2022年12月29日木曜日

2022年のカメラ&PC関係を振り返る

 今年もあと2日となりました。

2022年を振り返ると大きな変化がありました。

それはiMacからMac Studio&Studio displayに変更したことです。

iMacは初代5kの2014年モデル、年数では7年前になります。

Mac StudioはM1MAXの64GBメモリで2TBでストレージはケチりました。 私の用途では2TBあれば何とかなります。

総額では60万超なのでかなり高価でしたが待ち望んでいたので仕方ありません。

本体側のスペック的にiMacで5時間とかかっていたエンコードが数分で済むとか次元の違いを感じます。

しかしノイズリダクションを適用するとかなり遅くなるので速いときは爆速、そうでもないときはコストに合わない結果となります。

でもそれよりよかったのは意外にもStudio displayの方です。

iPadと同じでYoutubeならHDR再生もできるし何より美しいです。

初代iMac5kと解像度は同じですが階調やコントラストなどかなり違います。

でもさすがに色調はとても似てるのでAppleらしいとも言えます。

20万弱でアームも入れると20数万という高額モニターになりますが、全く後悔してないどころか買ってよかったとさえ思ってます。

本体はMac miniの最安値モデルでもよかったかもしれませんがw

モニターは壊れなければ長く使えるので大満足です。

このMac Studioは速いとかだけではなく生活環境すら変わってしまいました。

とても静かで発熱が少ないので部屋のアナログ目覚し時計の音が気になるくらいでした。

時計はデジタルに変更し夏場はエアコンの効きがよくなって冬の今はとても寒いですw

静かな住宅街なのでとても静かな環境になったと思います。

Macの更新は大当たりだったと言えます。

あとは14GMを購入したくらいかな?

この14mmは1224GのゴーストやF4という夜間ではちょっと暗いのが気になってて購入しました。

おかげで1224Gの出番はほとんどありません。

スチルでも動画でも少しトリミングやデジタルズームを併用しても気にならないレベルの解像感と超広角でもボケがきれいなので超広角単焦点の不利なところも問題ありません。

35GMと135GMとこの14GMの3本でほとんど撮れるのでこのレンズも大満足です。

でも一番よく使う50Zが35GMと比較してどっちもどっちなのと、シグマの105mmマクロを何とかしたいという欲望は来年以降になりました。

まぁでもレンズはほぼ揃ってるので安価な中華レンズとかで遊ぶのもアリかなと。

そしてスライダーの決定版? Slypod Proを入手したのも大きかったです。

出始めに迷って見送ったのですが結果的にはよかったと思います。

本体とアプリの使い勝手が悪いのが残念ですが伸縮というスライダーの欠点を克服できる構造なのでとても利用価値が高いです。

しかも本体の取り回しもいいので使用頻度が高いです。

おまけにTILTAのnanoも併用するのでよく使うようになりました。

スライダーはあるとすごく便利で夢があるけど実際に使うと面倒だったり取り回しが悪くて使わなくなったりしますが、形状が違うことで使いやすくなるとよく使うようになりますw

少し重いのとかなり長いのでもっと剛性が高くて(十分ではあるけど)短いタイプがあれば完璧かもしれない。

まぁできればそれがDJIから出てくれるといいのですが。 MOZAは操作性が悪すぎます。

細かいところではRS2を吊り下げにしたりしました。

絵的に視点が少し下がるのを除けば腕への負担が減ってよかったです。

本体を改造したわけではないのですぐに戻せます。が、現場では無理。

車が横付けできるところであればいいのですがこの辺はなかなか厳しい状況です。

ジンバル自体は更新する予定もないので壊れるまでRS2を使うつもりです。

RS3が出てるけど全く興味が沸かなかったです。

とりあえずMacはしばらく更新しないけどPCはそろそろ耐用年数的に危なくなってきました。

BootCampをインストールしたiMacを復活させればすぐにWin環境に戻せるけど新しく作ろうかと考えてます。

スペックは低くていいので静かで壊れにくそうなのが希望です。

カメラ関係はボディはしばらくこのままで十分です。

できればブリージング補正が欲しいところですがボディを買い換えようとは思いません。

レンズは中望遠マクロでシグマの不満を解消できそうなのがあれば購入しようと思います。

来年は大物が控えているのであまり無駄遣いはできません。

2023年はどうなるやら・・・

2022年12月18日日曜日

Monitor+が有線接続に対応

 外部モニターはジンバルとか固定での撮影ではほとんど使いません。

しかしnanoを使うときにやスライダーでの撮影だとモニターがあるとすごく便利です。

でも手持ちの外部モニターはHDMIで外部バッテリーが必要な普通のタイプなので使い勝手はあまりよくありません。

屋内なら特に気になりませんが外部バッテリーも一緒に持ち出す必要があるので困ります。

バッテリー内蔵タイプに買い替えることも考えたのですが、モニターそのものも結構邪魔です。

ジンバルでも使えたら便利ですが機材の重さに閉口するくらいなので減らすことはあっても増やすことはありません。

そこで確実に持ち出すiPhoneがモニターになればベストです。

最近HDMIで接続できるアダプターが出てきましたが25,000円弱もするしアダプターに電源が必要なのでそれほど大きなメリットはありません。

モニター単体で使えるのは純正アプリかMonitor+、ユニットが必要ですがRavenEyeといったところです。

正確なモニターをしたいわけではないのでこの程度でも十分ですが純正アプリは意外と使いにくいです。

Monitor+は便利ですがiPhoneだと接続性が悪いので移動しながらスリープで運用するには向いてません。

RavenEyeは接続性に関しては優秀でユニットへの給電ができる環境ならカメラとiPhoneをそれぞれスリープしても接続は切れないので意外と使いやすいです。

しかしメニューが毎回リセットされたりとか表示の問題もあって実用性はあまりよくなかったです。

そこでMonitor+の有線タイプを安価なAndroidで試したら使い勝手はかなりよかったです。

しかしRECスタートでフレームレートが半減するので外部モニターとしては構図を決める程度でしか使えてません。※ 旧バージョンの場合です。

iPhoneだと無線なのにRECでフレームレートの変化はほとんどないのでチップの違いかソフトの仕様なのかは不明です。

ここで高速で高価なAndroidを試すのは本末転倒なのでAndroidは諦めました。

するとMonitor+がiPhoneでも有線接続できるようになったという通知がきました。

そこでtype-C>Lightningケーブルで接続してみたら・・・ダメでしたw

マニュアルを読んでみたらUSBカメラ接続アダプターが必要なようです。

これはiPhone側の仕様なんでしょうか。

type-CなiPadだとどうなるんだろ?

そしてアダプターは純正だと6,000円くらいします。 これはさすがにもったいない。

そこで安価な互換品を試すことにしました。

アダプターが余分なのとフレームレートや接続性を確認したいだけなので動けばOK、ダメなら純正を買わずに諦めようという考えです。 互換品は1,200円くらいです。

そして届いたので試してみたら・・・ダメでした。

画像は出るけど動かずにフリーズした状態です。

メニューとかの操作はできるのでアプリがフリーズしているわけではありませんが使えない状態です。

これが純正のUSBカメラアダプターなら動くのか?というのは不明です。

互換品はUSBメモリーとかキーボードでは正常に動くし給電も問題なかったです。

電流不足かと思って給電しながらも試しましたがもっと不安定になる感じ。

iPhoneXsとiPad mini5thで同じ症状でしたがiPhoneXsは「このアクセサリーは・・・」という警告が出ることもあったのでやっぱりアダプターがダメなんだと思います。

まぁでも純正アダプターで動いたとしても結構邪魔だしAndroid版でのREC中にフレームレートが下がる問題は最新のMonitor+だとiOS版とほとんど変わらないくらいまで改善されてました。

アダプター不要で安定して接続できるし操作も問題ないのでAndroid版で使おうと思います。

それでもnanoでフォーカスはちょっと厳しい感じなのでHDMI入力できるタブレットがあれば最強なんですが・・・

そんなの買うくらいならバッテリー内蔵タイプのサブモニターとかで十分かもしれません。

でもサブモニターだと10インチクラスは少ないので結局小型の外部モニターを使うのが一番ってことになりそう。

外部モニター問題はしばらく続きそうです。

2022年12月13日火曜日

おもしろそうなレンズ

レンズは純正、国内サードパーティ、そして最近では中華レンズも増えてきました。

フィルム一眼レフ時代から互換レンズは多かったけど、フィルムの特性=ボディは箱という考えでレンズを使いたいためにそのマウントを選ぶという選択をしてました。

今のように連射も限界があったしAFなんてF3AFが出てα7000がヒットしてからだったので蚊帳の外って感じでした。

今はデジタルが主流になってレンズの持ち味である発色のウェイトはかなり少なくなったと思います。

もちろん発色の違いはあるけど補正できないリバーサルとは違って自分である程度補正できてしまいます。

そしてボディは解像度や動画の性能などで細分化されているので、昔のようにレンズが決まってからボディを選ぶということはなくなりました。

それでも使い勝手や性能から純正がベストだと思いますが純正にはないレンズが社外品で存在したりします。

その多くは中華に多いです。

逆に言えば純正やサードパーティと競合するレンズだと現時点では勝てないから、という意味になります。

その代表が韓国ですがサムヤンでした。

サムヤンの初期?は85mmF1.4で2万円台という破格で売られていました。

性能はそれなりですが他のレンズも含めて低価格というのは武器になります。

それがAFや低分散ガラスなどの使用で価格が上がってしまって今はサムヤンの魅力はほとんどありません。

純正に比べたら半額くらいで購入できるのもありますが、同じ価格ならF値が暗い純正レンズを選んだほうがいいと思います。

そしてサムヤンに続くのが中華レンズです。

メーカーは多くてほとんどが単焦点の標準域か超広角です。

ズームも出てきてますがまだまだのようで電装関係もちょっと怪しいところがあるので狙い目はMFの電子接点を持たないレンズがオススメになりそうです。

単焦点だと非常に明るいレンズも多くて描画はソフトフォーカスと言ってもいいくらいのレンズもありますが、使い方によってはおもしろいレンズが多いです。

EFで古いレンズを使ってますが中途半端に古いので描画も中途半端に悪いです。

オールドレンズを選ぶ楽しさもあると思いますが程度の違いやマウントアダプターなどを考えると名前の魅力しかないような気もします。

さて、そんな中華レンズですがすごくおもしろそうなのが出てきました。

AstrHoriというメーカーで他の中華と似たようなラインナップでしたがティルトやシフトレンズがあります。

ティルトは見た目には本格的ですが中身は普通のレンズっぽいので最大角まで動かすとフルフレームのイメージサークルに足りておらずAPS-Cで使用することになりそうです。

そして他のメーカーからもティルトレンズが出てきました。

TTArtisanで50mmF1.4のティルトレンズです。

これもガウスタイプでイメージサークルは普通だと思うのでフルフレームだとケラれが出ると思います。

しかし価格は3万円台でオールドレンズの50mmF1.4として考えれば並程度の中古品と同等で購入できてしかもティルトで遊べます。

普通の50mmF1.4として考えると描画はかなり甘いと思うので他のレンズと合わせて使うには無理が出てきそうです。

あとティルトの特性からマクロ域で使用するとその効果が最大限に発揮できると思ってます。

絞らずに全域にフォーカスを合わせたりできるのがその甘い描画のせいでティルトマクロレンズの代わりになるものではありません。

でもこの手のレンズは純正では出て来ないので中華ならではかも。

すぐに購入するかはまだ決めてませんがかなり遊べるレンズ、というか遊ぶしか使い道がないようなおもしろいレンズです。