2018年7月30日月曜日

RONIN-S モード(ユーザープロファイル)の注意点

私の場合はいわゆるプロファイルを切り替えながら撮影するということはしていません。

ほとんどピッチとヨーがFollowで全て撮っています。

ロックモードは設定時以外では使ったこともありません。 ピッチロックはローアングルからハイアングルへ(またはその逆)の時に使う程度です。

Alexmosの場合は起動用やパラメーターの切り替えで使ってましたが、RONIN-Sはパラメーターの切り替えのみで運用しようと思います。

ところがAlexmosと少し違うところがあります。

それはモーターのパラメーターとモードの関連性です。

Alexmosは割愛しますが、RONIN-SはコントロールとSmoothTrackがモード毎に設定値が保持されます。 これはFirmware更新でも残ります。

でもモーターのパラメーターは、例えばモード1とモード2をそれぞれHighにして、モード1のみadvanceで設定変更するとモード2もモード1と同じ設定になってしまいます。

つまりRONIN-Sのモード切替は、モーターパラメーターのLowとかHighが切り替わるだけでそれぞれ設定値を変更できるものではないということです。

通常時、望遠レンズ用、走り撮り用と分けたい場合は、モード1→LOW~モード3→Highに割り当てておいて、それぞれadvance設定で設定を変更する必要があります。

モード1でHighのみ設定変更して、モード2を変更しようとしたら設定値がモード1になっていたので気づきました。

結果的にはLowとかHighを割り当てるだけでAlexmosと同様の使い方ができるので問題はありません。

ただ細かい(と言っても3軸×4項目)設定をコピペできないのでちょっとめんどくさいということです。

あとLowとかHighでAuto-Tuneした場合の違いはStiffnessの数値が変わるだけ(カメラが同じ場合)のようです。

Stiffnessは多分SimpleBGCでいうとDと、もしかしたらPが混ざってるものだと思います。

strengthがモーターパワーじゃないかと。

重さで違うなら逆っぽいのですが、SmoothTrackへの影響からそんな感じがします。 でも確証はありません。

フィルターとコントロールは何に相当するのかさっぱり判りません。

もしAuto-Tuneしても普通に歩いただけで揺れるなら、strengthのみ数値を上げるだけでかなり改善されると思います。

それと私のようにロックモードを使わない場合は、SmoothTrackの設定がカギになります。

SmoothTrackは速さ、デッドバンド、感度の3項目で設定しますが、Alexmosに習ってデッドバンドは少なめで速度と感度で調整する方が操作性がよく、安定しやすいと思います。 と言ってもこれは個人差があるなぁ。 まぁお好きにどうぞでしょうか。

今の所こんな感じでしょうか。

2018年7月28日土曜日

フル装備のRONIN-Sとスラントタイプの問題点?

台風が近づいているので天候が不安定です。

RONIN-S、この重さを何とかしないと数分で腕が上がらなくなりそうですw

グリップは快適で握りやすいので普通に歩く時の揺れが少なくなりました。

握力も要らないのでウケは悪そうだけど(w)すごく気に入ってます。

まぁ自分専用なのでグリップはどうでもいいのです。

でも重さ自体は軽く出来ないどころかますます重くなってますw

ストラップは購入前から考えていたしH2でも使ってました。

でもトップヘビーなのと、自在に動くアームが邪魔で電源OFFだと移動がとても大変でした。

地面などに直置きでるところばかりだとは限らないので、カメラバッグのウエストベルトにペットボトル用ホルダーを付けて、そこにミニ三脚を突っ込むようにしました。

これだと3点で支えるので両手がフリーにできます。

実際に使えるか試すのと、H1nのテスト、それとスラントタイプの挙動を確認するためにまた走井山公園へ。

しばらく持ち歩いてみてストラップとホルダーはもう手放せないアイテムになりました。

ストラップはハクバのカメラバッグを参考にして、カメラバッグに通してあるので首への負担は全くありません。

移動は片手だけ添えていれば重さも気にならないほどでした。

さて、挙動についてはスラントタイプがアイデアとして出た時、確かS-MONSTERの製作者さんのブログで質問したことがあります。

その後製品としてpilotflyから出て、各社一斉に追従したという感じです。

全く問題ないとYoutubeでも見かけましたが、それは撮影スタイルの違いで症状が出ていないのではないかと。

RONIN-Sで確認すると見上げながらパンしたりすると挙動がおかしくなります。

Firmwareでよくなったと思ったけど下方向ではまだ出てました。

でもこれはRONIN-Sだけなのか他のもそうなのかは不明です。

それに速く操作すると目立つけど、ゆっくりだと問題ないので注意すれば気にならないと思います。

12mmとかの超広角での走り撮りなど、一気に視点を変えたい時などは真上に向けたりできないのが現状です。

私はモード切り替えもほとんど使わないし、ジョイスティックでの操作も手持ちでは使いません。

この問題は撮影スタイルの違いが大きいのでRONIN-Sがダメというわけではありません。

H1nはまぁまぁという感じでした。

音はクリアで内蔵より上質だけど、邪魔なのは間違いありません。

たまに使うだけになりそうなのでしばらくこのまま様子見です。




2018年7月25日水曜日

ロボットアーム?

ブラシレスジンバルは手軽なイメージがあるのですが、むしろ映画やプロモーションビデオなどのプロの方が使われているのが多いです。

当然のように両軸受でモビやRONIN Mなどの重量級がほとんどです。

昔のステディカムはとてつもない重量だったので、それに比べたら軽いものですが走ったりすることを考えるとカメラマンの負担は想像を絶する過酷なものでしょう。

ただワンオペということはないのと、撮影の合間のセキュリティは気にしなくてよいのかもしれません。

私の場合は趣味なので当然ワンオペ、移動しながら全ての荷物を持ち歩くので機材を置いてトイレやジュースを買い行くのは少々不安です。

重量級のジンバルやカメラを補助するサポートアームは結構前から存在しています。

Easyrigが有名で背負ったアームでジンバルを吊るして体感重量を軽減するものです。

でも見た目が派手なので個人ではちょっと厳しいです。 自由度も少なそう。

他にはフライカムのようなアナログスタビとセットで出ているサポートベストで、腰の位置から生えたアームでサポートするものです。

これだと見た目は派手すぎないけど動きはかなり制限させそうです。

そしてもう一つ見つけたのがCAME-TVやTiltaから出ているロボットアームのように両腕をサポートするものです。

自由度は一番ですがまるでSF映画に出てくるパワースーツのようですw

エイリアンとも戦えそうなこのアームはかなりの重量でも手を離して保持できるようで、周りの目を気にしなければかなり有用ではないかと思い・・・そうになりました。

こういうモノを考えたくなるほどRONIN-Sは重いということです。

アームそのものの重量やレンズなどの機材、そしてキーとか財布とかも持ち歩くので別にカメラバッグが必要になります。

そしてこの手のものは脱着に時間がかかるということ。

でも一度試してみたいなぁ。 腕への負担は足の負担になるけど。

まぁ価格が12万~25万くらい?なのでちょっと試すとはいきませんがアイデアとしてはすばらしいと思います。

似たようなものは知らないうちにいっぱい出てました。

ロープのようなもので吊るすタイプとか、鳥かごに入った鳥をイメージしたような巨大で周りの人が寄って来ない素敵なモノとかw

とりあえずストラップとミニ三脚ホルダーで移動や休憩ができるようにします。

それと外部モニターは付けられなくなりましたが、これも付けられるようにはします。

簡単に付けられそうですが実用性はないのでネタで終わりそう。

外部モニターは撮影中より撮影後のプレビューにとても有効で、再撮影が可能な場合はあった方が便利です。

しかし総重量で4.5kgを超えるとなると・・・やっぱりネタだなぁ。

来週くらいまでに重量軽減の装備は揃うのでそろそろ本格的に撮影といきたいところです。

2018年7月24日火曜日

RONIN-SのFirmwareV1.3.0.20とNikon フルフレームミラーレスのリーク画像

Firmwareは7月19日にアップされていました。

今回は対応機種で録画ボタン半押しでのAFが可能になったようです。

録画ボタンはややストロークがあって、モード切り替えボタンと明らかに感触が違ったのでなるほどそういうことか、と思いました。SONYは関係ないけどね・・・

ちょっと確認できないので不明ですが、フォーカスコントロールはボディをMFにしなければ機能しなかったと思います。

このボタンでMF→AFに切り替えることができるのならかなり使えると思います。

でも録画ボタンと兼用は間違って録画停止にしてしまいそうw

それより肝心な事。

このFirmwareでFollow Yaw→Rollへの切替時の挙動が変わってました。

ゆっくりだと大丈夫だったのですが、速く見上げながらパンさせるとロールアームがガクッと動くことがありました。

それがやっと滑らかに。 スラントタイプはRollが傾いているので切り替えが怪しいと思ってましたが、Firmwareで良くなるとは思ってませんでした。

頻繁に更新されていくはずだし、何よりダウングレードができる点が見逃せません。

でも更新中にプログレスバーが止まって残り時間の秒数も止まることがあったので、精神衛生上よろしくいないです。

Firmware更新後にAuto-Tuneしてメモしていた独自チューンの数値を比べたら、Auto-Tuneの方が僅かに高い数値の箇所がありました。

更新前にAuto-Tuneを繰り返して様子見した時よりかなり高い数値ということです。

とりあえずAuto-Tuneをベースにして小変更しておきました。

それにしてもやっぱり楽だなぁ。

SimpleBGCだとFirmwareがβばかりでバグも多かったので、更新=検証の繰り返しでした。

RONIN-Sもそれは同じですが設定項目が少ないのとAuto-Tuneで検証から再設定にかかる時間は大幅に少なくなります。

SimpleBGCはダウングレードしたことも何度かあります。

6面キャリブレーションの治具が不要になったのはちょっと悲しいですがw

ついでにグリップにストラップを付けられるようにしました。

撮影中は外すことが多いというか移動のためのストラップですがあるとすごく楽です。

あとはカメラバッグのベルトにミニ三脚が入るポケットを作ればストラップと合わせて移動がすごく楽になるはずです。

RONIN-Sの話題はここまで。

Nikonのフルフレームミラーレスのリーク画像が出てきました。

何度かシルエットのようなイラストで予想画像を見かけましたが、何となくCanonに似てきたような? GFXを丸くした感じのバランスです。

それにしてもマウント径はかなり大きいです。

一眼レフでマウントを大きくすると、ペンタプリズムへの影響が少なからずあるはずなので、フランジバックが長くなってしまうと思います。

EOSも出てきた時はスペックの割に大きめのボディでしたが、小型化は難しいでしょう。

ミラーレスだとそれこそボディいっぱいのマウントにでき、フランジバックも短くできるので単焦点の大口径レンズにはとても有利です。

SONYのNEXシリーズはAPS-Cからスタートしてフルフレームが追加されましたが、マウント径はすでに限界ギリギリで純正でF1.4より明るいレンズはまだ出てません。 まぁF値だけなら出せると思いますが・・・

小さく長いFマウントの不利だったところを改善したとしたら、これからのレンズに期待が持てます。

Nikonはlog撮影ができなかったと思うので、この辺もいずれ改善されていけばフルフレーム4kはSONYの独壇場だったのが塗り替えられる日も来るかもしれません。

明日の記念日には何らかの発表があると思います。 早いと10月には販売されているかもしれません。

Canonはセールス的に成功しているのでまだ余裕があるけどNikonが出したら黙っていられないと思います。

XC15を薄くしたようなデザインだと予想していますが、CanonはNikonよりマウントが難しいと思います。

来年の今頃はSONYに流れたカメラマンが古巣に戻ってくる可能性も高いです。

フルフレームだとレンズはそれほど小さくできないので、小型であるαのメリットが薄いです。

耐久性や防水、排熱など小型であることがデメリットになるところもあるのでNikonやCanonがミラーレスで本気を出したらとてもおもしろいことになりそうです。

まぁ実質センサーはSONY vs Canonなのでα9のようなセンサーを外販しなければSONYが有利なのは間違いありません。

D850やGH5sのようにSONY製でもSONY機を超えるようなボディもあるので、選択肢が多いことはすばらしいことでもあります。

それとレンズメーカーもミラーレスが各社から出てきたら互換レンズを出してくるはずです。

そうなるとレンズも選択肢が増えて予算的に非常に困ることになりそうですw

ちょっと大きなボディやレンズでも余裕のRONIN-Sもあることだし、宝くじにでも当たったらSONY以外のフルフレームミラーレスというのも考えてみようと思いたくなります。

ミラーレス専用設計の50mmF1.4で550gのレンズが出たらすぐにでも欲しい! サムヤン? サムヤンか・・・待ちだな・・・

それとDJIフォーカスの廉価版出ないかな? 5万以下で。

コシナとかのMFがジンバルで使えると思うと胸熱です。



2018年7月22日日曜日

RONIN-Sのグリップを考える

半日の撮影をしてみて思ったこと。

”持ちにくい”です。

標準のバッテリーグリップはかなり太くて、見た目以上にトップヘビーなのでソフトクリーム型で持つと手首の負担がハンパないです。

重心位置がよくないので重さを軽減するためにH2で使っていたサブグリップを付けました。

ですが重心はまだまだ高いです。

それとヨー軸が地面と水平になるように前方に倒すような撮影になると頭が重すぎてサブグリップでは腕が痛くなるし、15mmロッドにクランプなのでグリップが緩むことがありました。

重心位置は多少調整できるのですが、サブグリップはアルミの塊なので見た目以上に重いです。

そこで早急にサブグリップのバージョンアップをします。

Tiltaのグリップが良さそうだったけど高さがダメなのでSmalrigの木製グリップです。

ARRI互換のロゼットなので緩みません。

しかしそのままだと幅が足らない予感。

写真から採寸したら高さ変更のボルトはM3っぽいので、M3ならRCパーツで何とかできそう。

問題は価格。

グリップ関係のパーツだけで25,000円以上かかります。

純正で両手持ちのグリップが出てくる可能性は高いけど、RONIN-Mくらいの大きなグリップになりそうです。 それなら要らない。

バッテリー内臓だと価格は3万程度にはなるはずなので待たずに進めました。

プライムデーの影響なのか到着まで5日ほどかかり、テスト撮影ができませんでしたが・・・

やはりそのままでは幅が足らないのでInfinitehobbyで購入したアルミポストを利用しました。

ネジはM3でバッチリ。

グリップは高いだけあって作りもよかったです。

ロゼットもステンレスでバッチリ噛み合います。

RONIN-Sへの固定はアダプターを作ろうと思ったけどそのまま付きましたw

持ってみた感じは『すごくいい』です。

グリップの形状が業務用カメラのコントロールグリップ?と同形状なので軽い握力で保持できます。

親指は上、人差し指も上がいいかも?

そして肝心な重心位置は拳一つ分下がることになります。

トップヘビーなのでこの効果は高いです。 体感重量はかなり軽く・・・なるかな?w

もちろん邪魔なら外せるし、トリプルグリップなので操作が必要な時も問題ありません。 持ちかえる必要があるけど。

とりあえずグリップは成功だと思います。

この手のカスタマイズは操作性に大きく影響しますが、裏をかえせば撮影スタイルによって違うということです。

片手でも両手でも撮影できて、インバートモードや地面に直置きにも対応できること、そして全体の幅が大きすぎないこと、振り回せるくらいの重心位置で持てること、です。

あとは移動に必要なストラップを付けられるようにして、カメラバッグのウエストベルトに補助用のアレを付ければ移動が楽になるはずです。

それにしても今年の夏は暑い! 暑すぎる!

↓の動画をスタジオ(自宅の和室w)で撮ったのですが、エアコンをつけずに撮影したら30分ほどで汗だくでした。

また室内でエアコンが効いた撮影スポットを探さないとw




2018年7月17日火曜日

RONIN-S ぷちカスタマイズ

少しずつ調整しながら気になるところを改善する、H2と同様カスタマイズを進めていきます。

まずマンフロットなプレートから。

三脚など全てアルカ互換(もちろん中華)にしているのでマンフロットはすごく扱いにくいです。

しかも幅が広くて長く、エッヂも立っているので手持ちのときに手が痛くなります。

SEL1224Gだとズームリングに干渉するのでライザープレートも付けるので余計に邪魔です。

アダプターを作ろうと考えましたが実用にできなさそうだったので、アルカ互換クランプを載せて2階建て仕様にしました。

高さが稼げてH2のプレート(使い慣れている)なので見た目を気にしなければ実用性は高いです。

抜け止めは3mmのセットビスを前後に入れておきました。 これですっぽ抜けることはありません。

変換アダプターのようなものが出てくればいいのですが・・・しばらくこれで使いつつ案を練ろうと思います。

次にロール軸がぶつかる件。

バランスを取った状態で電源OFFだとガンガン当たります。

幸いキズも凹みもありませんが、予防としてゴム板を貼っておきました。

スラントだと少し緩やかになるのでゴム板だけで全く気にならなくなりました。

収納時はロールアームだけ縮めることになるのですが、いちいちバランス出しなんてやってられません。

そこで物理的なストッパーを付けられないか眺めていたら、アームの裏側にネジを発見しました。

しかもベストな位置に!

外してみるとDJI特有の2.5mm段付きボルトでした。

長さ8mmのDJIネジwを持っていたので、イビツに削ったアルミのワッシャーを挟んで位置を調整しました。

バランスが取れた状態でストッパーを付けると、それ以降は縮めてもすぐにストッパーの位置にセットできます。

使用するレンズは2本で重さが同じなので、バランス確認すら不要でセットからレンズ交換までできるようになりました。

撮影を開始するまでに時間がかかるようではジンバルがジンバルであるメリットも薄れてしまいます。

ジンバルを使う人がどのくらいレンズ交換するのか不明ですが、このカスタマイズは条件が合う人にはオススメです。

サブグリップはH2から移植したもので、ついでに右側も付けてみました。

両手の方が操作性はよくなりますが、頭が重いので吊り下げの両手持ちのような使い勝手ではありません。

ほとんど左側だけ付けて運用すると思います。

でもこのグリップはすぐに改善する予定です。

重量は減らせないけど体感重量を軽減することは可能です。

α7RIIIのマイクは音質には不満はないけど位置が微妙で、耳毛を付けると外観が我慢できません。

α6300は脱着式にしてとても使いやすくなりましたが、ペンタ部の形状から脱着式はすごくゴツくなりそうです。

そこでH1nを試しているのですがホットシューに付けるとロールモーターに当たってしまいます。

環境音が目的なので使わないときの方が多いので、RONIN-Sのピッチ軸アームの先端にH1nを固定するアダプターを作りました。

レンズの中心から外れるので至近距離での撮影だとステレオに違和感が出る可能性があるのと、レンズ交換はやはり外した方がいいのでひと手間かかります。

一週目としてはこのくらいです。

アルカ互換プレートはもっと考えないといけません。

RONIN-Sは電源や端子がピッチ軸に仕込んであるので交換というわけにはいきません。

アルミから削り出すには手作業ではちょっと無理で、角度など精度が必要になります。

それとRONIN-Sのクランプがかなり下側というのも問題です。

NCで作ってもらうとかなり高額になりそうで・・・でも作ったら売れそうだなw

H1nは試行錯誤を繰り返すことになりそうです。

とりあえず収納~セットアップはクリアできました。 カメラバッグにも収まります。

グリップはもう発注済みで、題名を付けるなら”毒暗わば皿まで”でしょうかw

理想のグリップになればいいんだけど・・・失敗すると金額的に痛いなぁ。




2018年7月15日日曜日

水族館へ行く

水族館といえば鳥羽水族館と名古屋港水族館へ行ったことがあります。

鳥羽は数回、名古屋港は1回だけ・・・それももう20年近く前だったような。

当時名古屋の方は出来たばかりで、鳥羽より数段劣る感じでした。

真夏真っ盛り、しかもすごく暑いです。

鳥羽は思いつきで行くには遠いので名古屋へ。

開館30分前に着いてチケット購入で並んでいるだけで滝汗がw

水族館周辺は施設も多くてかなり広いです。

近くてもあまり来ないのでいろいろ周ろうとしたけど、開館する頃には諦めてました。

子供連れと、やっぱり外人が多いです。

中は広くて北館と南館に別れていましたが、正直な感想はイマイチでした。

確かにスケール的にはデカいけど、大きなスクリーンに映された映像を見ている感じ。

淡水が少ないのもマイナスです。

目玉のはずの亀エリアが改装中、クラゲは7月21日からで、ウミガメは赤ちゃんのみ。

中は涼しいけどRONIN-Sの重さと背負ってるリュックで休憩しないと汗だくになります。

一番良かったのはメインプールの水中観覧席。

イルカを水中から眺めることができる巨大な休憩スポットですw

ゆるい階段状になっていてどこにでも座れるし、人が少なければ寝そべることもできそう。

何度か寄って休憩してましたw

もちろん撮影がメインで行ったわけで、RONIN-Sのテストを兼ねています。というかテストが目的です。

ちょっと思惑が外れてただ歩き回ってるだけになってしまいました。

魚の動きは結構不規則で速いです。

ポートタワーへの橋で走ろうとしたけど・・・無理www 腕力が残ってなかったです。

サブグリップを左右に付けてストラップを付けて正解でした。 手だけで持ち歩いていたら30分持ちません。

Followはあれから調整せずに撮りましたが、やはりもう少し調整が必要です。

Yaw軸も少し弱いです。

普通に歩くだけなら購入してまだ2回目の撮影としては上出来ですが、歩くだけならH2でもそれほど問題はありません。

50mmくらいで歩くとか、走ってみないと何とも言えないです。

ドタバタとある意味揺らしながら撮ったシーンがあったのですが(カットしました)それだけで見ればH2なら見れたもんじゃないはずなので、設定を少し煮詰めれば2年間調整し続けたH2は簡単に超えられそうです。

しかし走り撮りがメインという場合だと特化できるH2の方がいいかもしれません。

とりあえず右腕の筋肉痛と両膝がガクガクなので、体力不足を補えるように補助器具を割と真剣に考えてます。

それにしても夏の撮影はきついなぁ。


2018年7月10日火曜日

RONIN-S 使いやすくするために & Gravity G2X

RONIN-S、設定がまだ決まらないけどトルクの強さはハッキリ体感できました。

これはもうH2は完全に終了の予感。 予備として残しておくけど・・・α6300を載せて使う方法もあるけど2台持ち歩くのは不可能です。 というわけで2年間お疲れ様→自分

さて、お約束のカスタマイズ。

すぐにサブグリップを付けたけどあると無いのとでは大違い。

でもなぁ・・・意識して左手に荷重がかかるように持たないと右腕が辛いです。

ロゼットマウントを組み込みたいけどベースはあるのにグリップ側にいいのがない。

すごく良さそうなのを見つけたけど120ドル・・・ベースも買うと2万円弱に。 ないな・・・

グリップを自作するとしても1万円弱かかりそう。

まだ案が決まってないので1万円はもったいないので今のまましばらく使います。

それからH1nの搭載方法。

ホットシューに載せるとRONIN-Sでもロールモーターに当たりました。

少し前にズラせば干渉しませんが、H1nを常時使うわけではないしレンズ交換の時にすごく邪魔です。

RONIN-Sはピッチ軸のアームの先端にアクセサリーを固定できるようになっています。

ここにH1nを載せてもティルトやロール、パン、インバートモードでも干渉しないことが判りました。

ここにアダプターを作れば邪魔にならないし、レンズ交換のときは外したほうがいいけどホットシューから外すより楽そう。 向きを変えるだけで済むかも。

アダプターはアルミから手で削り出しました。 工作機械がないのでサンダーと棒ヤスリでw

これにタップを立てて塗装すれば完成です。

H1nはステレオなのでレンズの中心からオフセットすると、至近距離で映像と音声にズレというか違和感が出るはずです。

具体的に言えば至近距離でネコの鳴き声なんかはヘッドフォンで聴くとステレオ感に違和感が出ます。

環境音程度なら問題ないし、もし違和感が出まくりなら延長してレンズの上に来るようにすればいいだけです。

少し前になるのでSEL1224Gでモフモフが視野に入らないかが心配ですが。 とりあえず1作目はもうすぐできるので試してみます。

カメラプレートのアルカ互換化は悩みのタネです。

付属のマンフロットタイプはでかくて幅が広いので手持ちで持つと手が痛いしすごく邪魔です。

手持ちの三脚にも付けられません。

RONIN-Sのクランプ側にアダプターを作ればいいのですが、まず角度が違うことが問題です。

アルミ板を正確な角度で加工し、それが2つ必要になります。

RONIN-Sのクランプはかなり下側で挟むのも面倒な理由です。

そしてアルカ互換とは高さも違います。

高さは下側にプレートを入れればいいけどネジ止めする余裕はなさそうです。1.5mmのネジとかタップはイヤですw

それとアダプターを作っても脱落防止を生かすのは難しいかもしれません。

そこで手抜きになるし絶対避けたかったけどアルカ互換のクランプをRONIN-Sのプレートに載せることにしました。

2階建て・・・重くなるしどちらかが意味のないクランプになります。

RONIN-SのプレートはSEL1224Gだとギリギリですがズームリングに当たります。

付属の中間プレートを使うことになるのですが、2階建てでは不要なので高さ的にはそれほど高くはなりません。

使い勝手の問題だけどマンフロット互換はビデオ屋さん以外だと扱いにくいと思うんだけどなぁ。

ミラーレスや一眼レフならアルカ互換の方が一般的だと思うけど・・・ちなみにアルカスイス規格というものは存在しません。

他メーカーが勝手に互換として作ってるだけなのでアリミゾの角度はかなりいい加減です。

とりあえずアルカ互換クランプには抜け止のボルトを入れておこうと思います。

H2の時みたいにカスタマイズ動画作るかww

ちょっとネタが弱いな・・・2階建てはカスタマイズではないし。

細かすぎるけどアームがヨーモーターのクランプに当たるところにゴム板を貼っておきました。

電源OFFでガンガン当たるのでその対策です。

収納時はとりあえずロールアームだけ干渉しないように縮めるしかありません。

それからRONIN-Sにソックリのジンバルが判明しました。

Tilta Gravity G2Xというジンバルです。

フォローフォーカスで見たことあるような・・・

グリップが特徴的で結構ガッチリしています。

アームは幅が広くて◎

RONIN-Sのようにグリップが外れます。

ARRI互換のロゼッタが左右に仕込まれていて、オプションで木製グリップがあります。 欲しいのはコレ。

発売は今年の3月でRONIN-Sより早いですが発表は1月だったのでどっちがパクったかは不明です。

少し小さい(というかこっちが普通サイズ)けど重さはなんとRONIN-Sとほぼ同じです。

本体は730ドルでバッテリーも付属するようですが、予備バッテリーグリップは299ドルもします。

アプリがあったのでダウンロードしてみると、本体がない状態で設定できる項目はかなり少ないです。 本体があっても同じかも?

コントローラーは不明ですが電源ボタンをトリプルクリックでAuto-Tuneするみたい。

ロゼッタやサブグリップはすごくいいけど、マンフロット互換というのと重いのでRONIN-Sでいいやという感じ。

国内でのレビューは見たこと無いので他人とは違うジンバルを、という人にはいいかも?

ちなみにバッテリーは4Sです。

Alexmosもそろそろ次世代コントローラーが出てくるとおもしろいのですが・・・

RONIN-S Firmware 更新

A036を更新して、そういえばRONIN-SもFirmwareが出ているとかというのを海外のレビューで見かけたのを思い出しました。

そろそろ更新されると確認したら、購入日より前にアップされていました。

流通の関係で届いたのは最新ではなかったので更新しました。

リリースノートを見るとフォーカスコントローラー関係のアップデートだったみたいです。

このフォーカスコントローラーはすごく滑らかで適度なトルクがあってガタもありません。

使えないのはもったいないけど仕方ありません。

それで更新したら設定がリセットされてました。 あっ・・・

アシスタントから更新するだけで設定はスマホのみ?のようで、よく考えたらNAZAのようにアシスタントとFirmwareがセットになって同時にリリース(SimpleBGCと同じ)ではなく、機能追加とかだとスマホアプリとFirmwareがセットになると思います。

それと設定はスマホから数値を変更すると即座に反映されるので、いわゆる書き込みという動作はありません。

つまり設定を保存できないので、Firmwareを更新するとその都度リセットされることになる、というわけです。

SimpleBGCのように更新したらリセットされて涙目ですw

RONIN-SはSimpleBGCと違ってAuto-TuneからPIDに相当する設定を変更すると、followの速度や感度がかなり変化します。

SimpleBGCもD値の変化はすごく影響しますが、RONIN-Sほどではありません。

followの感触というか操作感に影響するので納得がいくまで設定したのですが、それがリセットされて悲しいですw

と言っても設定で4項目を3(軸)✕3(モード)、followで3項目を2✕2(ロール軸はfollowさせないので)なのでそれほど時間はかかりませんが・・・

でもSimpleBGCだと保存→書き出しができるのでもっと楽ですが。

今後はメモるかスクショで記録しておいて更新に備えようと思います。

2018年7月8日日曜日

TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD [Model A036] Firmware Ver0.2

発売直後から問題になっていた動画でのAF問題が改善されたFirmwareが公開されていました。

今日の撮影でも特に気なるところはなかったのですが、稀に純正より手前の被写体を優先して合わせるような挙動をすることがありました。

とりあえず更新しておきました。

α6300+SEL1018で過去に2回ほどどこにもピントが合わないことがありました。

たぶん最短付近で固定されたようで、背面モニターでは気づかずに数分後に戻ったみたいです。

2回とも同じような症状で被写体は特別なものではなく、コントラストもエッヂも十二分にあるようなものでした。

動画のAFはどこに合ってるのか確認するだけでも大変で、撮りながらMFで合わせるのは至難の業です。

ジンバルだとMFはほぼ不可能で、RONIN-Sのフォーカスコントローラーも出来は良さそうだけどフォーカス位置をメモリーできないのでかなり使いにくいような気もします。

外部モニターとピーキングは必須になると思います。

背面モニターの照度を変更できるα7RIIIだと屋外でも割と見やすいのですが、フォーカスを気にして撮れるほど余裕はありませんw

外部モニターは付ければ使えるけどこれ以上重いのはイヤです。

ピーキングは使ったほうがいいのかもしれませんが・・・

RONIN-Sもそろそろ新しいFirmwareが出てくるかも?

RONIN-S テスト撮影

やっと晴れました。

いつもの走井山公園でテスト撮影です。

風が吹いてて日陰だと涼しいのですが、7月の暑さはハンパないですw

自作、氷隙、SmoothQ、H2と全て同じパターンでテスト撮影してきました。

何度も撮ってるので段差や砂利など歩行に影響し、それが映像に現れる場所も把握しています。

結果から言えばRONIN-Sは過去最高のパフォーマンス、ちょっと褒めすぎでしょうか。

歩行の上下動は技術的なことなので映像には出ますが、揺れの上下端で振動になっていることがありましたが、RONIN-Sはほとんど感じません。

これが剛性やモーター軸の精度の違いだと思います。

でもFollowは要調整です。

それとYaw軸のDが低い感じ。 トルク自体は強くて脱調することはなかったです。

H2だと設定によっては振動が出たりする角度があるのですが、それが全くありません。

スラントタイプのクセは室内でのテストで出てたのですが、今日は特に気になりませんでした。

DJI特有(?)のロール軸が傾くような現象もなかったです。

まぁDJIのことなのでFirmwareの更新頻度は高いと思います。

それにしても重い。

サブグリップなしで片手で持つと数分で疲れます。

バッグにも入らないしw

妄想ですが、この先RONIN-Sの軽量版とか廉価版が出てきたりすると他メーカーは一掃されるかもしれません。

RONIN-Sでも戦略的な価格なので、少なくとも選択肢が増えたことは良いことです。









RONIN-S 気になるところ

どんな製品でも完璧なものはない、入手したら必ず欠点から探すことにしています。

対策できれば欠点ではなくなります。

RONIN-Sはとにかく重いです。 でも軽量化はほぼ不可能です。

ミニ三脚やフォーカスコントローラーもしっかりとした作りで見た目より重いです。

フォカースコントローラーは不要なので外し、サブグリップを付けましたがミニ三脚をどうするかが問題です。

竹刀のような持ち方はしないけどレンズ交換などで直置きすることも多いです。

H2の時は畳んでも邪魔に感じたのでアルカ互換クランプを付けてその都度外していました。

撮影時は少しでも軽いほうがいいけど・・・直置きする頻度が高そうなので付けっぱなしになりそう。

アームがヨーモーターに当たるのは何とかしたいです。

でもこの位置だとピッチモーターにバランスウエイトを付けるしか方法が思い浮かびません。しかも相当な重さが必要になります。

収納も考えないとバッグに入らないかも? 怖くて試してないw

カメラプレートのアルカ互換化も考えておきたいです。

やはり角度が違ったので両側に隙間を埋めるパーツが必要です。

手間さえかければ作れるし、一番実現できそうなんですが・・・面倒だなぁ。

それに脱落防止は使えなくなるので、少し検証してから考えることにします。

あとはPIDの設定です。

まだ、と言うか全然判りませんw

数値を変更していると何となく判るのですが、テスト撮影もまだなので撮影してから再チャレンジです。

しかしそれ以外では今の所気になるところはありません。

剛性はほんとに高くて、H2だとヨーとピッチモーターが同軸なるように(収納状態)してピッチモーターをヨーモーター側に押さえるとすごくたわむのが判ります。

これは起動したままインバートモードに移行するとカメラのストラップホールが当たったり、当たらなかったりしたことがあって判明しました。

え? そんなに動くの?というくらいたわみます。

新品のときからそうなのでベアリングではなさそうですが、RONIN-Sはこの辺がガチガチです。

アームの調整はH2だとアリミゾが浮いていたりしてましたが(爆)さすがにそんなことはなかったです。

でも重いのもあって調整自体のやりやすさはH2と大差ないです。

赤外線式シャッターは今後有線式が発売されるのでしょうか?

パノラマやタイムラプスはほとんど撮らないけど、あの針金のようなLEDは持ち歩くのもイヤですw

それとバッテリーグリップ。

これだけ重いなら両手持ちのグリップがあってもいいと思うし、脱着のクランプを見てもそれらのアクセサリー類が出てくることは間違いないと思います。

でもお高いんでしょうねぇ・・・剛性が高いので電動雲台としても使えそうなので、買える買えないは別としてもアクセサリーを早急に充実してほしいです。

ついでにファーストインプレッションを動画にしました。

明日は雨が止んでいればテストしてきます。





2018年7月7日土曜日

RONIN-SはAlexmosを超えられるのか? ファーストインプレッション

届いたので早速開封します。

散々レビューされているので内容物の確認もそこそこに、充電してからボディを付けて起動させました。

ここで1点注意を。

初めてコントローラーに電源を入れるときはボディやレンズが干渉しない小型のカメラとか短くて軽いレンズにした方がいいです。

特にAlexmosだとセンサーの向きと設定が逆になっている可能性もあります。

長いレンズだといきなりぶつけて涙目になることも・・・そんなの容易に想像できるのでそんな経験ありませんが、暴れるととんでもないことになります。

それと電源スイッチが長押しでOFFなので暴れると手がつけられません。

と言ってもRONIN-Sは最初にアクティベーションがあります。

RONIN-Sはとにかくゴツいです。 しかも激重www なんでこうなったw

仕様で判っていたけど、持ってみると「ちょっと無理かもしない」と思うほどクソ重いです。

軽い方が長く撮れるのは間違いないので、映像の質にも影響しそうですw

重いのがダメな人はRONIN-Sは現物を確認するか、違う機種にした方がいいと思います。

さて、気になる外観はというと・・・Pilotfly H2が比較対象になるのですが比較するまでもなかったです。

RONIN-Sの作りがいいというわけではなくH2が酷すぎるから。

RONIN-Sは各部の仕上げは丁寧でネジも国産と遜色ないです。

ただ外観や作りは写りには関係なく操作性に少し影響することがある程度です。

アームやカメラのロックが不安になるような作りではダメですから。

素材を見てみるとミニ三脚はアルミ、グリップ(バッテリー)の接合部もアルミのようです。

取り付けると当たり前のようにガッチリしています。 この辺がH2のダメなところです。

クランプもしっかりしているけど、カメラプレートのクランプはストロークが短い感じ。

レバータイプなので不都合はありませんが、冬など寒い時期にネジを回すのは結構大変です。

CRANEとか頭が丸いロックネジを使ってますがあれは最悪です。

それにしてもなんでこんなに重いのか見てみると、カメラプレートに電源供給用の端子が仕込んであったり、本体のジョイスティックのところなんてかなりデカいです。

ペイロードというとてもいい加減なスペックが記載されていますが、これってその重さを載せて動くってことでしょうか?w

数値を明記するのはいいことですが意味のない数値でしかも基準が決まってません。

こんなのに踊らされる人はいないと思うけど「○○kgのペイロードがあるから強力です」なんていうレビューがあったら全く信用できないレビューということです。

ブラシレスジンバルは”調整”という難関が存在します。

BurGIや増築前のAlexmosを使ってきた人なら調整項目がシンプルなので勉強するには最適でした。

フィルターやエンコーダーが増えて、ゲインの減衰まで設定できるようになってかなり難易度が高くなったと思います。

特にゲインの減衰は振動しているのにそれを抑えるように動くので、その振動が収まると今度はゲインを上げようとしても設定が強すぎるとその位置まで戻らないことがあります。

その辺りから設定の難しさを感じることになるのですが・・・

RONIN-SはDJIお得意のオートチューンができます。

これは自動で設定するだけでベストではありません。

でもリセットとは違い、さらに本体単体でオートチューンを起動できます。

レンズの重さや、カメラも複数使いたい場合などはProfileだけでは足らないときもあるので、実用になるならとても便利です。

試してみたら繰り返し精度もそこそこでとりあえず撮るだけなら普通に使えそうです。

趣味としての調整は難易度からしてもすごくおもしろいと思います。

でもこれが業務だとするとAlexmosは避けたいコントローラーだと断言できます。

そもそもAlexmosで業務耐えるような安定性があるジンバルはまだ出てないです。

RONIN-Sはオートチューンがあるから使えそうなのかと言えば・・・そうでもなさそうです。

まず最低限ですがfollowの設定は必要です。

これはアプリでSmoothTrackになります。

操作感もここで決まります。 デフォルトではすごく違和感がありました。

そして問題のPIDです。

オートだとやはりちょっと弱めです。

Highでオートをかけても最強設定のH2より弱い感じ。でも音はするけど振動は出ません。

Advanceモードで設定を少し変更してみると、恐ろしいくらい強い設定までできました。

でも振動はまだ大丈夫でしたが結構音が出ます。

この辺は少しずつ追い込むことになるのですが、Alexmosより簡単とはいえ結局設定しないといけないことになります。

本体の剛性はすばらしく、たわみやガタはほぼ皆無なのでちゃんと設定できればH2を使うことはもう無いと思います。

少し気になったのは、まずバッテリー。

USBでの充電に対応しているのはやっぱり便利です。 でも充電には本体を経由させないといけません。

予備などを考えればバッテリー単体で充電できるようにするべきです。

それとスラントタイプだからなのか、水平から見上げるような動きをした時にロール軸の挙動が変になることがありました。

あとやはり重さです。

重いので延長グリップという名のミニ三脚で竹刀を持つように握ることになるのですが、流石に無理があります。

そこで早速H2で使っていたサブグリップを付けられるように小さいアルカ互換プレートを加工して取り付けました。

強度は大丈夫そう。 でもまだ決定打ではありません。

できればロゼッタを仕込みたいのですが、良いパーツが見つけられませんでした。

他にはフォローモードやロックモードはトリガーで簡易的に切り替えることができるのですが、ティルトのロックはSmoothTrackで設定します。

ですがモードは3つしかありません。滅多に使わないけど・・・

フォーカスコントローラーはSONYでは使えませんが作りはすごくいいです。

操作性は未知数ですが使えないのはもったないくらい出来がいいのでちょっと惜しいです。

録画ボタンもSONYは赤外線式のLEDを取り付けて使うのですが、あんなもん誰が使うんだよw 

フォーカスコントローラーと録画ボタンが使えないので残念なところです。

とりあえず雨が止んだら試し撮りでしょうか。 湿度が高すぎて動きたくないけど・・・

2018年7月4日水曜日

発送通知 ~RONIN-S~

本日、発送通知が届きました。

過去にF450の完成品を購入したairstageなので北海道からの発送です。

DJIの代理店はセキドが有名なのかな? システムファイブでも取り扱っているし他にもあるのですが・・・週末には届くでしょう。

サブグリップを作るためのパーツは採寸しないといけないので再来週になりそう。

それまでに使い方と設定、キャリブレーションの方法など確認することがいっぱいあります。

とりあえず雨さえ降ってなければ走井山公園で試し撮りです。

やっと本命のジンバルかぁ。 2年以上待ったことになります。

コントローラーはAlexmosもすばらしいのですが、Pilotflyの精度の悪さには閉口します。

精度がよければ撮れる映像がいいわけではありませんが。

高価なカメラとレンズを載せるのでネジが甘い製品は使いたくないのです。

と言っても中華アルカ互換クランプは多用してます。 選別してるけど。

DJIも中華だけど購入した製品の精度は割と良かったです。

Pilotflyは台湾なのにかなり酷くてまるでRCTIMERのようです。 製造と検査は中国なのかな?

日本製がなく、あったとしてもすごく高価になると思うので実用的ではありません。

価格破壊は中華が一番w

到着がたのしみです。