時間程度だったのでひどく疲れたという事はありませんが、やっぱり重い!

これも来週にはRS2が届くはずなので緩和されると思います。

バッテリーはα7RIIIと比べると3割ほど消費が大きい感じでした。

1時間半くらいうろついて撮影データは80カットで30分くらい、バッテリー残量が50%でした。

前日にRONIN-SをのFirmwareを更新したのですが静止状態の時間経過で振動が出てました。

酷いものではなかったのでそのまま続行したけど、時間の割にカットが多いのはそのせいです。

50mmで少しYaw軸がフラつくような挙動もあったので調整した方がいいかも・・・もういいか。

太陽が画面内に入るカット、やや暗めの室内の窓から外が見えたりするので露出は結構難しいです。

DaVinciResolveでかなり調整しましたが気になるような酷いバンディングは出てないです。

以前だとシャドー部を持ち上げると階調は戻っても色調は戻らず、酷いと塗りつぶしたような絵になってました。

それがノイズは出てくるけど普通に戻るのがすごいです。

それ以前に日中屋外でS-log3がまともに使える事に感動していますw

次回の撮影はRS2のテスト動画になるはず。

いきなりなばなの里は無理があるので少し動作チェックをしながらテストしようと思います。




2020年10月22日木曜日

RS2の発売日

 インプレスの情報で10月30日から順次出荷となるそうです。

週末なのでテスト撮影できそう。 天候次第かな。

アプリの更新がないのでそのままなのか、変更になるのか調べてません。

でも本体である程度設定できるようなったし、元々RONIN-Sの設定は簡単なので大丈夫でしょう。

Alexmosの頃は設定→テスト撮影→再設定→β版更新(中身はα版)→振り出しに戻るという感じでした。

あの頃は3軸でエンコーダーなしの自作ジンバル、カメラはGoproでしたが最終的に非常に満足できる設定にできました。

自作機ならではのモーター変更や軸の3ベアリング化など設定を含めてすごく手間がかかってました。

それが今ではオートでチューンっと・・・楽ちんです。

でもオートだけだと戻りの速度が速いので少し調整してました。

RS2でどのくらい進化したのか、それとも大差ないのかまだ判りません。

軽量になっただけでも十分と言えるのですごく楽しみにしています。

でも一番の懸念はカメラプレートです。

マンフロット互換なのはいいとして、アルカスイス互換ではあるけどシビアな寸だとRRSのプレートが使えない可能性もあります。

QDスリングでストラップを使用するので(ここは絶対譲れない)、使えない場合はSamllRigで作ってもらったプレートが使えるかがカギになります。

全滅の場合はコンパクトなリグが発売されていたらそれにQDアダプターを付けるとか、RS2のプレートを加工するかのどちらかになりそうです。

リグというかカメラケージだとフォローフォーカスや手持ち用のグリップが付けられるけど重くなってしまいます。

今回はRONIN-Sの反省から余分なものは付けずに軽量化重視で運用したいところです。

ジンバルが変わっただけで映像が大きく進化することはないですが、体力的に余裕ができればかなり違ってくるはずです。

それでもダメならアームを導入するか・・・これを泥沼と呼ぶw

DaVinciResolve ノイズリダクション

 DaVinciResolveの有償版でいろいろ遊んでます。

無償版がすごく使えるので大差ないと思うかもしれませんが・・・

10bitファイルの読み込み、120fps、4k以上の解像度など、無償版では制限されていて使えない機能があります。

他にも様々な違いがあるのですが今回はノイズリダクションについてです。

以前はFCPXでNeatVideoを購入して使用していました。

精度や処理後の描画については満足できるのですが処理の重さはかなりのもので、一旦NeatVideoを有効にすると他の作業が全くできなくなるくらい重いです。

しかも処理後に手を加えようとするとまたレンダリングをする羽目になります。

10分くらいのカットをつなぎ合わせた動画でNeatVideoを2/3くらい適用すると数時間〜半日ほどかかります。(4kの場合)

なので全ての編集が終わってからNeatVideoを適用し、直後に書き出すしかありません。

効果は高いけど限定的にしか使えてませんでした。

DaVinciResolveならノードにノイズ処理を設定することができます。

FCPXでのNeatVideoとは操作性がぜんぜん違うのでこの辺は少し有利です。

DaVinciResolveのノイズリダクションの効果はNeatVideoほどではないかもしれませんが、見てわかるほどの違いはありません。

処理にかかる時間は同じ条件なら数時間はかかると思いますが、NeatVideoと違ってFCPXへ渡すファイルの段階でノイズ除去できるので、私の場合はその後の編集がかなり楽になります。

そこで過去に撮った素材で試してみました。

素材は去年の年末にα7RIIIで撮ったものです。

S-log2でISOは1600〜12800くらいです。

ISO3200くらいまでならそれほどノイズは気になりませんが、ISO6400になるとかなり目立ちます。

ノイズ処理すると塗り絵っぽくなり被写体によっては細部が甘くなります。

今回は効果を強めに掛けたのでそのせいもありますが細部の表現はNeatVideoの方が優秀です。

ノイズを少し残すくらいにして限定すればかなり使えるのではないかと思います。

それにしてもバンディングが酷いw

さすがにα7SIIIの描画と比べるとシャドー部の階調や色調に世代以上の差を感じます。

あと10bitでノイズ処理なんてやると重すぎてやってられない気がします。

相当な悪条件でもない限りα7SIIIでノイズ処理が必要になることはないと思いますが、できれば避けたいところです。 これ以上塗り絵になっても困るし。

α7SIIIのISO6400くらいから目立つカラーノイズっぽいのが除去できるのかはまだ試してません。

処理時間を考えるとNDを使ってでもISO12800に上げて使う方がよさそうです。

DaVinciResolveは無償版でもかなり高機能です。

有償版の価格が3万台後半でFCPXより少し高いですが、使いやすさは別にしてその差は圧倒的です。

大嫌いなサブスクリプションではなく、しかも認証が上書き式というのは個人ではすごく便利です。

それより膨大な機能を使えるか、使いこなすことができそうにないのが悲しいところです。

2020年10月21日水曜日

DJI Pocket2 発表

 DJIからPocket2が発表されました。

2への進化はどの程度か見てみると・・・すげぇ!

初期モデルでユーザーから指摘されていたところ、要望などを取り入れて改善されています。

センサーは1/1.7で大きくなり、レンズは換算20mm相当で中途半端だった初代より使い勝手が大幅に向上しています。

この手のカメラは旅のお供やVブロガーには最適ですが、画角が狭いので『Goproの方がいいか』と考える人が多かったです。

社外でワイドコンバージョンレンズがありますが、標準でワイドになっただけでもぐっと価値が上がります。

大きくなったセンサーはやや暗いところでも有利なはず。iPhoneでもセンサーは大きくなってきています。

画素数が増えているのはズームのためかな? 16MPだそうです。

さらにワイヤレスマイクのオプション(またはコンボセット)があったり、ワイヤレスでスマホをモニターにできるようです。

ぶっちゃけて言えばこれ1台あれば十分じゃない?って思われる内容です。

バイクとかならGoproの方がいいし、よりリッチな映像なら一眼動画のような本格的な機材がベストであるのは間違いありません。

しかしスマホと一緒に常時持ち歩けるサイズであるのは計り知れないメリットがあります。

用途が異なるとはいえ、超重量級の機材を背負いながら疲れ果てて撮るよりいつでも簡単に撮れるという違いはかなり大きいです。

では買うのか?と聞かれると・・・ちょっと欲しいけどすぐには買いません。 というか買えません。

理由はその価格。

コンボセットだと65,000円ほど。 税込で7万超という価格です。

内容的には高くはないし、単体だと45,000円くらいでGoproとほぼ同じくらいです。

Goproは唯一無二の車載動画とかアクション系には最適だし防水というのもすごいです。

機械的に動く可動部がないことも重要です。

Pocket2はGoproよりスマホ&ジンバルで撮影する場合の対抗となると思います。

ジンバルは2万以下で購入できますが、スマホをカメラにするとかなりかさばるし電話やメールする時に困ることがあります。(実体験済)

コンパクトで完結しているし、文字通りポケットに入るジンバル付きのカメラと考えれば7万という価格は高くないけど・・・悩むところです。

でもこれ初代よりバカ売れしそうな気がします。

RS2もそうだけどモデルチェンジして欲しいと思わせる内容を盛り込んでくるのはすごいです。

気になるのはバッテリーの持ちくらいでしょうか。

散財してるのですぐには買えませんがそのうち買うことになりそうですw

Low Lightで試す

 入手してから毎日のようにテストを繰り返してます。

α6300→α7RIIIとは違ってノイズや色再現など違いが大きすぎるからです。

天候や都合の関係でタイミングが悪いのですが、近くの公園ならすぐいけます。

というわけでまた走井山公園へ。

日没後のまだ少し明るい時間帯からほぼ真っ暗になる18時前まで撮っていました。

α7SIIIで便利なのが拡張ISOでS-logなISO160から撮れることです。

これはダイナミックレンジが犠牲になりますが特に気になるほどではなかったです。

ISOはF4で800前後、F1.4でもNDが要らないので撮りやすいです。

高感度域のテストですがまずAFの確認を。

α7SIIIはα7RIIIより確実にAFの食いつきが違います。

でもほぼ全面になったフォーカスエリアのせいで画面端で今まで合わないから気にしなかった所に合ってしまうことがありました。

それと動物瞳AFの挙動。

動画でも瞳AF効いたっけ?  猫の瞳を捉えているのですが頻度は低めで、前回テストした時は瞳認識しなかったと思います。

暗めだったので挙動が怪しいのかもしれませんが、スチルのような瞳AFはできてません。

この辺は今後のFirmwareに期待しておきます。

50mmでもF1.4だとかなりボケます。 至近距離ならなおさらです。

どこかに合って迷うことはないのですが、任意の位置に合わないと困ります。

そこでタッチフォーカス&トラッキング。

ちゃんと認識できれば精度は高いです。

遠くに被写体でもタッチすれば一瞬で合焦します。

135mmだとボケすぎてダメなことが多かったですが50mmならMF不要かもしれません。

ここも使いながらやりやすい方法を考えていきます。

暗くなって街灯がメイン照明になってきました。

F1.4なのでISO12800~になりますがまるで昼間のようです。

暗いところで感度を上げていくと色調が落ちてノイズが増えることもあり独特の雰囲気になります。

ところがα7SIIIで普通にLUTを当てたりすると夜の表現ができないほど普通に写ってしまいます。

グレーディングというほどの事はしてませんがDaVinciResolve&FCPXでH264で書き出しています。

DaVinciResolveとFCPXでなぜかガンマがズレていました。 原因追求せねば。

今回はカット編集だけのFCPXで少し後補正してます。

あの扱いにくかった夜間のS-log3が露出調整やノイズ処理をせずにほぼ撮って出しでここまで撮れるとは思いませんでした。

かなり明るく撮れていたのでトーンは下げてますが、シャドー部の再現はすごいものがあります。

α7RIIIでS-logだと露出アンダーにするとノイズで使い物にならなかったのですが、α7SIIIだと想像以上にシャドー部を持ち上げられるのでガンマカーブに沿った適正露出を心掛けたほうがよさそうです。

試写してみるとやっぱりワイドで明るいレンズが欲しくなります。

この公園だとF4のレンズではISO20000以上になるのでかなり厳しくなります。

とりあえずテストを繰り返して撮りやすい設定を見つけたいと思います。



2020年10月20日火曜日

DJI RS2 失敗したかも・・・

 RS2は本体のみをポチりました。

順調にいけば月末までには入手できると思います。

でもちょっと後悔。

ワイヤレス映像装置のことです。

コレ自体は使えるかなぁという程度で、実使用でモニターが必要になることはほとんどないです。

フォローフォーカスでもピーキングで何とかできたし、α6300のように背面液晶が見えない状況もなかったです。

ところがコレにはアクティブトラックをスマホなしで実現できるというものがあります。

動き的に自撮りでダンスとかには最適かも。 ダンスなんてしないけどw

それよりオブジェクトを捉えたまま固定できる、つまりドローンで言えばノーズインサークルが誰でも簡単にできることになります。

他にも建物を遠くから近づきつつ旋回するようなダイナミックに見せたい時にジンバル任せにできる可能性があります。

設定とか接続性が気になるけど撮り直しができないような状況で一発で決めたい時などに絶大な効果があるかも・・・しれない。

オプションで17000円ほどなので本体を見てから購入するかもしれません。

そしてフォローフォーカス。

コレも単体で使用することができない=ジンバル必須なのでα7SIIIのトラッキングを活用すればいいかとスルーするつもりでした。

ところが3Dカメラを付けてMFレンズをAF化できる機能があるみたいです。

設定はまだよく判りませんが、センターに捉えることができるものならMFレンズがより活かそうです。

すごくおもしろそうです!

しかし総重量を軽くするのが最大の目的なので、とりあえずキャンセルせずにしばらくは本体のみで運用します。


α7SIIIのシャッター

 昨日初めてシャッターを切ってみました。

1200万画素、ローパスフィルターありなのでα7RIIIより解像度では劣ります。つまりスチルでは使う予定はありません。

ダイナミックレンジの違いや表現も違うと思いますがα7SIIIでスチルを撮ることはほぼないと言っていいです。

サムネイル用に現地で撮ったりする程度かなぁと。

ところがシャッターを切った感想は・・・すげぇ!

α7RIIIと比べてむちゃくちゃ静かです。

しかもショックが極端に少ないです。

音はこもった感じで金属音が少なくなってます。

H+で連射してみると・・・α7RIIIと同じ速度とは思えないくらい速く感じます。 違ったっけ?

AFはほぼ全画面でトラッキングできるし、同じレンズを使っても食いつき方は体感できるほど違います。

これはもしかしたらスチル用にもいいかもしれない。

画素数はiPhoneと同じなのでSNS程度なら全く問題ありません。

等倍でうっとりするような用途には向きませんが、800万画素の1DMk2と比べると画素だけの問題ではないというのがよくわかります。

メニューのレスポンスがすごく速くて快適。 でも階層的にはちょっと微妙かも。

横から縦になって展開するようなメニューですが使ってすぐにこっちの方が優れていると感じました。

それにEVFも見やすいです。

Z7とかもすごくいいらしいですが高倍率なので昔の一眼レフを見ているようです。

解像度も高く、これならEVFをメインにしたいと思う人もいるはず。

でも動画だと使わない・・・もったいない。

α7SIIIとα7RIIIを同時に持って出掛けることは少ないはず。 全く用途が違うので分けて使います。

動画でもスチルでも予備にはなるけどα7RIIIで動画を撮る気になれないほど違います。

でもグリップはRRSのL型プレートを付けたα7RIIIの方が圧倒的に持ちやすいです。

α7SIIIは細くて深いので軽く握るという感じではなく、持たされているような。

そろそろαシリーズもボディの革新をしてもいいような気がします。

今後バリアングルは標準になると思うし、メニューボタンの位置やボディのグリップを含めた大幅な変更を期待してます。

それと内蔵マイクの位置は何とかして欲しい。

軽くしたいので自作もふもふを付けますがモードダイヤルがあるので付けにくいです。

それ以前にモードダイヤルって必要? あんなの頻繁に切り替える人は居ないと思うんだけど。

小窓の液晶でSSや絞りを表示してくれた方が便利なのに。

α7系は初代からのイメージを変更せずに無理やり?更新してきてます。

軍艦部の後部を見ればパッと見薄く見えるように段差がありますが、もういい加減にしてほしいと思ってます。

中身は何の不満もないとは言えませんが、圧倒的な動画の描画を見れば多少のアバタもエクボに感じます。

でもそろそろ大革新をしてもいい時期ではないでしょうか?

使い勝手が同じなので馴染みやすいのは間違いないですが・・・

2020年10月17日土曜日

DaVinciResolve有償版を試したりとか

 4kの場合は無償版では60pまでの制限つき&10bitの読み込みも無理でした。

流行り?のシネマルックとかはあまり興味がないのでFCPXで十分かもしれないと、有償版はα7SIIIを試してから考えることにしていました。

しかし届いてみたら速攻で有償版をポチることに。

そのくらい10bitの自由度は高いということです。

慣れもあるし価格に見合うだけの映像が撮れるかは別にしてもDaVinciResolveの扱いやすさは格別です。

ライセンス版ですがオンライン販売はしていないようで郵送でカードが送られてきました。

無償版からライセンス認証するだけかと思っていましたが、ソフトそのものが違うようです。

無償版をアンインストールして有償版をインストール、設定は残っていたので無償版で使えなかった機能が使えるようになっただけの変化です。

Finder上でサムネイル表示できず、QuickTime でも再生できませんでしたが有償版DaVinciResolveでは正常に読み込むことができました。

肝心の重さはH264の4k 60p 10bit 4:2:2 だとタイムラインに乗せただけの状態で少しコマ落ちしています。

でもグレーディングやFCPXへ渡すファイルの書き出しのみであれば特に気にならない程度です。

ノイズ処理や重めのエフェクトをかけると多分我慢できないくらいに重くなりそう。

とりあえず快適ではありませんが使いにくいFCPXでのグレーディングから開放されたのでよかったです。

土曜日は雨模様。 しかも気温がぐっと下がって寒いくらいです。

こんな日こそ出かけるべきですが、まだまだα7SIIIに慣れてないので自宅室内からテスト撮影の繰り返しです。

まず外部モニター。

RS2でワイヤレス転送が使えるようですが(購入したのは本体のみ)接続性なども考えて様子見です。

Zhiyunのとどのくらい違うかわかりませんが、価格も似たような17,000円程度なので評判を見てから購入するかも・・・

α7RIIIでHDMI出力すると4kでは映像のみとなります。

しかしα7SIIIは情報表示もできるようになったので、外部記録をしないなら単純に外部モニターとして使えるようになります。 この場合は本体のEVFと背面モニターはOFFになります。

ワイヤレスならiPhoneでいけるメリットが、外部モニターであればRS2を介さなくても使えるのでどっちもどっちですがα7RIIIより格段に便利になりました。

ついでにimagingEdge mobileも試してみました。

室内でiPhoneは何も設定変更してませんが、かなり遅延が減ったように見えます。

たまにカクつくのと操作性が最悪なのでリモコンとしてもちょっと微妙であることにはかわりません。

iOSアプリでFieldMonitor(有償)というのも使ってます。

こちらは操作性がよくてISOなどの変更も割とやりやすいですが、imagingEdgeよりカクつく感じです。 でも大差ないかな?

機内モードにすれば多少改善すると思いますがどちらも常用には程遠いと思います。

それと120pのテストを少し。

DaVinciResolveでは60pと120pの差はなかったです。 激重かと思ったけど変わりませんでした。

HLGで撮影してDaVinciはRec709でグレーディング、書き出したファイルをFCPXで編集しました。

24pで書き出しているので1/5スローになります。



レンズはEF400mmF5.6L

シャッター速度は何度か試して1/640くらいです。 

でもちょっと被写体が・・・もう少しわかりやすいのにすればよかったです。

それにしてもクリアで自然な階調、モアレが出まくるα7RIIIとは別格の映像に見えます。

元素材でこうも違うのかと改めて思いました。

HLGもα7RIIIだとやや不自然な感じでしたがそれも感じません。

またいろいろ試してみようと思います。

2020年10月16日金曜日

iPhone 12 発表 しかし・・・

 例年より少し遅れて発表となりました。

事前情報そのままでいつものように少しカメラが進化して、少しデザインが変わって・・・5G実装です。

5Gはエリアにもよるけど田舎の私には全く関係ありませんw

しかもそれで基本料金が高くなるってどうなの?って感じです。

4Gと3Gはかなり違ってWiFiすら不要ともいえるくらい。 でも混んでたら同じ。

後数年先、5Gがもっと普及してWiFiを置き換えるくらいの速度が安定して出るまでは4Gで十分です。

カメラは10bit HDRまで対応になりました。 すごい進化!

しかも純正でRAWで撮れるとか。

11の時にワイドレンズが付いてすごく欲しかったのですがXsで十分なので諦めました。

そして今回は・・・やっぱりXsで十分だなぁと。

というよりα7SIII、DaVinci有償版、RS2と連発したので資金が足りないどころかヤバい状態です。

SDカードもV90を買ってイントラで試したいところですが256GBでも結構するので様子見です。

YoutubeのアプリだとiPhoneで4k再生ができるようになりました。

解像度が足りないし画面が小さいのであまり意味はないけど、ビットレートが高いのでよりきれいに見えます。

α7SIII、HLGで撮影してHDRとしてアップロードした動画をiPhoneで見てみたら・・・すごくきれいw

色がヤバい、トーンの表現もすごいです。

8bitだとプラスティックの色みたいで派手で深い色だけど長時間だと疲れる感じでした。

それがiPhone単体で表現できるなら動画用のカメラとしてもクソ重い機材なんかより有意義に使えそうです。

まぁそれはそれ、価格が高いので最低でももう1世代、できればあと2年はこのまま使いたいところです。

実際Xsで不満なところは何もありません。 唯一の不満はFace IDですが変更はなかったみたい。

それとLightningケーブルがタイプCにならないのが問題です。

appleからすれば専用端子がアドバンテージだそうですが・・・空気読んでよって感じです。

コロナの影響もあってFace IDの弱点が認識されているはず。

次世代でタイプCとTouch ID(併用とか)が採用されたら機種変更しようと思います。

それまで我慢!

DJI RS2 の仕様について

 重量だけ確認してポチったので詳細は見てません。

購入してから他の仕様などを確認するというのはRONIN-Sを使ってきたから、でしょう。

RONIN-Sは重量とバッテリーが長いことが不満です。

重量は言うまでもありませんが、重さに耐えるため木製グリップを付けて重心位置を下げています。

そのために保持する箇所が上がった形になるので意識的に腕を伸ばさないとバッテリーグリップの底が体に当たったりします。

一時期は本気で外部電源化を考えてましたが、コストに見合わず断念しました。

RS2の重量は500gくらいかるくなっており、カーボンアームであることを考えるとジンバル本体の重心位置はRONIN-Sより低いと思われます。

NATOレールを採用しているみたいなので、SmallRigなどの社外品オプションで自由にカスタマイズできそうです。

せっかく軽くなったのでグリップなしで運用するつもりです。 未定ですが。

他の仕様としてはフロントに横回転型のホイールがあります。

これでフォーカスやズームをコントロールできるみたい。

RONIN-Sもそうでしたがサイドにホイールを付けると必然的に片手で保持しないといけません。

総重量4kgくらいの機材を片手で、しかもフォーカスを確認しながらの操作はかなりの腕力が必要です。

持つだけならいいけどブレないように操作するのは至難の業です。

これがRS2だとグリップを握ったまま操作できるし、もう片方の手でサイドグリップなどを付けて握ればさらに安定&負担が軽減できます。

テザーでのコントロールはプレビューが出来なかったり、IBISがOFFになったりするので外部のフォローフォーカスでの運用がメインになりそう。

ですが今回は本体のみの方を選択しました。

ワイヤレス映像転送やフォローフォーカスはすごく興味あるのですが、α7SIIIのリニアトラッキングは結構優秀なのでタッチAFでカメラに任せた方がいいと判断しました。

EFレンズを使う場合はTILTAのNANOを使ってましたが、Eマウントのレンズが揃ってきたのでジンバルで使用することはないと思います。

この辺も結構問題で、ジンバルでしかフォローフォーカスが出来ないと三脚やスライダーでMFレンズは使用いにくいです。

ワイヤレスの映像転送はスマホがモニターに出来ます。

これはバッテリーや重量、モニターの照度などを考えると理想的です。

でも必要かどうかは別問題。

遅延も少なからずあるし、接続性など不安要素も多いです。

でもDJIならLightBridgeの実績があるので安心です。

いずれオプションで販売されたら購入するかもしれません。

このシステムはRONIN-Sだとスマホをカメラの上に搭載したトラッキングがスマホ不要で実現できるようです。

3DカメラでMFレンズもコントロールできるとか。

まだ詳しく調べてませんがスマホ不要でトラッキングができるなら自撮りとかワンオペでマルチカメラとか実現できそうです。

本体にはカラーのタッチパネル液晶が付きました。

RONIN-Sだとオプションだったものが内蔵になったわけですから大歓迎の仕様です。

回転軸の角度はRONIN-Sと同等みたい。 ヨー軸のみ360°のようです。

軸のロックが付いたのでバランス出しや運搬時に便利です。 これは流行りみたい。

それと一番よかったのがカメラプレートの前後調整がラック&ピニオン式で調整できることです。

調整幅にもよりますが一番調整しにくい所を微調整できるので便利だと思います。

次期モデルでは全ての軸でこの調整方法になれば革新的な進化になると思います。 たぶん他メーカーも真似して出してくると思います。

それとカメラプレートがマンフロットとアルカ互換両対応になってます。

これは以前SmallRigのオーダーで作って頂いたプレートそのもので、L型プレートなどでも直接固定できるようになります。

WEBILL-Sなども凝った作りになってましたがユーザーが求めるものはシンプルなものです。

やっと理想のプレートになったと思います。

本体サイズはかなり小さくなったみたいでバッテリーを外せることもあってコンパクトに収納できます。

あの発泡スチロールで実用性のなかったケースも変更になってます。

バッテリーは4S、これはモーターのトルクは電圧に比例するのでコントローラー次第ですが3Sより3Sの方が有利と言えます。

スラントタイプであることの問題や、スムーズモードの仕様がどの程度なのか到着してからテストしてみます。

気になったのは上下のバランス出しでプレートが動くタイプになっていることです。

軽量化するためだと思いますがWEBILL-Sがこの方法で酷い作りだったので少し心配です。

それとカーボンなのでクランプの強さも気になります。強すぎると割れる恐れもあります。

アルミなら凹んだりキズが付く程度でもカーボンは致命傷になることがあります。 これは三脚と同じです。

迷いましたが保険に入っておきました。 この辺はDJIなら大丈夫でしょう。

どんなに軽くなってもカメラとレンズは軽くなるわけじゃないのでそれなりの重量があります。

撮影中はよくても移動とか地面や床に置けない状況もあるのでストラップは付ける予定です。

この時のためにRRSの三脚用を購入しておきました。

取り付け方法はまだ未定ですがNATOレールもあるので簡単にできそうです。

10日くらいで発送とのことなので月末にはテストできそう。

α7SIIIと新型ジンバル、久しぶりにわくわくしてます。

2020年10月15日木曜日

S-logかHLGか

 α6300で撮っていた頃、S-log2を試したことがあります。

結果は惨敗。

ノイズが酷すぎ、ノイズを緩和させようと2段くらい露出オーバーで撮ると今度はハイライト側が破綻してました。

α7RIIIはHLGでの撮影が可能となりました。

8bitでHLG?という謎仕様でしたが結果から言えば8bitのS-logより使いやすかったです。

SONYのS-logというかボディの仕様でISOオートだと1〜2フレーム感度が追従しきれずに画面全体が赤いノイズが現れる現象がありました。

これはSONYに確認済みで仕様とのこと。 結果ISOオートは最低ISOが100から始まるプロファイルのみ使えることになります。

普段はISOオートなんて使用しませんが、暗がりから明るいところへ移動した場合などオートにしたいときもあります。

絞りオートという手もありましたが、満足できる結果にはなりませんでした。

HLGはそのまま撮って出しで十分なほど扱いやすいですが、本来の10bitで撮影できるとなるとS-logとどちらが使いやすいのか? 悩みの種です。

後処理必須ですがむしろ後処理が一番の楽しみでもあります。

露出も完璧なら問題ありませんが救済する必要が出てくることもあります。

α7SIIIでS-log3を試してみるとα7RIIIのS-log2(S-log3は諦めた)とは全く違う結果になりました。

通常の感度であればノイズは全く気にならないし、シャドーやハイライトの階調や色調も別次元。

SONYのLUTを当てただけの動画は、ほとんどの人はS-log3で撮ったと気づかないレベルだと思います。

α7RIIIだと階調だけが眠くてシャドーは浮き気味、シャドー部にはノイズも乗って色調が犠牲になってます。

ハイライトは修正するとすぐにバンディングが出てくるし、擬色のような何ともいえない色調になりやすいです。

それがほとんど影響せずグレーディングもやりやすい。

私のように下手な人ほど10bitはメリットが大きいです。

S-logだとLUTを活用するもよし、見たまま感じたままグレーディングするもよし、自由度は極めて高いです。

HLGだと彩度を少し落として撮影しておけばかなり使いやすい素材になりますが、露出オーバーは厳禁なのは変わりません。

月末までさまざまな条件で撮り比べて、より扱いやすい方を選びたいと思います。

DJI RS2

 やっと発表されました。 そして販売開始。

リークされていた情報そのままで同時にRSC2も出てきました。

カーボン採用でバッテリー込みだと1.3kgちょっと。 RONIN-Sに比べて500gくらい軽くなります。

バッテリーは4S、これはもう間違いありません。 しかも短くなってます。

重心位置からすると500gの違いはかなり大きく、体感でWEEBILL-Sと同等ならもうこれ以外にジンバルは不要と思います。

フロントにホイールがあったりしますが、それより何と言ってもタッチ液晶の操作パネルが付いてることです。

スマホとの接続性は極めてよかったので苦になりませんでしたが、simpleBCGのようにモード切替で設定を変更することができません。

レンズ交換でオートチューン・・・そんな面倒なのはやってられません。

私の場合は一番重いレンズが135GMなので、135GMで弱めに設定して他のレンズと兼用しています。

この辺はFirmwareでかなり違ったので苦労しましたが、RS2なら数値を覚えておけばすぐ変更できます。

RONIN-Sでもオプションでありましたが本体内蔵ならベストです。

RSC2はSCのバージョンアップみたいですが、中身はかなり違うようです。

ロール軸のバランス出しがRONIN-Sのように余裕があるタイプになっているので、実質RONIN-SとSCをまとめたような感じ。

折りたたみ構造で収納時はかなり?コンパクトになります。

しかし重量はRS2と大差なくバッテリーは外せません。

価格差が3万くらい、もうこれは一択でしょう。

というわけでRS2を注文しました。

映像転送とかもできるオプションがあるみたいなので、今後はまた目が離せない存在になりそうです。

手ブレ補正が進化して手持ちでかなり撮れる機種が増えてきました。

それでもまだしばらくはジンバルなしでは無理があります。

RONIN-Sからどの程度進化したのか、また重量の負担が減ることによって撮影が楽になるのか、すごく楽しみです。

2週間くらいで届くようなので月末にはテストできそうです。

そしてRONIN-Sはどうしようか・・・予備に残しますがRS2を1回使ったらもう使わないだろうなぁ。

H2はゴミ箱にw

ちょうどなばなの里のイルミネーションが始まるので、α7SIIIとセットで試写しようと思います。

SEL16F18GMの噂

 なんと16mmF1.8のGMが出てくるという噂がありました。

焦点距離と明るさはドンピシャ! 可能ならF1.4がよかったけど買えそうな価格にはならないでしょう。

GMってことは最低でも20万台は間違いないと思ってます。

フロントフィルターが使えるかどうか、重さと価格次第では買えないかもしれませんが・・・

シグマ14mmも楽しみですがやや広すぎる感じ。

広さならSEL1224Gを使えばいいし。

16mmなら中途半端とも言えるけどつけっぱなしになりそうな予感。

あとは35mmくらいの単焦点があればもう完璧です・・・が、レンズが増えすぎるのは困りもの。

SEL20F18Gという選択もあるけど少し狭い、18mmだったら購入してたのに。

他にも近いレンズの噂があるので楽しみにしています。

しかしこのままでは破産しそうw

DaVinciResolve 有償版をポチる

α7SIIIを入手して、これで完璧!とは言えないのが悲しいところです。

4k60pはGoproやIphoneでも編集したことがあるので問題ありません。

10bit 4:2:2、これが問題です。

古いiMacなので重いのは仕方ありません。 プロキシで何とかします。

それよりFCPXです。

かなり前ですがFCPXはグレーディングのために外部プラグインがないと話にならないくらいやりにくかったです。

操作性は悪くないのですが細かな調整には向いてませんでした。

最近はもっといいプラグインもあるし、FCPXのままでもかなり良くなってます。

でもやりにくいのでDaVinciResolveです。

1回これを使うとその自由度の高さ、グレーディングのやりやすさなどすごくよかったです。

しかしカット編集などはFCPXの方がやりやすかったのでDaVinciで大まかなカットとグレーディングをして、ファイル毎に書き出し→FCPXで編集という方法でずっと使っていました。

2つのソフトで途中に書き出しがあるので時間がかかりそうですが、どちらかのソフトで最終出力までするより速かったです。

しかし無償版では4k 10bit 4:2:2の編集はできません。

8bitで撮るくらいならそもそもα7SIIIなんて不要。

仕方なくFCPXでグレーディングをしている、という現状です。

ですが10bitのポテンシャルはFCPXでは扱いにくいです。

トーンカーブなどでも微調整がやりにくい。

それとFCPXでアジャストメントレイヤーを使えばいいのですが、ノードの便利さを知るとやってられません。

というわけで有償版のDaVinciResolveを購入しました。 明日には届くかな?

ダウンロード販売はやってないみたい。 

DaVinciResolveの有償版(ライセンスキー版)ですごくいいのがライセンスは3台までで上書き式なところです。

これだとPCが壊れたりしても安心です。

USBトングル版はUSBの端子が壊れたりすると面倒。 USBって単純だけどカチッとロックできないので外部ドライブとかでは使いたくない端子です。

有償版になっても操作性は同じ。

iMacがついていけるかわかりませんが、これでグレーディングの問題は解決です。

次はiMacを更新したいところですが、もう少し我慢してレンズを狙います。

早く発表されないかな・・・シグマのワイド単焦点。

2020年10月14日水曜日

Final Cut Proの噂

 どうやら不評だったFCPXを更新するのではなく、Final Cut Proを復活させるというか別バージョンでリリースするかもしれないという噂を聞きました。

PremiereやDaVinciに対抗するにはFCPXでは・・・iMovieの高機能版では無理があります。

出てくるとしてDaVinciの価格を考えると、どの程度の価格帯なのかが気になります。

DaVinciはすごく使いやすく動作も軽いです。

でもFCPXから書き出した4k 60p 10bitの動画だとコマ落ちしてたので、プロキシ必須なのは変わらないかも。

でも不思議なのがα7SIIIのファイルだと読み込めず、FCPXから書き出したファイルは読めているということ。

10bitの編集は有償版だけだったと思いますが何か勘違いしてるのだろうか。

DaVinciを買うかこの新しいソフトを待つか、そもそも買える価格なのか不明です。

Mac Proクラスに最適化されているのは間違いないのでDaVinci買っておきますか・・・


今後の機材について考える

 α7SIIIで必須だと思っていたメディアはクソ高くてとてもβの匂いがします。

今後αのボディに採用されていけば他メーカーから出てくるはずですが、α7cでは採用されていません。

次に出そうなα7IVは採用してくると思いますが、たぶんスペック的に不要な気がしています。

V90のSDカードでも大丈夫らしいのでSDだけで運用すれば十分だと考えています。

XAVC S-Iは600Mbpsなので256GBでも1時間撮れません。

編集には向いてるらしいですが試さないとわからないのが現状です。

とりあえず後回し・・・

FCPXで編集していると10bitではプロキシ必須になります。

手間と時間はかかるけどその点については不満はありません。

ですが10bit S-log3のポテンシャルを最大限に発揮するにはやはりダビンチリゾルブが必須だと思います。

有償版だと3万台後半、まずこれから購入しようと思います。

そしてレンズ。

高感度耐性がすごい、これを活かすにはやはり明るいレンズが必要です。

明るいレンズなら他のカメラでは撮ることができない・・・事はありませんが、より有利に撮影できます。

フリッカーの問題が出てきますが夜間でスローモーション、夢があります。

SEL1224GがF4なのでワイドレンズで明るいのが欲しいです。

できれば16mm〜18mmでF1.4! フルフレーム用では存在しないので、シグマの14mm(ちょっと広すぎるけど)のミラーレス専用版を待つことにします。

それからジンバル。

RONIN-Sは重いので軽くて同等なのを待ち望んでいます。

CRANE 2Sが理想に近いのですが重さはRONIN-Sと大差なし。 これなら買い替えるまでもない。

DJIの新型が9月から10月発表へ変更になりましたがその後音沙汰なし。

カーボン採用でコストに見合わなかったのか、それとも不具合が出て延期になったのか不明ですが出てくるのは間違いないと思ってます。

重量とスペック優先ですが、ジンバルの機能については特に必要なものはありません。

電動ジンバルが普及してから設定がオートになったりしてますが、基本的には何も変わってません。 無駄な機能を付けずにシンプルなものが欲しいところです。

あと最大の問題点がPCです。

今は初代iMac5kで4k60p 10bit 4:2:2 H265だと解析にかなり時間がかかります。

放置しておけばそのうち終わる程度ですが、ダビンチリゾルブを購入してどの程度になるかわかりません。

iMacの新型でもこのiMacと同額か少し値上げだったのでα7SIIIと同じくらいの金額になります。

さすがにそんな予算はないので何とか延命させて使おうと思います。

壊れたら修理金額によっては買い替えもあるかもしれませんが・・・

ダビンチリゾルブを購入し、このiMacで粘りつつワイドの明るいレンズを狙ってPCを買い換えるのが現実コース。

理想は真っ先にPCですが予算がないw

基本的には趣味で使うだけで仕事では4kなんて使わないし。

それよりコロナが収束することをが一番重要です。 

2020年10月13日火曜日

α7SIII テスト撮影

 土曜の夜から晴れてきたので日曜日は撮影! といきたいところですがまだ十分にテストできていません。

いきなり本番は失敗した時に困るのでしばらくテスト撮影を繰り返すことなりそうです。

α6300→α7RIIIの時はほとんど差がなくてテストなんて不要、ジンバル調整の方が大変でした。

α7SIIIでV60のカードしか持ってない状態だとH264かH265、600Mbpsのモードは使用できません。

でもカード容量を考えると試してからの判断になりますが、扱いにくいかもしれない。

128GBで30分くらいしか撮れないはず。

フレームレートは基本60pで4:2:2を使用します。

V60のカードしかないのでH264かH265か迷うところです。

シャッター速度も60pなら1/125か1/100げベストだと思いますが、120pで撮ることも考えておかないといけません。

そんな事も含めて日曜日はまたねじり橋へ。

ここは去年同じ時期にα7RIIIでも撮っているので比較になります。

手ブレ補正やビットレートなどを確認して撮影開始。

撮影そのものは今までと何も変わりません。

できるだけコントラストが高い被写体を選びつつ、S-log3でダイナミックレンジというかグレーディングの耐性を確認できるような被写体を。

ほぼ快晴でたまに雲がかかるという絶好のコンディションです。

ねじり橋は暗めですが近辺は視界が開けており影は少ないです。

帰ってからデータを確認。

iMacだとQuickTimeで再生できない? って購入した当日に確認しましたがH265だと再生できるようです。?

とりあえず気にせずFCPXで編集します。

編集と言ってもSONYの純正LUTを当ててコントラストをガンマカーブで調整しただけです。

色味やシャープネスなどは未調整です。

NDの影響か少し青っぽい。

60pは滑らかでまるでGoproのよう。

初代iMac5kだと60pでもカクカクなのでプロキシでやってみました。

少し時間はかかるけど非常に快適です。

色味がそのままなのでアレですがグレーディングの耐性はすごいです。

S-log3の8bitだとシャドーはザラザラ、色調もなくなって露出オーバーにしてシャドー部を重視するとハイライトがメタメタになるので正直使えないレベルでした。

それが純正LUTを当てただけで色が戻りハイライトの階調もあります。

無茶をするとYotubeで見る除隊だとバンディングは出ますが、8bitとは比較になりません。

グレーディングが下手な私にとってはそれを補うだけの元素材が得られる、40万の価値はあります。

ついでに無料版のダビンチリゾルブで試そうとしたら全く読み込めなかったです。

有償版ならいけるのか、それともOSバージョンの違いがあるのかも?

グレーディングはFCPXではやりにくいので最終的にはダビンチになりそう。





2020年10月11日日曜日

α7SIII テスト撮影とSTCクリップセンサーの違い

 やっと台風の影響が去って土曜の夜から晴れてきました。

どこかへ出掛けて実践でテストと思ったけど慣れないボディだし、まだどの設定がベストなのか把握できていません。

土曜の夜はベランダに出てオリオン座を動画で撮ったりしてました。

50mmF1.4、SS1/25、24fpsでISOは6400〜上限まで。

都市部ではないものの空は明るいです。

ISO12800でも足りてないようで、ISO32000ぐらいで本領発揮といったところでした。

しかしノイズを考えると星景を動画で、というのはまだまだ厳しいようです。

ピントがズレていたのでサンプルはなし。

もう少し暗い空で24mmとかの明るいレンズならそこそこ見られるような気もします。

やっぱりワイドで明るいレンズがほしいです。

日曜日はいつもの公園へ。

α7RIIIと比較するために三脚を持っていきました。

2、3日前からすると夏戻ったような暑さです。 車の外気温計が31℃になってる・・・暑いわけです。

汗だくになりながら50mmとA036の50mmで撮ってみたら・・・

今回はSTCのNDを使っていたので試しにWBはオートにしましたが、ちょっと微妙な結果でした。

それより画角がかなり違います。 α7SIIIの方が10%くらい狭いです。

動画の場合はセンサーの有効範囲がカメラ毎に違うので、こんなにも違うのかと正直残念な気持ちになりましたが、家に戻って確認したら手ブレ補正がアクティブになってました。 変更した記憶はないんだけど、モードダイヤルを触って戻ったのかもしれない。

日中でコントラストがはっきりしているのでISO2000くらいまでは両機ともノイズの差はほとんどありませんでした。

さらに少し上げても大差なし。

α7SIIIはちょっと眠いというかソフトな感じで、α7RIIIはシャープだけど解像してないように見えます。

α7RIIIはフルフレームモードなので当たり前ですが。

しかし全体をパッと見たときの違いはかなり大きいです。

α7SIIIは4:2:2の10bit、α7RIIIは4:2:0の8bit、ここまで違うのかというくらいシャドー&ハイライトの階調に差があります。

特に差を感じるのは草木の葉の色調です。

α6300やα7RIIIは色が抜けた葉っぱに無理やり色を乗せている感じでどの葉っぱも同じ色に見えてドライフラワーのようです。

α7SIIIだと葉っぱ毎に色が微妙に違うのが見えてとても自然な感じです。

でもノイズに関しては低感度域で差が出るほどのものではなかったです。

そして猫がいたので手持ちでテスト。

動画だと動物の瞳は認識しないのか・・・まぁいいかw

S-log3からグレーディングというかそのままLUTを当ててみたら、まるで写真のようです。

一時停止させてみると動画の1コマには見えないくらいと言うと大げさですが、α7RIIIとはまるで違います。

シャドー部を持ち上げても階調や色調が残ってます。

もちろんモアレによる擬色やジャギーもありません。

それと4k 60fpsの滑らかで高詳細の動画が素晴らしいこと。

シネマ調なら24fpsだけど60fpsでTVっぽい映像もアリだと思います。

それからSTCのクリップセンサーですが、α7RIII用とは違ってかなり大きくなってます。


α7RIII用は枠の爪があるので、一眼レフ用のバックフォーカスが長いレンズだと50mmでもケラレがでます。

EFレンズが使えるかと考えてましたが、使えたのは17-40mmF4Lと50mmコンパクトマクロだけでした。

EF50mmF1.4はギリギリダメ。

400mmF5.6Lだと枠がはっきり映り込みます。

ところがα7SIII用だと400mmF5.6Lでもケラレなく使えました。

これなら動画でも全てのレンズが使えるのでいよいとα7RIIIで動画を撮ることはなくなりそうです。

でもMC-11経由のEFレンズは動画の場合だとAFに設定できなくなりました。

AF-Cは元々動きませんが、AF-Sは動いていました。 α7SIIIだとMFしか選択できなくなったようです。

ファイルが動画でも連番になったし(設定があるのかな?)すごく便利になりました。

でもバッテリーの消費はα7RIIIよりかなり大きいみたい。

本体の熱も同じ時間だけ起動して撮影した状態でα7SIIIの方に熱を持っているのがはっきりとわかりました。

オートWBが思ったより悪かったのと記録方式を変更すると4:2:2が4:2:0へ戻ったりします。

ここも別の階層にしてくれたらよかったのに。

今後のFirmwareで追加機能とか変更があるかもしれません。 ちょっと期待してます。

これでスチルと動画のボディを分けることができます。

2台同時に使うことは少ないですが、それぞれ特化した使い方ができるのでよかったです。

もう少しテストしたら本格的に撮影しようと思います。

2020年10月10日土曜日

α7SIII ファーストインプレッション

 到着しました。 全て動画での感想です。

第一印象は『デカい』

グリップが細めで深いので持ちにくいです。 でもそのせいで小指あまりは改善されてます。

バリアングルは180度まで完全に開きません。 これはヒンジを改善してほしいところです。

EVFはすごいです。 やっとここまで来たかというくらい見やすい。でもEVFはほとんど使わないのでもったいない感じです。

RECボタンの位置以外はα7RIVとほぼ同じで、α7RIIIとの差も少ないです。

開封してすぐにカスタムボタンの割当てを自分仕様にしました。 この辺は慣れもあって扱いやすいです。

メニューはやっとタッチで操作できるようになり、レスポンスもかなり速いです。

最初からこのメニューだったら酷評されなかったと思います。次世代機はこのメニューになるはずですがなぜかα7cは旧モデルのまま・・・ここはコストを掛けるべきでしょう。

AFもα7RIIIから進化していて、動画でも瞳に追従します。

α7RIIIより明らかに捉える速度が速くて確実です。

もちろん意図した被写体に合うかは別ですが、リニアトラッキングもあるのでMF不要かもしれません。 

肝心の試写をしてみました。 サンプルは無しです。

低照度ではα7RIIIとは比べ物になりません。 圧倒的です。

しかしデュアルゲインISOはかなりはっきりしていて、ISO3200〜10000まではかなりノイズが多いです。

ISO12800になると一気にノイズが減って、比較はしてませんがα7RIIIのISO1600くらいに感じます。

ISO12800以上はISO32000くらいまでは何とか使えそう。 これでもα7RIIIのISO6400より優秀だと思います。ISO80000までは階調も残ってるけどそれ以上は緊急でも使えないかも。

このISO12800で切り替わるのはちょっと問題で、夕暮れとかだとISO3200以上ならISO12800にしないと不利です。

感覚的には使えないISOの範囲があるという感じです。これもいろいろ試さないといけません。

記録は今までのH264、H265、それとハイビットレートが選べます。 SDではH264とH265だけになると思いますがV90なら使えるみたいです。

初代iMac5kだとH265はレンダリングが倍ほどかかるようですが、比べても試写程度ではその差は感じませんでした。

それよりα7RIIIとの差が大きいです。

S-log3で全て10bitでの試写でしたが、シャドー部が違いすぎて思わず笑ってしまうほどです。

それとピクセルピニングのα7RIIIと違ってローパスフィルターがあるようでモアレはほとんど出ません。

しかも解像感というか立体感も全然違います。

α7RIIIだと薄っぺらい感じでしたが、リッチで濃厚、解像感も悪くなかったです。

その代わりというか塗り絵っぽい感じもしました。

ノイズの違いが出てるのかもしれません。

それと電源OFFだとセンサーが盛大に動きます。 α7RIIIも動くのですがグラグラで固定されてないと思うほど揺れます。 効き自体は大差ないような。

関係ないけどRRSのL型プレート、α9II用は使えませんでした。

純正グリップが共通なので大丈夫と思って購入しましたが、底面の厚みが違うので干渉してしまいます。

汎用の正方形タイプでの運用になりそう。 でもα9II用のL型プレートはさらに持ちにくい気がしたので、使えたとしても結局使わなくなりそう。

それとSTCクリップセンサーはα7RIII用と違って装着がやりにくいです。

屋外で脱着することもあるので慣れておかないと。

台風で室内か窓から外を撮ることしかできませんが、さすがに待っただけのことはありそうです。

S-log3もα7RIIIと違うみたいで、ノイスだらけで使いにくかったのが嘘のようです。

決して安くなくかなり高額だと思いますが買ってよかったと思います。

次はジンバルです。 早く発表されないかな・・・




2020年10月7日水曜日

あと2日!

 α7SIII到着予想日まであと2日となりました。

L型プレート(下側のみ)、保護フィルム、STCクリップセンサー、は準備完了です。

L型プレートはたぶん大丈夫だと思いますが、もしかしたら汎用の角型プレートに変更するかもしれません。 どちらもRRSです。

保護フィルムはバリアングルなのでガラスじゃなくフィルムで。

STCのクリップセンサーNDはα7RIII用とかなり違っていて、クリップではなくゴム?のテンションを利用して固定するみたいです。

マグネットの治具が付属していましたが、ケースが一般的なフィルターのような大きなタイプでした。

ケースへフィルターを入れた時の固定というか保持が型抜きしてあるスポンジでちょっと扱いにくいです。

α7RIII用と違ってフィルター枠の爪がないので望遠でのケラレ方が違うかも? これはテストしないと判りません。

週末は台風の影響で雨の予想です。

設定やテスト撮影、iMacでの編集とかα6300→α7RIIIより大きな変更になるので時間がかかりそうです。

フラッシュメモリはとりあえず買わずに保留してます。

4k120pはAllなんとかのハイビットレートのみで必要で、SDでもV90であれば撮影はできるみたい。 ただH265だけになるのかな? H265だとiMacが耐えられないかも・・・

4k120pはスローモーションでしか使わないので、SONYとしてはオンリーワンではあるけど私個人からすると必須ではありません。

4k60pは常用すると思います。

感度も7S系は初めてなのでかなり期待してます。 α7RIIIと比べてみようと思います。

どのくらいのISOで同等になるのか、夜間でF4のレンズが実用できるのか、40万のカチがるのか、すごく楽しみです。

2020年10月2日金曜日

再びSTCクリップセンサー

 STCのクリップセンサーはSEL1224Gで使えるかどうかストアで試し、それ以来ほとんど常用している状態です。

ND16なので4段分、SEL1224Gなら開放ではあまり使わないので日中や日陰くらいなら対応できます。

50mmや135mmなどは開放付近で使うので、STCのND16を付けたままフロントNDで調整しています。

α7RIIIのNDは本家サイトから海外通販で購入しました。 送料込みで国内より少し安い程度でした。

α7RIV系のボディで使えるかわからなかったのでα7SIIIで使えないと非常に困ります。

するとやっぱり使えないと言うか、α7RIV系ボディ用に販売されていました。

形状が違うし新型はマグネットの治具を使うみたいです。

必須なNDなので即注文、今回は国内代理店のよしみカメラで発注しました。

logの感度がα7RIIIより少し下がりましたが、結局必要なことに変わりはありません。

フロントNDだとマグネット式とかワンタッチのもありますが、フードが使えなかったりかなり大きく重くなるので扱いにくいです。 角型なんてジンバルでは使いたくありません。

スチルで比べると僅かですが劣化するので重ねるのはお勧めできませんが、中華可変NDと比べたら雲泥の差なのでこの方法で減光しています。

来週末には届くはず。

テスト撮影とiMacの動作も確認しないといけないので忙しくなりそうです。