2022年9月29日木曜日

FX30 発表

 シネマシリーズのAPS-C機 FX30が発表されました。

FX3をそのままAPS-Cに落とし込んだような内容ですが当然センサーが異なります。

6kオーバーサンプリングの4k60pでの記録が可能で、4k120pはドットバイドット?で1.6倍ほどクロップになるようです。

オーバーサンプリングなら解像感は申し分ないと思います。ぶっちゃけα7SIIIよりα6300の方が断然解像感は高いです。

しかしここで気になるのが読み出し速度です。

SONYのAPS-Cは長い間α6300のを使いまわしていたのでローリング歪が酷いです。

自撮りで動きながらだと酔うくらい酷いです。

でもα7IVよりローリング歪は抑えられているようです。 ただしα7SIIIやFX3ほどではありません。

10bit 4:2:2も可能なので既存のAPS-C機とは次元が異なるレベルでリッチな映像が撮れます。

しかも価格は実売25万ほどらしいです。

APS-Cとしては高価ですが4kでも800万画素でしかない動画用途ならとても実用性が高いと思います。

レンズを小型にできるところやアダプター経由であらゆるレンズが使えるところなどAPS-Cであるメリットは大きいです。

低照度での感度はさすがにフルフレームであるFX3ほどではありませんが、デュアルISOと比較的明るいレンズを使いやすいAPS-Cであれば欠点にはならないと思います。

少し気になったのはFX30でもHDMIの情報表示はα系と同じみたいです。

Xperiaもあるのにこの仕様にしている理由がわかりません。

外部モニターを使う人などからすれば最悪の仕様でよくわかってるPanasonicなど他社に比べると大きく劣っています。

メカシャッターがなくて連射ができないようなので完全に動画に特化しているのにここだけは残念なところです。

そしてよく外国のレビューで見かけるバリアングル押しがすごく不快に感じます。

このクラスのカメラで自撮りする人も居るけど外部モニターの方が断然使いやすいです。

縦動画もあるけど3軸チルトなどを採用してくれたほうがいいです。 バリアングルは使ってみて最悪だと思ってます。

サイズ的にも価格的にも、そしてレンズを考えても動画を撮るために最適に近いしα7SIIIやFX3と兼用するなら最高のセカンド機になると思います。

ブリージング補正なども使えるしFX3の半額に近い価格なのでZV-E10からのステップアップにも最適だと思います。

長期計画で購入したいと考えてますが先立つ物がない!

でも購入するとなるとAPS-C用の中華レンズとかMFレンズでの利用になりそう。

それにしてもブリージング補正や動画での動物瞳AFはα7SIIIには実装されないんだろうか?

待ち望んでいるけどどうなんだろ?

2022年9月15日木曜日

SLYPOD Pro いろいろ使ってみて

 ちょっとした不具合とか気に入らないところとかありますが、スライダーとしては優秀な方だと思います。

試しに三脚の雲台をレベリングベースに変更してSLYPODを載せて、その上にRS2を搭載してみました。

三脚は伸ばしてませんがカメラの位置は目線の高さになります。

上下最高速でRavenEyeでトラッキングさせてみた感じではかなり揺れるのですが一切のブレがなく、とても滑らかでした。

でも水平は試してませんが耐荷重はクリアできても相当な負荷になるので試したくないような・・・

三脚を伸ばせば3mくらいの高さから撮ることができます。

この時もモニターできないのでRavenEyeは便利です。

ただセッティングは目線の高さより高い位置で三脚にRS2付きのSLYPODを載せいないといけません。

揺れはジンバルが吸収するので問題はありませんが1発ネタで終わりそう。

このSLYPODは直線的な動きしかできないので、最近流行りのトラッキングさせるようなことは単体ではできません。

そのためにMOZAのジンバルを使う方法もあるのですが・・・中古で安く買う方法もあります。

でもバランス出しとか屋外での運用はかなりめんどうになるのでできれば単体の1軸パン電動雲台が欲しいです。

自由に向きを変更して取り付けることができれば左右でパン、上下でティルトの動きをスライダーに組み込めます。

まぁ出ないだろうな・・・

前後の動きでTILTAのnanoと組み合わせればフォーカス問題もクリアできます。

購入価格\56,000ほどだったのでかなり高価ですが2~3万程度の電動スライダーより利点は多いと思います。

2022年9月14日水曜日

SLYPOD Pro の不具合

 先日購入したSLYPODですが早くも気になる不具合が出てきました。

本体に装着されているグリップが剥がれました。

これは本体のスイッチ側の1/4ネジにメスネジアダプターをねじ込んで外そうとした時にゴムグリップを握ったからです。

ほとんど抵抗なくスポッと抜けたので接着剤がダメなんでしょう。

ところがそこに大きな問題がありました。

画像は撮らなかったのですがカーボンパイプとスイッチ側の本体は4本のネジで固定されています。

でもよく見るとカーボンパイプと本体にほんの僅かですが回転方向にガタつきがあります。

そして4本のネジを締め込んでも改善しないのです。 というか緩んでいませんでした。

どうやらゴムグリップと一緒に接着剤でガタつきが出ないようにしているっぽいです。

ネジを4本外しても抜けるわけでもガタつき以上に動くことはなくて、構造が不明なので回転させたり引っ張ったりできません。

返品交換も考えたのですがこの構造ではゴムグリップが外せないとガタつきを直すことはできません。

最悪の場合、交換した商品にガタつきがあると再交換となるし今後の事を考えて自分で直すことにしました。

4本のネジ穴以外にカーボンパイプが見えている長穴状の切欠けが2箇所あるので、この長穴とカーボンパイプに強力タイプの瞬間接着剤を流し込んでからエポキシボンドを盛りました。

その後にガタつきが直っていることを確認し、ゴムグリップをエポキシで接着しました。

スイッチ側の本体を三脚に固定することはほとんどないし、ガタつきが問題になるような回転方向への荷重はほとんどないので問題ないと思いますが元の接着剤がかなりいい加減に塗布されていたところを見ると他の個体でもガタが出ている可能性が高いです。

耐久性は微妙な感じw

それとついでにスイッチ側の1/4オスネジのところにゴムが貼ってあるのですが、これが厚すぎてグニャグニャです。

三脚にエレベーターの用に固定するとゴムのせいで思いっきり揺れます。

それ以前にこの重量で1/4ネジは大丈夫なんだろうかと不安になります。

ゴムを剥がして見るとゴムが回ってしまわないように整形されていました。

ゴムは剥がしてエツミの3/8→1/4をねじ込んでガッチリ固定できるようにしました。

このネジにはバランスウエイトを載せることがあるかもしれませんが、基本的に垂直方向にしか荷重がかからないような使い方になると思います。

さすがに1/4ネジで伸びた本体約1mと雲台とカメラを端に付けた状態で水平だと怖すぎます。

でもエツミのアダプターは他のモノに変更するか作るかしようと思います。

できればアルカプレートかせめて3/8メスネジにしたいです。 使い勝手が悪すぎる。

取付部のゴムも諸悪の根源でキズ防止や緩みにくいように一般的にはほとんどの三脚関係のパーツに貼られています。

しかしこの手の長モノだと弾性がある素材だとそこで揺れとなりネジが破損する危険が高くなります。

SLYPODは両端にゴムが貼られているので緩まないような加工をするかアルカ互換化するか改造しようと思います。

2022年9月13日火曜日

そうえいばiPhoneの新型が出てました

 iPhoneは現在Xsを使い続けてます。

写真も動画もよく撮りますが全く不満はありません。

願わくば超広角があれば、と思いますが・・・

そういえばiPhone14が出てました。

13からの変更点はカメラのセンサーでクワッドピクセルによる4800万画素とクロップを利用して2倍ズームが可能になるところでしょうか。

感度に関しては原理的には倍になるけどノイズも倍になるので効果はあるという程度だと思います。

でも実際は夜間でかなり暗いところでも撮れるようになるし、標準の広角が24mm相当に広くなってクロップで48mm相当、望遠側は77mm相当、13mm相当の超広角と隙きがありません。

しかし買い替えるほど魅力があるかと言われると微妙です。

動作が重くなるような事もないしサイズ感も気に入ってるので、ここまできたらできればtype-C実装まで待ちたいところです。

それに円安の影響でかなり高額です。

円安が解消されても一気に安くなることはないと思うので今後も超高額スマホという立ち位置になりそうです。

それでも常時持ち歩けるカメラとして考えると決して高くはないかもしれません。

type-Cになればモニターへの外部出力とかiPadと同等になる可能性があります。

理想はtype-Cでの映像入力ですがこれは実現されないでしょう。

でもLightningでもDJIのように映像入力として機能しているのがあるので不可能ではないかもしれません。(lightBridgeの話で今は知りません)

近い将来というか今でもカメラとしてのiPhoneはコンデジを駆逐してきた張本人なのでフルサイズが食われる可能性がないわけではありません。

CPUは一般的なカメラとは別次元で高性能なのでAIによる演算とか通信機能を利用してサーバーでの演算も余裕です。

でも新型になればなるほどワクワクしなくなったのも事実です。

実際にベンチマークでは13と14の差は僅差のようでやっぱり狙いは15になると思います。

それまで壊れないことを祈るばかりです。

2022年9月11日日曜日

SLYPOD 試写

 全体的に見れば完成度は高いと思います。

気に入らないのは操作性で慣れれば解決するかも・・・しれない。

他にも雲台の固定がネジ1本なので一脚型で横方向だと緩みやいです。

そのせいでカメラを上側に固定すると見た目からして危ないです。

それと雲台は粘度の高いグリスでジワーッと動くのですが多少なりともグリスが滲んでくるので手がベタつきやすいです。

光学機器でグリスの取り扱いは慎重にするべきです。 中華あるあるで結構酷いです。

さらにインナーパイプから少しオイルが漏れてます。 不良品ではないと思いますが触るとかなり汚れるので注意です。

この辺を見ても耐久性はそれほど期待できない感じ。

以前購入した40mmパイプのカーボン三脚+LEOFOTOLH-55であればα7SIII+ハーフケージ+35GM程度なら水平最先端でもコケるようなことはなかったです。

ただしカメラ側に三脚の1本が向いてないと風でもコケそうです。

三脚を1段開いて設置すればウエイトなど不要で安定してます。

本体での操作は使いにくいのでアプリを使用します。

長さを指定というかタップで一気にそこまで繰り出せるのはいいのですが、長さの感覚が無いので使いにくいです。

特に接写だと伸びすぎることもw

位置を設定して往復運動にすれば三脚にぶつかることもないし伸びすぎることもありませんが結構めんどくさいです。

この辺のインターフェースは開発者のセンスですがもっと他のアプリを参考にして”使える”アプリにしてほしいです。

105mmマクロでも両端での動き始めでなければ安定して特に振動とか揺れなどは感じませんでした。

超微速でも安定しているしトルクはあるので慣れれば扱いやすいのかもしれません。

前後や真下を向けてのスライドなどは他のスライダーでは撮りにくいし、上下も意外と撮りにくいです。

三脚への干渉とかはアダプターを使うなり作るなりして改善できます。

雲台はロックノブが円筒形で締めにくいのもあって吊り下げでないとちょっと怖いです。

そしてやりたかったカメラを固定してライトの方をスライドさせるというのもすごく簡単にできました。

どのスライダーが使いやすいのかは試さないと判りません。

レンタルという方法もあるけど本体価格からすると耐久性も含めて何日も使わないと評価はできません。

最終的に有名所の製品を選ぶことになるかもしれませんが、とりあえずおもしろいSLYPODはスライダーだと思います。 価値は人それぞれなのでw

大型三脚と雲台を持っている、または屋外で付属の三脚以外で運用できる人にはオススメです。

ちなみに付属の三脚は雲台よりゴミです。

それと耐荷重的にはジンバルを載せて連動させることもできるようですが、ジンバルの固定が1/4ネジ一本だけになるので緩みやすいです。

それにジンバル付きのカメラの重量に耐えられる雲台はそれほど多くないと思います。

iPhoneとかGoproならジンバルと組み合わせてジブアームのように使えそうです。

今度は三脚を全部伸ばして上下で撮影してみたいです。

広角レンズなら普段見られない高さからの映像になると思います。

SLYPOD Proの良いところと悪いところ

 スライダーを過去3種使ってみて思ったのは使うとすぐに判るのですが、取り回しが悪いことです。

これは持ち出して屋外で撮ればすぐにわかります。

でも小型タイプだとしても三脚は必要になるしある程度は仕方がありません。

SLYPOD Proは一脚形状でバッテリーも内蔵なので運搬に関しては有利です。

小型のミニ三脚と手動でのサポートがあれば自立できるので運用範囲は狭くなるけど使えなくはありません。

一番のメリットは超広角レンズで前後の動きをさせたい時です。

edelkroneのスイングタイプならそれが可能ですが手動なのとかなり大型の三脚が必要になります。

私が手動を嫌う理由は動きにムラが出ることもあるけど撮り直したい時に繰り返し精度が悪いことです。

慣れかもしれませんが超微速を手動で行うのはかなり難易度が高いです。

前後もそうですが真下を向けてのスライドも他のスライダーよりやりやすいです。

上下は当然、でも水平は他よりやりにくいです。

欠点はその形状所以のバランスが悪いことです。

意外なほど重くてまるでバールかと思ったくらいです。

アルカ互換のプレートは2箇所あるので駆動部に近いところを三脚に固定すればカメラを付けた時は安定します。

しかし伸びるのでそのバランスは崩れやすく、いわゆる中型の雲台では耐えられないと思います。

大型のギア雲台とかビデオ雲台じゃないと無理な角度では危ないかも。

それと雲台に固定して水平や前後の撮影で最短にするとカメラが三脚に干渉しやすいです。

カメラの位置も問題で水平時ならカメラを上にするか下にするかでその干渉も変化します。

普通だとこのように上に取り付けるのですが付属の雲台は空回り防止のストッパーがあるとは言え過信は禁物です。

そこで下側に付けてカメラをぶら下げると・・・


カメラが干渉してしまいます。

ここで怖いのはバリアングルのモニターです。

付属の雲台はぶら下げて使うのであれば十分なのですが気をつけないといけません。

でもアルカ互換の延長レールを使ってオフセットする方法で回避できます。

構造的な欠点というか三脚や雲台との兼ね合いなので仕方ないのですがぶつからないように注意が必要です。

そして次に操作性です。

本体はスマホなしでも操作ができるのですがとてもやりにくいです。

その理由は動かすボタンと速度変更が同じスイッチなので速度変化してしまうからです。

マニュアルを見てもイマイチ操作が安定しなかったというくらい使いにくいですw

そして停止ボタンが電源ボタンのダブルクリックという不思議。

手動で操作するなら押している間だけ動いて離せば止まるで十分なのに意味がわかりません。

そしてなぜかスマホでは通常モードだと押している間だけ動くのですw 逆でしょ?

ダブルクリックが反応せず止まらないと、慌ててもう1回クリックしたりするとトリプルクリック扱いになって最短位置まで移動して電源が落ちます。

干渉しやすい状況で間違えてシャットダウンしてしまうとぶつかった状態で止まるのですごく扱いにくいです。

アプリは通常で使うならそれほどでもないけど機能が多くて使い方がわかりませんw

タイムラプス用にはケーブルが必要になるのですが付属せず別売です。

しかも端子はカメラと逆の端なので動作中はかなりケーブルが邪魔になるはずです。

理想はBluetoothでアプリからシャッターが切れるようになるか、端子がカメラ側にあればいいのですが伸縮するので端子の位置変更は難しいと思います。

この辺のツメが甘いです。

他のスライダーよりは揺れやすいのでタイムラプスより動画向けだと思うので誰も使わないとは思いますが・・

しかしそれでも伸縮するスライダーのメリットは大きいです。

三脚が持ち運べるなら3mくらいの高さから撮影できるしローアングルでの水平移動とかも楽にセッティングできます。

そのためにはアルカ互換の厚みだけ足せるようなアダプターがあるといいです。

あと大型三脚でも向きによっては倒れる可能性があります。

たぶん倒れる時はカメラが下側になって倒れるので相当な被害になると思います。

バランスウエイトを持ち運ぶのは無理があるのでかなり注意して運用しないといけません。

ちょっと高価ですが今のところは理想のスライダーです。

なんとなく壊れやすそうな感じがするのでしばらく使ってから評価したいと思います。

スライダー沼 MOZA SLYPOD Pro

 4台目のスライダーです。

数々の失敗と使い勝手の向上を考えて一脚型のSLYPOD Proを選んでみました。

クラウドファンディングだったかで初期型が出た時に理想的なスライダーだと思いましたが、大きさに対する駆動距離や剛性面での不安もあったし、三脚必須であることから見送ってました。

新型で(と言っても1年くらい前)伸縮が長くなり使い勝手も向上しているっぽかったです。

でもやはり単体では自立できるけど一番使う事が多い水平移動で三脚が必要になることには変わりません。

さて、最初に購入したスライダーはKONOVAのK2で80cmアルミ製をモーターライズ化したものです。

総額で8万くらいだったかな? 当時は電動スライダーの選択肢が少なくて高価だったので8万でも安いくらいでした。

KONOVAの欠点は重いこと、スライド部のレール幅が狭いので剛性を上げるために調整すると少し動きが悪くなること、そして最大の欠点はコントローラーの使い勝手が悪くてさらにデカいことです。

本体がアルミでレールはステンレスなので重いのは仕方ありませんが、その分たわんだりすることはありません。

モーターのトルクや速度は低速にするとトルク不足になるタイプで普通に使う分には問題なかったです。

動きが悪いというのは手動での場合で電動では全く気になりません。

コントローラーは最悪でバッテリーが外付けでしかも12Vなので電源を選びます。

ケーブルの取り回しが悪かったのでケーブルは自作しました。

バッテリーはジャンプスターター付きのバッテリーを使ったり、昇圧させて8.4Vのを使ったりしてました。

とにかく重いのとケーブルが邪魔でさらにコントトローラーの使い勝手も悪くて今は眠ってます。

次に購入したのがASHANKSの80cmカーボンタイプです。 これは標準で電動です。

電波法無視のBluetoothでワイヤレス、カーボンなので軽くてレール幅も広いので軽く精度も問題なかったです。

実はこれを購入する前に同じようなスライダーを購入したのですが使い物にならなかったので返品してます。

このスライダーの特徴はKONOVAでもオプションでありましたがスライドにパンの動作を連動させることができることです。

かなりルーズなので両端ではバックラッシュのせいで甘いですが、80cmあるので意外と使えます。

コントローラーはスマホでアプリ経由で行いますが、接続は一瞬で使い勝手も悪くはなかったです。

iOSのバージョンアップでしばらく使えなかった期間があって古いiPhoneで使う羽目になったのが残念なところです。 更新は半年くらいかかってました。

動作はスムーズでガタつきもなくていいのですがやはり大きいです。

三脚なしでも自立するので使いやすいのですが、高さがあるので超ローアングルとかは不可能です。

そしてモーターのトルクがやや弱く、速度を遅くするとトルクも弱くなるタイプなので超微速ができません。

機材が重くなると上に向かう動作にすると速度を上げないといけない&速度も変化します。

使い勝手は悪くないけどローアングルとか上下の動作、そして超微速で使いにくいです。

水平や上下でも普通にスライダーとして使うには悪くないと思います。

でも超微速とローアングルのためにYC onionの小型電動タイプを購入しました。

20cmの移動距離とありましたが、実質動けるのは15cm未満です。

速度を変化させると振動が出ます。

単体でも動作させることができますがこれも操作はアプリで行います。

操作性は悪くないし超微速は目視では動いているのがわからないほど遅くできます。

トルクは速度で変化せず上下でも積載重量を超えなければ安定して動いています。

三脚のセンターポールの下に付けることができるので超ローアングルも可能になりました。

単体でも自立するのでデスクの上とかでも使えます。

しかし大問題があります。

それは構造上と粗悪なパーツのせいで動きがガタガタです。

これはレールが本体の側面にV字型になっていて、そのV字型の外側にベアリング付きのローラーで挟んで可動するというタイプになってます。

組み込み時に調整すればガタは皆無にできるのですが、ローラーのベアリングの樹脂の精度が悪いと動く時に波を打つように動いてしまいます。

そうなると上下にゆらゆら揺れるという映像が撮れますw

ローラーが摩耗するとどうしようもなくて最初は良かったけどすぐにダメになりました。

そこでedelkroneのminiタイプを検討したのですがバッテリーがCanonタイプで付属しないことと電源スイッチがなくて単体では動かせないタイプだったので保留にしました。

USB電源からの駆動もできないようで精度や剛性などを考えると失敗しないスライダーだと思いましたが惜しいところもあります。

そして数ヶ月前に25%OFFのセールをやっててすごく迷ったのですが結局あきらめました。

そして先週SLYPOD Proがクーポン付きで出てたのでしばらく様子を見て購入することにしました。

でも最安値は逃したようで56,000円ほどでした。

スライダーとしては結構高いと感じるのですが、一番の利点は前後の動きで映り込みがないことです。

それと幅があるスライダーだとやりにくい上下の動き、ローアングルも完璧と言えるほど融通が効きます。

超微速も問題なくてトルクも十分すぎるほどあります。

欠点は予想の倍ほど重かった&結構長いこと、そして伸縮に伴う干渉とカメラなどの固定に問題が出やすいこと、そして本体とアプリの使い勝手が悪いことです。

動きはかなり音が出るけど他の電動スライダーも似たようなものです。

音の質が違うのはたぶんウォームギアとかボールねじ状の機構で動かしているからだと思います。

心配していたガタつきは無くてたわむような事もありません。

良いところや悪いところもありますがそれは次回に詳しく解説します。

2022年9月1日木曜日

キーボードの話

 MacはUSキーボードのtouchID付きを使ってます。

昔からUSキーボード派で日本語配列を試したら使いにくくてダメでした。 いわゆる慣れってやつです。

PCの方はMac純正の有線ミニタイプを使ってましたが、仕事用PCで使うようにしたので今はiMacに付属していた無線タイプを使ってます。

WindowsでもPowerToysを使えばすごく使いやすいです。

でもこの無線タイプは問題があります。

それはバッテリー問題です。

アルカリ電池ならかなり持つのですが液漏れの心配もあるのでニッケル水素を使ってます。

そこそこバッテリーは持つのですがWindowsでは残量が確認できません。

軽く1~2週間は持つのですが交換を忘れるといきなり切れてしまいます。

ワイヤレスである必要もないしバッテリー交換が面倒なので新しくキーボードを購入しました。

Satechi スリム W1 有線 バックライトキーボードというMac純正のコピー品のようなものです。

本体はアルミでこれも純正そっくりです。

キートップの印刷がちょっと太めで気になりますがタイピングも純正よりソフトに感じますが遜色ない感じです。

バックライト付きで文字も通過で光ります。 このために少し太いのかも。

そしてキーの大きさが純正より少し大きい感じ。

キーボードを真上から見ればバックライトはキレイですが少し角度をつけるとLEDの光源が見えるのでちょっと邪魔な感じがします。

ほぼ純正に近いキーボードで有線のUSキーボードは意外とありません。

○軸タイプのは多いけど純正のようなものは少ないです。

コンパクトで薄くて使用感が変わらないのでかなり気に入りました。

Macのキーボードは個人的感想ですが耐久性が高いです。

今まで壊れたことはありません。 ケーブルが変色したりキーボードがテカりだしたりしますが文字が消えることもありません。

ストロークは小さくて底打ちするので東プレとかと比べると指が痛くなりやすいです。

でも本体がアルミなのでたわむような事もないし慣れると違和感はありません。

今回のキーボードはtype-CなのでpCには変換コネクターが必要です。

これもAmazonですが適当に安価なのを選びましたが特に不具合とかはなかったです。

キーボードはワイヤレスが多いけどMacのように残量が確認できればいいのですが突然切れると原因に気づくまで時間がかかります。

残量が確認できても初代Magic Mouseのように単3電池仕様でニッケル水素を使うとすぐなくなるので困りますが・・・

でもWindowsで使用しているロジクールのマウスはほとんどニッケル水素でもほとんどバッテリーが減りません。

滅多に交換しないので軽く半年は持ってるみたいです。

Mac純正のバッテリー内蔵タイプは持ちもよくて数週間に1回充電するくらいです。

5月に購入してからマウス&キーボードは数回しか充電してません。

純正はいいとして、今回購入したキーボードは生産中止になる前に予備をもう1台購入しておきたいです。

まぁでも予備を買おうとすると生産中止になってる事が多いのですがw

とりあえず稀にあるハズレキーボードではなく当たりのようでよかったです。



FX30の噂

 ディザー広告で発表予告がありました。

1台はワイヤレスのロボット系?カメラのようで遠隔操作に特化なんでしょうか。

それは別にしてもFX30というAPS-CでFXシリーズとして出てくるようです。

SONYのAPS-Cはα6300からずっと同じセンサーを使いまわしてます。

売れまくったα6400やZV-10も基本は同じセンサーで、4k30pでクロップされます。

そこまではいいとしても読み出しが遅すぎてパンしただけでローリング歪が出ます。

今回のFX30で新型センサーが採用されるかどうかで評価が分かれると思います。

でもさすがに4k60pはクロップの有無はあっても実装してくると思うので、最低でも読み出し速度を改善したセンサーになると思います。

もしセンサーが新型でクロップなしの4k60pで10bit 4:2:2で撮れるなら、α7SIIIやFX3にはできないAPS-Cレンズを有効活用できます。

超解像ズームで使う方法もありますがそれならポスプロで補完処理でもできるわけなので・・・

APS-Cレンズはフルフレームに比べて軽くて明るくて小型で安価です。

夜間などは厳しくなるけど膨大な数のレンズが使用できるメリットは大きいです。

理想はフルフレームでクロップでも4kが撮れればベストなんですが、読み出し速度などで限界があります。

α7SIIIを使っているからこそセカンドカメラは同じタイプではなくAPS-Cを選びたいと思います。

ってなかなかすぐには買えないと思いますが。

発表を楽しみにしてます。