2023年5月28日日曜日

TTartisan 100mm F2.8 2X Macro レビュー 動画

 とてもおもしろいレンズなのでレビュー動画を作ってみました。

内容は購入時から感じていたのと同じなのでここでは割愛します。

付属のコールドシューアダプターにアルカプレートを付けてそれをロングプレートとレンズサポートで支えてみました。

これでやや不安がありますがレンズ先端側で保持した状態で撮影ができます。

この辺はリング三脚座を加工するとかして自作しようと考えてます。

描画自体はシグマと比べるとヌケの悪さを感じます。

コントラストはやや低いけどそれだけでは語れないスッキリさが違います。

しかしそれはマクロだとそれほど気にならないし動画でもほとんど気にならないです。

ティルトはまじめに使えばオンリーワンな撮影ができます。

遊びで使うと飽きると思いますがマクロとしても使えて倍率も高いので十分実用性はあります。

重いのと細かいところの作りが微妙なので主力レンズにはなりませんが中華レンズは遊ぶためにありますw

超大口径とかもおもしろそうですが遊べるレンズなのは間違いないです。




photoshop ジェネレーティブ塗りつぶしを試す

 話題のAI、フォトショのジェネレーティブ塗りつぶしを試してみました。

指定した範囲の塗りつぶしをAIが画像解析して自動でやってくれるというものです。

英語のみですが文字列で例えば”山を追加”とかできるそうです。

ベータ版のみで今年度末くらいには正式に実装されるそうです。

とりあえず数枚試してみました。

その前にフォトショで加工というといろんなパターンがあります。

写っていてはダメなものを消したり、形状を整えたり・・・足が長すぎる女優とかw

やりすぎ注意ですw

追加を試したけど人物はゾンビ?かお化けみたいに崩れやすかったです。

逆に言えば心霊写真は簡単に量産できそう。

冗談はここまでにして、真面目な写真の場合は不要物を消す=AIじゃなくても可能です。

でも無いものを増やすのはかなり大変です。

そこで撮った写真の画角を広げるというのを試してみました。

まずは車から。


135GMで試し撮りした時のものです。

開放でこの解像度!しかも深度が極端に浅いので・・・ってそれはどうでもいいです。

これを写ってない後部を広げると・・・


なんか新型が出たw

形状はさすがのAIでも既存の車種を判断できないようでそれっぽい形状になりました。

でも驚くのはここからです。

3枚生成されて選択できるのですがどれも後部ドアがありました。

フロントドアの長さから後部ドアが存在すると判断したのでしょうか。

それとセダンではなくハッチバックだけだったのは何故かはわかりません。

ホイールのサイズと形状がどれもフロントのコピーではなかったです。

遠近感も135mmだったせいか不自然さが残りますが一瞬でここまで生成するのは凄いです。

でも形状がはっきりしている車や有名人などはさすがに無理がありそうです。

では2枚め。

柿田川へ行った時の写真です。

構図が中途半端なので右側を伸ばしてみました。

脅威!w

自分で撮影した写真なのに違和感を感じません。

石垣が自然で水面の反射などほぼ完璧だと思います。

この場所へ行ったことがある人でも違和感を感じる人は少ないのでは?

そして3枚め。

赤目四十八滝で撮ったものです。

これをズームアウトしてみました。

全く不自然さがない!

と言っても現地で見たことある人なら上部はよく見ると怪しいです。

手前側のボケ具合や木々の生成は凄まじいレベルです。

3枚の中で一番違和感の無いもの選びましたが、滝の写真では手前に岩が配置されたのもありました。 手前に岩では池になっちゃう。

ここまではかなり遊べるのですが欠点もあります。

生成される解像度はせいぜい800万画素くらいが限界で42Mのα7RIIIだと解像度が違いすぎてはっきりと違和感があります。

この写真は長辺2000ピクセルで行ったので目立たなかったです。

処理速度はM1MAXで解像度に関わらず20秒くらいでした。

実用性としてはフェイク画像を作ることくらいしか思いつきませんが、世代が進めば写真自体の概念が変わる可能性があります。

今はおもしろいだけですがYoutubeのサムネとかインスタやツイッターならバレにくい画像が生成できると思います。

現実的ならLightroomで軸上色収差をAIで除去なんてのはすぐに出てきそうです。

超解像、ノイズ除去は実用レベルなので最近のAIの進化は加速度的です。

そのうちターミネーターが来るかもしれない。

2023年5月25日木曜日

TTArtisan 100mm F2.8 2X Macro Tilt & Shift 試写

 いろいろ試写してみました。 お家ですが・・・

解像度は思ったよりかなり良かったです。

開放だと軸上色収差が少しありますが全く気にならないほど少ないです。

歪曲収差も少なくてイメージサークルが広いおかげで周辺落ちも少ないです。

至近距離はズームレンズかと思うくらいブリージングがあります。

これはインナーフォーカスのマクロだと仕方ないかも。

F値も至近距離だと2段落ちるようです。

フォーカスがかなりシビアなので手持ちで気軽に撮影とはいかないかもしれませんが、このくらいの解像度があれば実用性は十分です。

いろいろ細かいところを見ると作りが甘いとかありますがかなり気に入りました。

三脚座を何とかできればもっと使いやすくなるので自作しようと思います。



TTArtisan 100mm F2.8 2X Macro Tilt & Shift

 予定では6月2日以降でしたが5月25日に到着しました。

初めての中華レンズでビルドクオリティは想定内でしたが、レボリングの固定ネジが曲がってるw

バーナーで炙って直しましたが折れる前に交換したいところです。

他は特に気になるところはありません。

ちょっとチープな感じもしますが価格を考えるとよく作られていると思います。

ティルトのロックネジがカメラグリップを握った時に当たるのとか、シフトのロックが回しにくい下側にあったりとか、フォーカスリングがクイックすぎて合わせにくいとかいろいろありますが使えないことはないです。

肝心のティルトは100mmで得られる効果を考えるとやや少なめな感じ。 他のティルトもこんな程度かも?

シフトはおまけっぽい。 100mmでシフトだと使う場面は限られてくると思います。

そして描画は思いの外普通に使えるレベルです。

イメージサークルも最大シフトでケラれたりしないし2倍マクロはある意味凄いです。

付属品のレンズに付けるコールドシューは安価でいいアイデアだと思いますが1個しか付属しません。

自作できないこともないけど別途購入できるんだろうか? せめて2個は欲しい。

それと最初から判っていたことですが三脚座がレンズの可動部よりレンズ側に欲しいです。

これが実現できればフレーミングがとても楽になりますが、カメラ側を三脚で固定するとティルトの操作は極端に難易度が上がります。

レンズ先端部は72パイだったので汎用の三脚座で合うのがあれば被写界深度の目盛りのところ(こっちは70パイくらい?)で2箇所で固定できるかもしれません。

それと被写界深度の目盛りは合ってるのかな?w  よく見たら笑えるほどいい加減ですw

中古のEF TSレンズでも結構な価格だし中望遠だとマクロを兼用できればと思って購入しました。

解像度番長のシグマ105mmマクロと比べて実用性はまだ不明ですが、かなりおもしろいレンズであることは間違いないです。

光源を入れるとフレアが出てコントラストが下がるけど100mmならあまり気にならないです。

国内メーカーが販売したらこんな価格では買えないと思うので遊びで使うならアリだと思います。

モバイルモニターのスタンド

 有機EL 15.6インチのモバイルモニターをセカンドディスプレイで使用しています。

色再現性はちょっと微妙なところもありますがStudio displayのサブでも不満はありません。

そもそもMacのディスプレイは校正されたモニターとは違って見た目重視なのでMac bookなどで満足できているならほとんど気にならないと思います。

HDRモードだと照度固定となりますがHDRコンテンツの凄さを体感できるし、DavinciResolveでHDRのモニターとして使えます。 (ただし難あり)

唯一の不満はスタンドです。

テーブルの上に設置するという用途であれば全く問題ないのですが、Studio displayをモニターアームで設置しているので高さを合わせる必要があります。

この場合だと折り畳めるスタンドしかないので何かしら工夫することになります。

最初はタブレット用のスタンドで設置しましたが、背面のコントローラー部が邪魔で固定しにくいです。

イレギュラーな方法で固定して使ってましたがやはり邪魔に感じます。

せっかくモニターアームにしたのでここにセカンドモニターを固定すればとてもスッキリします。

そこでモバイルモニターに1/4ネジ穴を追加することにしました。

内蔵スタンドにカメラ用チーズプレートを貼り付けるという方法です。

丁度持っていたのがピッタリだったのでエポキシボンドでスタンドに接着です。

スタンドは少したわむので剥がれないようにアセテート布テープで補強してあります。

これで剥がれ落ちることはありません。

そこへ撮影用マジックアームと15mmのアルミ棒(パイプでない)とパイプクランプ。

モニターアームの支柱は35パイなのでバイク用のクランプを使いました。

マジックアームの強度は十分で内蔵スタンドの角度調整も活用しています。

位置決めは自由にできますが自在に動かすということはできません。

まず動かすことはないのでこれでOKです。

できればモニター側をクイックリリースにして撮影用のモニターとしても使えるようにしたいところです。

※ 動画にもしてみました。




2023年5月18日木曜日

おもしろレンズ

 以前中華レンズで85mmのティルトがありました。

よくよく調べてみたらAPS-Cでは使えるけどフルフレームではティルトでもケラレが出るとのことで購入を見送りました。

この辺はさすが中華レンズと言った感じで手抜き感が半端ないです。

ところが一応フルフレームに対応しているっぽい100mmの2倍マクロが出てきました。

こちらはなんと! ティルトとシフト付き!

イメージサークル的にシフトは怪しいけどティルトは使えそう。

ティルト&シフトでマクロとなるとCanonのTSくらいしかありません。

TSだと価格は30万くらいでしょうか?  明確な目的があって投資する価値がある人にはいいけどノリだけではとても買えません。

それより焦点距離ですごく迷いそう。 1本買えたとしても高価なので何本も買えない・・・

遊びで使うだけですがシグマの105mmマクロがシャープだけど使いにくい&そこまでの解像度は要らない&ティルトは非常に魅力ということで購入することにしました。

メーカーはTTartisanで50mmF1.4のティルトも出してますが、こちらはかな怪しいです。

普通の一眼レフ用ガウスタイプで無理やりティルトできるようにした程度です。

F1.4でティルトはおもしろいけどマクロでもないし用途は限られそうということで見送りました。

100mmでマクロなら解像度は期待できないけどYoutubeでサンプルを見る限りでは一定レベルの水準には達している感じです。

シフト時の周辺部はケラレるけどトリミングすれば問題なし。

広角や標準クラスではトリミングだと使いにくいけど望遠マクロならというわけです。

100mmでシフトはティルトと合わせて使うことになるのでしょうか?

ティルトもマクロなので深度コントロールに使えるかどうかってところです。

価格は6万ちょっとでEF100mmマクロUSMと購入価格が同じくらい。

使ってみないと何ともいえないですが遊びで使うならこのくらいの価格が限界です。

もしシグマより使いやすければシグマは売却してもいいかなと考えてます。

それとシグマから14mmF1.4が出るみたいです。

重量級レンズで1kg超らしい。

出目金かどうかは不明ですがリアフィルターホルダーがあるみたい&フロント径から考えるとフロントフィルターは95mm以上になりそうで現実的ではありません。

14GMが驚異的に小型軽量で解像度も高いしゴーストも少ないのですごく気に入ってます。

ボケも超広角とは思えないほど良いので推定価格が20万クラスだと考えると14GMより周辺部の解像度が相当優れていないと選択する意味はなさそうです。

でもF1.4の超広角は今まで無かったのでとてもおもしろいと思います。

純正レンズがすごく優れているものが多い場合は安価または尖ったレンズじゃないとレンズメーカーは厳しいと思います。

中華の怪しいレンズが純正を超えるようなことはまだまだ先の話ですがティルトやプローブレンズなど純正にはないレンズであれば購入するだけの理由になるかもしれません。

届くのは6月初旬のようでまだ2週間ほどかかりそうです。

2023年5月17日水曜日

配置変更

 現在の物理デスクトップはStudio displayをモニターアームにて設置してMac Studioは向かって右側に配置してます。

それとモバイルモニターを接続してデュアルデュアルディスプレイにしています。

type-Cで接続しているモバイルモニターは有機ELで焼付き防止を兼ねて常時使用しているわけではありません。

使うときだけ電源を入れるのですがたまに電源ONでモバイルモニターがリブートする事があります。 もしかしたら電圧不足?

電源供給専用のtype-C端子があるのですがtype-Cで接続してさらにここに給電すると信号なしとなります。

そこでHDMIで試してみたらリブートせず正常に起動します。

しかし! HDMIは電源OFFでもモニターを認識しているようでマウス カーソルがセカンドモニターへ移動できてしまいます。

そのせいでMission Controlでデスクトップの移動がやりにくくなります。

とりあえず怪しい付属のケーブルを変更しようとしましたが配置の関係でケーブルが届きません。

付属のtype-Cケーブルは1mですが0.8mまでとか規格があったような・・・この規格は難解でよくわかりません。

そこで配置変更することにしました。

1年ほど使っていると不満とか出てくるのでちょうどいいかも。

モニターアームの支柱は限界に近いほど左側に設置しているので物理デスクトップへの負担はかなりあります。

倒れたりすることはありませんが(あったら困る)負荷を下げるためにも20cmほど中央へ移動させました。

テーブルに穴を開けてボルトで固定しているので今までの穴は目隠しw

座っているところから見えないしテーブルには合皮のシートを被せてあるので気になりません。

この合皮シートも汚れたり傷が付いてくるのでそのうち張り替えようと思います。

そしてMac Studioはモニターの背面やや左側へ。

モニターの可動範囲が大幅に増えたけど動かすことはほとんどありません。

あとはモバイルモニターはiPadで使っていたスタンドを加工して載せていますがこれがちょっと気に入りません。

そこで撮影用パイプクランプと15mmロッドを組み合わせて支柱にモバイルモニターを固定しました。

モニターにはスタンドにチーズプレートを貼り付けました。1/4ネジで固定できるようになりました。

自由に動かせないけど理想の固定方法になりました。

パイプクランプがちょっと甘いというか動くのでここを改善できたら安心です。

バイクのインナーチューブ用クランプが販売されているのでこれを利用しようかと妄想してます。

ケーブルが短くなったせいか今のところリブートはしなくなりました。

ケーブルは付属品だったけど接触不良だったのかも?

自由に動かせるといいけど動かすことはほとんどありません。

でもカメラのモニターとしても優秀なので簡単に外せるようにクイックリリースにした方がいいかもしれない。

この辺も含めて改善できたらと思います。

2023年5月11日木曜日

Nikon Z8 発表

 発表されました。

Z9は縦グリ一体のフラッグシップ機でミラーレスとしてはかなり大きくて重かったです。

縦グリがなければ理想のボディになる、それがZ8として出てきました。

Z9から細かい所が変わってますが簡単に言えば縦グリとGPSがないだけです。

Z9が破格だったので割高に感じますがむしろ小型化したのでバーゲン価格だと思います。

それでも900g以上あるので重めで大きいです。

しかしα系も初代と比べると無理やりシルエットだけ似ているだけで超肥大化してます。

しかも少しずつ大きくなってはいますが基本的に同じデザインなのでかなり無理が出てきてます。

実際にα7SIIIを持つと非常に持ちにくいです。 ほとんど手持ちしませんがw

個人的にはα7RIIIにRRSのL型プレートを付けた状態が一番持ちやすいです。

それを考えるとZ8は持ちやすい大きさとも言えそうです。

そして中身は積層センサーで8kオーバーサンプリングで4k60pが可能。

RAW動画内部収録が可能なのでSONYより断然優れています。

Nikonの動画は未知の世界ですが4軸チルトやマウントの将来性を考えると、SONYから乗り換えるだけの魅力があります。

EマウントのレンズをアダプターでZ機というのが実用できるなら・・・それでも現実的にはちょっと無理がありそうです。

SONYのFirmware問題とかボディのデザインとか考えるとそろそろSONYの優位性は失われつつあります。

ミラーレスで先行できたのは一眼レフボディを諦めたからで、他が追いつけばSONYのアラが出てきます。

CanonとNikonの2大巨頭はそれほど簡単に崩れないと思います。

それは過去に育ててきたユーザー層が違うからです。

次にボディを購入するときはメーカーもよく考えてからにしようと思います。

2023年5月1日月曜日

Kase drop in Filter Dream を試す

 ちょっと試したらすごく良かったのでいろいろ試してみました。

少し気になったのが形状です。

STCの旧型よりはいいのですが現行品と比べるとやや小さいです。

ということは・・・EFレンズで試してみたらケラれが出ました。

STCの現行品はEFレンズでも大丈夫なのでちょっと残念です。

純正レンズは135mmが最長なのでそれより長いレンズでは試せません。

もちろん純正レンズはスチルでもケラれは出ませんが、EFレンズを使うこともあるので注意が必要です。

そのせいで使用頻度が高いNDだったらかなり評価は低くなります。

でもソフトだと特性的に純正でしか使わないと思います。

少し装着しにくいのでSTCの旧型で使っていたフォーカシングスクリーン用の治具を使ってます。

これでバッチリ!

普段ソフトフィルターは使いません。

以前自作したブラックミストは試したことがあるのですが、ブラックミスト特有の汚れたコンタクトレンズで見た風景みたいな描画は好みではなかったです。

今回のDreamはホワイトミスト系だと思うのですが、光源はブラックミストに比べて滑らかにボケるし全体の雰囲気も控えめで良いと思います。

特に高解像度のレンズ+ローパスフィルターレスのボディだとシャープすぎる描画がややソフトになります。

昔のソフトンとかだと崩れすぎる感じがしますがそれも感じません。

フロントフィルターを嫌う理由はレンズ毎にサイズが違うということもありますが、そもそも出目金な14GMや1224Gだと100〜150mm角のフィルターしか使えません。

超巨大で重くしかもかなり高額です。

それとゴーストやフレアが出やすいです。

それに比べてセンサーフィルターはゴーストが出にくいし付けっぱなしで撮るなら手間はかかりません。

逆に頻繁に脱着するような使い方には向いてません。

当然ですが出目金レンズでNDと併用なんてできないのでセンサーフィルターだけで事足りるなんて事はありません。

でもそれはSTCも同じで価格を考えたら半額なのでコスパは高いと思います。

ソフト具合も気に入ったので満足です。

まぁでもNDならSTCを勧めると思います。

少し惜しいところもありますが純正レンズで運用するなら価値はあると思います。