2021年6月29日火曜日

Nikon Z fcに思うこと

 NikonからFM2を模したボディが出てきました。

さすがにネタだろうと思ってましたがどうやら本気だったようです。

Z50の外装を変更したというスペックでAPS-Cですが、グリップを持たないフィルム時代を彷彿させる薄いボディでレンズを外したらかなりコンパクトに感じるかもしれません。

デザインは手に持って使う道具なので操作性も重要だし、光学機器を所有するという高揚感みたいなものもあると思います。

人それぞれ考え方があるのは当たり前なので否定はしませんが、個人的にはちょっと疑問が残ります。

まずこの手のクラシック系を模したタイプはCanonやSONYでは絶対に作らないでしょう。

Nikonならではですが近いのはOLYMPUSが同じことをやってます。

OLYMPUSは小型で当時から完成されたボディデザインだったと思うので、センサーサイズを考えてもLeicaのように大きく変更しないデザインで勝負したのだと思います。

でもNikonは悪く言えばウケ狙いだけのような気もします。

フラッグシップクラスのFやF2、F3のデザインでフルフレームだったら、と思いますがその辺の詰めが甘いです。

それ以前に現在のデザインチームに過去の資産を超える技量がなく、上層部もそれに囚われているように思います。

操作系をアナログにしたのはとても好感が持てます。

直感的に操作できるしファインダーやモニターを見なくても変更できます。

この辺はとても中半端なSONYは見習うべきです。

見た目だけとはいえかなり売れると思うのですが、この先フルフレーム版を出すかどうかで大きく変わってくると思います。

でもやっぱりCanonのような思い切りというか一貫した方向性が見えてこないので、やっぱり迷走しているのでしょう。

一刻も早くZ9を発表してR3やR1、α1対抗するボディを出すべきだと思います。

それにしてもレンズのデザインも無理矢理感があるなぁ。

これでNikonが持ち直すのか楽しみです。

2021年6月25日金曜日

動画で物撮り テスト

 購入したビデオライトを使って物撮り動画を撮ってみました。 動画は公開しませんが・・・

使い勝手はよくてコンパクトで小さいので狭い撮影台の上でも設置できます。

明るさも1/125、絞りはあえて開放のF1.8、ISO640で+1段ちょっとでした。

被写体から光源までの距離が30cmくらいでかなり近い状態で光量は50%くらい。

これならF8.0まで絞ってもISO12800にすれば同等の明るさで撮影できます。

最近では常時PP8のs-log3なのでこれで十分な気がします。

トレペを使ったりすると一気に光量が不足するけど商品撮影の類ではないのでISOで調整できると思います。

意外とよかったのがFXエフェクトです。

新しい方のライトはFXでも光量が調整できるのでバックライトとして使ったらかなり遊べそうです。

2台でそれぞれ操作性が異なるので使いやすいとは言えませんが購入してよかったと思います。

トップライト用にもう1台ほしいところですが、購入したどちらかと同じのをもう1台買うかバッテリー駆動ができる少し大きなタイプでもいいかなと思ってます。

スチルでも使えると思いますが演色を考えるとフラッシュのほうがいいかもしれません。

個人で遊ぶならライトの方が見たままで撮れて便利です。

物撮りならテスト撮影すればいいけど屋外では1発勝負もあるので・・・

次は携帯できるトレペのディフェーザーを作ろうと思います。

固定方法が問題になのとトレペの耐久性を考えて12mmのカーボンパイプの両端に15mmのカーボンパイプを差し込んで、15mmのクランプで三脚に固定という方法を試そうと思います。

15mmのクランプは三脚ネジ穴付きの汎用品がいっぱい出ているので固定しやすくなるはず。

12mmのロッドもドローン用のパーツが使えるし。

でもライトスタンドではちょっと固定できそうにないのでもう少し考える必要がありそうです。

屋外でもLEDの粒の影が見えることがあるので小型のディフェーザーを作ろうと思います。

そしてもう1台買うかどうか、ちょっと考えてみようと思います。

2021年6月23日水曜日

ビデオライト2灯目

 プライムのセールで少し値下がりしてたビデオライトを購入しました。

以前に購入したのは防水のiPhoneMAXサイズで挙動に不安があるものの、とりあえず使えています。

2台目はメーカーが異なり操作性もダイヤル式なので使い勝手はこちらの方が良さげでした。

電源スイッチもハードウェアのスイッチなのでスリープもしないので扱いやすいです。

外観はソリッド感があって品質は上質です。

本体に1/4ネジ穴は無くて特徴のあるアームを固定するスタイルです。

そして発色の違い。

以前のライトとの違いはかなり違います。 まぁでもこれは想定内です。

色温度がやや高めというか以前のライトが低い感じ。

色調はやや緑のかぶりを感じます。 色温度では調整しきれないくらい違います。

目視では以前の方が自然に見えるし、最大光量もかなり違います。

その光量変化も新しい方は1~100%でほぼリニアに変化しているのに対して以前の方は1%でもかなり明るくて50%を超えると変化が緩やかになります。

光量の違いは全面のパネルが以前の方は透明ですが、新しい方はすりガラスまではいきませんが少し拡散するタイプなので距離が離れるほど不利だと思います。

それからRGBでも光量を変更できます。 これはサブに最適です。

以前の方はRGBだと光量を変更できません。

しかしこのRGBで数値を一定にした時はかなり発色が違います。

フルカラーのLEDの違いだと思いますが演出用として使うならともかく、色調を揃える目的では使えません。

小型だし充電もPDに対応してて9Vでも充電できます。代わりに出力はありません。

発色の違いでメインライトとして均等に2灯で行うような事はできませんが、サブライトとしてなら十分です。

それにトレペやレフ板などをそれぞれで使うのでどっちにしろ発色は合わないです。

趣味レベルで撮影するにはこれで十分です。

でもできれば以前のライトをもう1台買って3台にしたいところです。

屋外でも3台あるとかなり自由なライティングができます。って屋外だとスタンドとか固定方法を考えないと。

同じライト3台がベストかもしれませんが使い勝手などからあえて別のモデルを選びました。

1台あっても困らない、でも1台じゃ足らない、ライト選びと台数は奥が深そうです。

2021年6月22日火曜日

ビデオライトを2灯にしたい!

 先日購入したビデオライト、いきなりフリーズして怪しさ満点でしたがその後は特に問題なく使用できています。

スマホサイズなので光源が離れると光量不足になりますが私の用途では問題ありません。

それより1灯なのでレフ板を使わないといけません。 これが大変です。

ディフェーザーも小型なものしかありませんがトレペで代用できます。

トレペだとさらに光量が稼げなくなりますがα7SIIIだとISO12800(実質3200)で撮れるので何とかなってます。

そこで2灯目を購入しようと考えました。

同じものがベストなんですがフリーズの問題と防水の意味がほとんど無いこと、発光部が透明でディフェーザーが無いと眩しすぎるのと段階状の影がでてしまいます。

使い勝手の問題もあるし一番気になるのが発色の違いです。

色温度が正確に出ているとは思えないし・・・でもこれはこの商品に限ったことではありません。

同じものでもバラつきがある事もあるし。

色温度は調整できるし商品画像を撮るようなものではないし、屋外で補助光程度に使う2灯目なので少しコンパクトで使い勝手が良さそうなのを選んでみました。

選んだ理由がタイムセールで少し安かったのが一番の理由です。

RGBライトで小型なので何台あっても困りません。たぶん。

そして室内用ディフェーザーは自作することにしました。

丸めて折り畳める円形のディフェーザーでも良かったのですがスタンドが必要になるし意外と扱いにくいです。

そこでトレーシングペーパーの出番です。

ぶっちゃけ使い捨てに近いし屋外では扱いにくいですが、変色とかを考えるとトレペの方がコスパは高いかもしれません。

固定はドローンを作ったときのカーボン材があるので2辺だけ固定して広げられるようにして耐久性を持たせることにします。

それを吊るすか貼り付けるか、マステでもいいし小型なものもすぐ作れます。

物撮り用にすぐ収納できるようにして、屋外はこれからテストしてみますが2灯&ディフェーザーではフットワーク的に限界があるのでいろいろ試してみようと思います。

この手のビデオライトはエフェクト付きなので、屋外で焚き火に照らされたフェイク動画なども撮れると思いますw

2021年6月17日木曜日

ビデオライトのテスト

 先日購入したビデオライトの試写です。

家庭菜園と言えば聞こえはいいけど裏庭の壁際に植えてあるトマトです。

トマトは簡単に収穫できて味も悪くないのですが、実は採れすぎて毎日トマトを食べる羽目になる罠のような野菜です。

防水なので雨の日を狙って撮影してみました。

マクロで寄ると雨なのかわかりにくいですが。

自然光がメインで照明は弱めなので不自然さはありません。

α7SIIIでPP8だとISO12800で照明付きなので結構絞れるはずですが、雨のせいで傘の位置が悪くて寄りきませんでした。

レンズはEF100mmF2.8でF8.0くらいだったと思います。

葉っぱの影に隠れているので目視ではかなり暗かったけど雨でコントラストが低くなっていてもライトのおかげでメリハリもついてます。

GMに見慣れていると解像度の低さが目立ってきますが動画ならそれほど気になりません。

フォーカスがシビアなのにフォーカスリングのピッチが粗いのでそろそろ更新したいような、でも使えてるし・・・悩むところです。

原盤を再生して一時停止するとまるでスチルのようなと言うと褒め過ぎですが悪くないと思います。 さすが10bitです。

ライトの設置方法をもう少し考えてコンパクトなマクロ撮影リグを組んで雨の日にでも出かけたいと思います。


2021年6月15日火曜日

意外と便利な小型LED照明

 Smallrigのショップでおまけで貰ったLED照明があります。

単3形2本で正方形タイプのLED照明です。

結構明るくて最大照度だとEF100mmF2.8の最短撮影距離でS-log3、1/125、F6.3、ISO12800で+2EVほどです。

等倍になるので発光面積が小さい照明でも影が出にくいのでマクロの動画撮影で使ってます。

でも単3形だと電圧降下のせいで最大照度では連続発光できる時間は短いです。

それと1/2倍程度になると影が目立ってくるので、少し大きくてもっと明るい照明を探してみました。

Amazonだといろいろありますがどれも似たりよったりでそこそこ価格も高いので迷うところです。

しかも中華製品でレビューが当てにならないAmazonだと無難に色温度だけ変更できるものを選んだほうがいいのか、それともパリピ仕様のカラフルなサブ照明として使えるほうがいいのか・・・

その中に防水を謳っている商品がありました。

できればアーム付きが良かったけどこれは何とかなるし、防水であれば屋外マクロで雨の日でも使えそうなので選んでみました。

Smallrigのより大きいとはいえスマホサイズですが、防水のついでにモバイルバッテリーとしての機能もついてました。

1/4ネジ付きのモバイルバッテリーは結構貴重なので○です。 でも容量と出力から使いみちは少ないかも。

使い物になるか怪しいディフェーザーやシリコン製のケースとか小型雲台まで入ってます。

しかも6月22日まで20%OFFのクーポン付き。

購入価格は6,000円ちょっとで防水ならいろいろ使えると思います。

防水だと気になるのがスイッチ関係ですが・・・違う意味で罠だったかも?

注文して翌日に到着。さすがAmazonです。

急がないからゆっくり配達というのが選べたらいいのにと思います。

日付指定すると余計ダメだし。


本体は意外なほど大きなケースに入ってました。

付属品多数。

本体は大きい方のiPhoneを分厚くしたサイズ感ですがかなり重いです。

動作確認してからいろいろテストしてみました。

操作性は防水のせいで全てボタンなのでシリコンケースに入れてあるとちょっと迷います。

配置を覚えればいいのですがせめてボタンの形を変えるとかしてあればいいのに。

色温度は2500k〜8500kだそうですが高い方は8500kは出てないと思います。

そして明るさ。

1〜100%まで変更できますがリニアではありません。

〜50%くらいまではそれなりに変化しますが50〜100%までの変化はかなり少ないです。

1%と50%で絞り換算2段くらい、50〜MAXまで1/2段も無いくらいでしたが・・・ここで問題が。

本体にはマグネットが仕込んであるので鉄板などに張り付きますが、シリコンケースに入れてあると厚みのせいで自重を支えられないくらいです。

これはディフェーザーもシリコンケース使用を前提としているようで、裸の状態で装着できるけどフィットしません。

ちなみにディフェーザーが無いと眩しくて直視できません。

問題というのはカメラの露出計で明るさをテストしていたらいきなりフリーズしました。

操作は何も受け付けず、電源ボタンの長押しも不可で点灯しっぱなしです。

何もできないので放置しつつ、バッテリー切れで復帰するような気がしたので待つことにしました。

でも50%の照度だったので1時間以上待つかもしれないのでiPhoneを充電したりiPad miniを充電したり・・・iPad miniも使用しながら充電できたのでそれなりの出力はあるみたい。

それでもまだ目盛りは半分程度だったのでカメラに付けて撮影をしてみたら1分もしないうちに切れましたw 目盛りはいい加減のようです。

シャットダウン後に電源を再投入したらスリープ画面になり、点灯させようとすると落ちたので正常に戻ったようです。

とりあえず様子見ですが、もし最低の照度でフリーズすると10時間くらい光っぱなしという可能性があります。

防水も端子はむき出しなのでシリコンケースを併用したほうが安全ですが、それ以前にちゃんと防水なのか怪しいところもあります。

防水のためにスイッチが物理的に切れるタイプではなく長押し系なのもフリーズの解除ができない原因だと思います。

しばらく使ってみてまたすぐフリーズするようであれば返品です。

作り自体は悪くないし持ち歩ける照明としては結構気に入ってます。

まぁでももし買い換えるなら電源は物理スイッチの方が安全かもしれません。

2021年6月14日月曜日

中華ボールヘッドとコピー品

 自由雲台は永遠のテーマです。

今はジッツオの1377と1型用にライカのボールヘッドを主に使ってます。

どちらも高さがあるので低高タイプで小型のボールヘッドを探していました。

できればRRSなど一流品がいいのですが、なぜか中華製の怪しい感じも好きなのでAmazonで探して購入してみました。

数年前に2800円くらいのを試したときは、外観はいいけど鋳造で精度が悪い、固定したら動くのでとても使えるものではなかったです。

そして1年くらい前にも少し違うタイプを試しました。

こっちはボールの表面が粗くて動かすとゴリゴリと樹脂が削れていきますw

でも固定力はそこそこあるし固定までのストロークも感触がわかりやすくて意外と使いやすいです。

でもパンは固定すると少し動きます。

そして今回購入したのは4,000円ちょっとで価格は微妙。

説明文だけ見てるとわかりにくいのですがクイックリリースプレートを外してみたら意味がわかりました。

クランプの部分だけ回転するようになってます。

水平出しをしてからパンできるという構造です。

本体のパンは意外で固定しても動きません。 これは当たり!

緩めると少し全体的にガタが出るけど荷重がかかっていれば気になるほどではありません。

しかも軽く締めただけでロックできます。

クイックリリースのノブは少し硬いです。

硬い理由はクランプのスプリングがかなり強いみたいです。 そんなに気になりませんがもう少しスプリングが弱い方が扱いやすいです。

そしてメインのクランプは全開から確実にロックするまで約120度くらいです。

でも90度から急速に重くなり、90度だと完全には固定されていません。

カメラとレンズで1.5kgくらいだと軽く締めただけではちょっと動きそうです。

ノブはレバーですが少し力を入れにくい感じですが、1kg未満の機材であればかなり快適に使えそうです。コンデジなら使えるレベル。

ボールの固定は樹脂を介して本体で左右から締め付けるタイプなので、台座がせり上がる上がるタイプと違って固定時のフレーミングがズレにくいです。

好みもありますが緩めた時は抵抗がなくライカの雲台のようにスッカスカです。

ただしα7系ボディにGMレンズとなるとちょっと厳しいかなという感じ。

目的がRS2用の三脚に雲台を付けられたら凄くコンパクトな三脚になります。

ジンバルでの撮影で完全に固定したい時があるけどジンバルでは何かと不便です。

そこでクイックリリースプレートと併用してみるというのが今回の目的です。


クランプは互換性がないので交換できません。意外としっかり固定できるのでこれで十分です。

この価格帯の雲台にGMレンズ付きのボディというのはどうかと思いますが、無駄に高価なだけの雲台もなんだかなぁと思ってます。

でもアタリを引くまで買い続けるくらいなら名のある雲台を買った方が安上がりなのも事実です。

今度はLeofotoあたりの小型雲台を購入して価格差に見合うのか試してみようと思います。

それからSamllrigのオーダーメイドで作ってもらったRONIN-S用プレートの成れの果てが#2506です。

製品版に近い試作品をもらったけど、正直これは使えません。


理由は後述するとして、そっくりと言うかコンセプトをコピーした商品があったので購入してみました。

なぜコピーかというと#2506が製品化したきっかけが私だからです。

#2506がダメなところはクランプのノブが小さくて回しにくいこと、回しにくいのでスラストベアリングが入ってること、そして一番の問題点はクランプの形状と構造、精度のせいでアリミゾが機能していないことです。


#2506はKIRKと同じアリミゾの下側が可動部にあるタイプです。

精度が出ていれば問題ありませんが、スライドするとガタつきがあるのでクランプするとプレートが少し浮きます。

この手のクランプで浮きが発生すると挟んでいるだけなので細いネジを使っている#2506は破損のリスクもあってかなり怖いです。

斜めのアリミゾが挟むことによって下側へ押し付けて摩擦により固定されるはずが、挟むだけだとどうなるのか言うまでもありません。

そして今回購入した商品は他の中華クランプと同じ構造です。



#2506は浮きが出るのでノブの締付けでどこまでも締まるような感覚ですが、こっちはカチッとしまっ他感触があります。

下部のネジ穴も#2506は3つにたいして4つあって均等配置なので、501互換のプレートにつける時もより安定して付けることができます。

見た目は少し大きいけど重量差は4gで問題ありません。

これで501互換化した1377のボールヘッドに取り付けがしやすくなります。

普段はRS2のプレートを使ってレンズサポートが使えるようにしています。

それをそのまま501互換化した1377へ取り付けるという方法です。

でも三脚座があるレンズだと501のプレートを揃えないといけません。

手持ちでも撮りたいので大きく邪魔なプレートは避けたい。

そのために変換アダプターとしてこの商品を使うということです。

Smallrigも中華ですが精度は悪くありません。 ただ少し詰めが甘いです。

他の中華製のアクセサリーでも使えないレベルどころか理想に近い製品もあるというのがこれでわかりました。