2022年9月11日日曜日

スライダー沼 MOZA SLYPOD Pro

 4台目のスライダーです。

数々の失敗と使い勝手の向上を考えて一脚型のSLYPOD Proを選んでみました。

クラウドファンディングだったかで初期型が出た時に理想的なスライダーだと思いましたが、大きさに対する駆動距離や剛性面での不安もあったし、三脚必須であることから見送ってました。

新型で(と言っても1年くらい前)伸縮が長くなり使い勝手も向上しているっぽかったです。

でもやはり単体では自立できるけど一番使う事が多い水平移動で三脚が必要になることには変わりません。

さて、最初に購入したスライダーはKONOVAのK2で80cmアルミ製をモーターライズ化したものです。

総額で8万くらいだったかな? 当時は電動スライダーの選択肢が少なくて高価だったので8万でも安いくらいでした。

KONOVAの欠点は重いこと、スライド部のレール幅が狭いので剛性を上げるために調整すると少し動きが悪くなること、そして最大の欠点はコントローラーの使い勝手が悪くてさらにデカいことです。

本体がアルミでレールはステンレスなので重いのは仕方ありませんが、その分たわんだりすることはありません。

モーターのトルクや速度は低速にするとトルク不足になるタイプで普通に使う分には問題なかったです。

動きが悪いというのは手動での場合で電動では全く気になりません。

コントローラーは最悪でバッテリーが外付けでしかも12Vなので電源を選びます。

ケーブルの取り回しが悪かったのでケーブルは自作しました。

バッテリーはジャンプスターター付きのバッテリーを使ったり、昇圧させて8.4Vのを使ったりしてました。

とにかく重いのとケーブルが邪魔でさらにコントトローラーの使い勝手も悪くて今は眠ってます。

次に購入したのがASHANKSの80cmカーボンタイプです。 これは標準で電動です。

電波法無視のBluetoothでワイヤレス、カーボンなので軽くてレール幅も広いので軽く精度も問題なかったです。

実はこれを購入する前に同じようなスライダーを購入したのですが使い物にならなかったので返品してます。

このスライダーの特徴はKONOVAでもオプションでありましたがスライドにパンの動作を連動させることができることです。

かなりルーズなので両端ではバックラッシュのせいで甘いですが、80cmあるので意外と使えます。

コントローラーはスマホでアプリ経由で行いますが、接続は一瞬で使い勝手も悪くはなかったです。

iOSのバージョンアップでしばらく使えなかった期間があって古いiPhoneで使う羽目になったのが残念なところです。 更新は半年くらいかかってました。

動作はスムーズでガタつきもなくていいのですがやはり大きいです。

三脚なしでも自立するので使いやすいのですが、高さがあるので超ローアングルとかは不可能です。

そしてモーターのトルクがやや弱く、速度を遅くするとトルクも弱くなるタイプなので超微速ができません。

機材が重くなると上に向かう動作にすると速度を上げないといけない&速度も変化します。

使い勝手は悪くないけどローアングルとか上下の動作、そして超微速で使いにくいです。

水平や上下でも普通にスライダーとして使うには悪くないと思います。

でも超微速とローアングルのためにYC onionの小型電動タイプを購入しました。

20cmの移動距離とありましたが、実質動けるのは15cm未満です。

速度を変化させると振動が出ます。

単体でも動作させることができますがこれも操作はアプリで行います。

操作性は悪くないし超微速は目視では動いているのがわからないほど遅くできます。

トルクは速度で変化せず上下でも積載重量を超えなければ安定して動いています。

三脚のセンターポールの下に付けることができるので超ローアングルも可能になりました。

単体でも自立するのでデスクの上とかでも使えます。

しかし大問題があります。

それは構造上と粗悪なパーツのせいで動きがガタガタです。

これはレールが本体の側面にV字型になっていて、そのV字型の外側にベアリング付きのローラーで挟んで可動するというタイプになってます。

組み込み時に調整すればガタは皆無にできるのですが、ローラーのベアリングの樹脂の精度が悪いと動く時に波を打つように動いてしまいます。

そうなると上下にゆらゆら揺れるという映像が撮れますw

ローラーが摩耗するとどうしようもなくて最初は良かったけどすぐにダメになりました。

そこでedelkroneのminiタイプを検討したのですがバッテリーがCanonタイプで付属しないことと電源スイッチがなくて単体では動かせないタイプだったので保留にしました。

USB電源からの駆動もできないようで精度や剛性などを考えると失敗しないスライダーだと思いましたが惜しいところもあります。

そして数ヶ月前に25%OFFのセールをやっててすごく迷ったのですが結局あきらめました。

そして先週SLYPOD Proがクーポン付きで出てたのでしばらく様子を見て購入することにしました。

でも最安値は逃したようで56,000円ほどでした。

スライダーとしては結構高いと感じるのですが、一番の利点は前後の動きで映り込みがないことです。

それと幅があるスライダーだとやりにくい上下の動き、ローアングルも完璧と言えるほど融通が効きます。

超微速も問題なくてトルクも十分すぎるほどあります。

欠点は予想の倍ほど重かった&結構長いこと、そして伸縮に伴う干渉とカメラなどの固定に問題が出やすいこと、そして本体とアプリの使い勝手が悪いことです。

動きはかなり音が出るけど他の電動スライダーも似たようなものです。

音の質が違うのはたぶんウォームギアとかボールねじ状の機構で動かしているからだと思います。

心配していたガタつきは無くてたわむような事もありません。

良いところや悪いところもありますがそれは次回に詳しく解説します。

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