2023年6月9日金曜日

シグマ 14mm F1.4 DG DN 発表

 木曜日に発表されました。

事前リーク画像では一眼レフ用レンズをミラーレス用にしたかのようなゲタっぽい部分があったのですごく大きく見えましたが、実際は他の単焦点レンズにフードを付けた程度のサイズ感で重量とほぼ比例したようなある意味コンパクトなレンズでした。

そういえば一眼レフ用に14mm F1.8があったのでそれと同じサイズと考えるとSONY用としてはF1.4なのに短くなります。

重量的に三脚座は◯

出目金は仕方ないしF1.4の明るさは超広角として世界初なんじゃないでしょうか。

ただ私の場合はシグマの発売を待って14mmクラスの単焦点を購入するつもりでした。

しかし我慢できず14GMを購入しました。

14GMとは同じ14mmでもコンセプトがかなり違うので棲み分けはできると思います。

大きく重くても性能が上であるなら価値はあります。

でもジンバルに載せたり手持ちや他のレンズをバッグに入れて持ち運ぶことを考えると、1kgクラスのレンズはちょっと敷居が高いというか持ち手を選びそうです。

レビューでは解像度がそれほどでもないというのを見ましたが、14GMはかなりカリカリで周辺部は悪くないけど開放では中央との差が結構あります。

F2.8くらいまで絞ると全く気になりません。

F1.8の開放でも動画なら十分実用できるレベルだし少し絞れば何も問題ないないけど星景とかで均等な描画を狙うならシグマの方が良さそうです。

そして逆光耐性はシグマのほうが上らしい。

14GMでも開放でほとんどゴーストやフレアは出ませんが、それより凄いとなるとレンズ構成が多いのに少ないとなるとちょっと凄いかもしれない。

価格は22万で実売20万弱、14GMより少し高いですが爆発的に売れるレンズではないのでそのうち同程度の価格になると思います。

価格が同じなら競合しますがどちらを選ぶかと言われたら迷わず14GMです。

やはり重さと描画性能を天秤にかけると14GMよりもっと解像度が高いとか、14GMがイマイチなら選択肢としてアリかもしれません。

でも14GMはあのサイズと重さで描画性能も悪くはありません。 一般用途なら高性能と言えるレベルです。

星景ならいいのかもしれませんがVILTLOXの16mmの存在もあるのでやっぱり出てくるタイミングが悪いなぁと思います。

まぁでも他の単焦点に比べたら個性があるのでおもしろいと思います。

2023年6月1日木曜日

VILTROX AF16mm F1.8

 以前噂になっていたレンズが発表&販売されました。

中華レンズですがVILTROXはいろんな意味で完成度が高いです。

たぶん中華の中では一番出来が良さそうに思えます。

14GMを購入する時すでに噂があったのですがAPS-Cの13mmだったり、シグマの14mmの噂もあったりで結構迷いました。

1224Gがあるので15~16mmでも良かったのですが120fpsを使うなら少しでも広いほうがいいのと、14GMなら安心であること、そして一番の懸念事項はゴーストです。

フレアも気になるのですが1224Gでダメなのはゴーストです。

14GMは開放ならゴーストはとても少ないです。

これと重さが決め手になって購入しました。

シグマは期待していたのですがF1.4で出てくるらしいので却下です。 1kg超えのレンズは要らない。

そして今回の16mmF1.8はどうでしょうか?

Youtubeで見る限りではかなり良さそうです。

しかも価格は7万台とGMの1/3程度で購入できます。

解像度はかなりのもので周辺部もF4.0でほぼ完璧になるようです。

ゴーストは少しありますが1224Gのようなリング状に目立つものではなく、LAOWAのような盛大なゴーストとは比較になりません。

そしてボケも結構自然で14GMに匹敵するのではないかと。

重量は550gで個人的にはベスト、しかもフロントフィルターが使えます。

14mmと16mmでは画角が違うので比べるのはアレですが、同じ明るさで20mmより広い超広角として考えたら今ならVILTROXを選んだかもしれません。

サムヤンの14mmF2.8でもこれより高かったと思うのでコスパは凄いかもしれません。

さすがに16mmは要らないのと14GMを売ってまで買い替えることはありませんが、レビューだけ見たらバカ売れする要素があるといえるレンズだと思います。

一番驚くのは歴史が浅い中華レンズがもう国産メーカーに匹敵するほどのレンズを作れるということです。

電子系や製品のバラつき、保証などを考えるとまだまだ国産メーカーを選ぶ人が多いと思いますが、価格差はそれを否定できるだけの魅力があります。

100mmティルトマクロのようなちょっと残念レンズでもおもしろいのでこれから期待ができそうです。