2021年6月14日月曜日

中華ボールヘッドとコピー品

 自由雲台は永遠のテーマです。

今はジッツオの1377と1型用にライカのボールヘッドを主に使ってます。

どちらも高さがあるので低高タイプで小型のボールヘッドを探していました。

できればRRSなど一流品がいいのですが、なぜか中華製の怪しい感じも好きなのでAmazonで探して購入してみました。

数年前に2800円くらいのを試したときは、外観はいいけど鋳造で精度が悪い、固定したら動くのでとても使えるものではなかったです。

そして1年くらい前にも少し違うタイプを試しました。

こっちはボールの表面が粗くて動かすとゴリゴリと樹脂が削れていきますw

でも固定力はそこそこあるし固定までのストロークも感触がわかりやすくて意外と使いやすいです。

でもパンは固定すると少し動きます。

そして今回購入したのは4,000円ちょっとで価格は微妙。

説明文だけ見てるとわかりにくいのですがクイックリリースプレートを外してみたら意味がわかりました。

クランプの部分だけ回転するようになってます。

水平出しをしてからパンできるという構造です。

本体のパンは意外で固定しても動きません。 これは当たり!

緩めると少し全体的にガタが出るけど荷重がかかっていれば気になるほどではありません。

しかも軽く締めただけでロックできます。

クイックリリースのノブは少し硬いです。

硬い理由はクランプのスプリングがかなり強いみたいです。 そんなに気になりませんがもう少しスプリングが弱い方が扱いやすいです。

そしてメインのクランプは全開から確実にロックするまで約120度くらいです。

でも90度から急速に重くなり、90度だと完全には固定されていません。

カメラとレンズで1.5kgくらいだと軽く締めただけではちょっと動きそうです。

ノブはレバーですが少し力を入れにくい感じですが、1kg未満の機材であればかなり快適に使えそうです。コンデジなら使えるレベル。

ボールの固定は樹脂を介して本体で左右から締め付けるタイプなので、台座がせり上がる上がるタイプと違って固定時のフレーミングがズレにくいです。

好みもありますが緩めた時は抵抗がなくライカの雲台のようにスッカスカです。

ただしα7系ボディにGMレンズとなるとちょっと厳しいかなという感じ。

目的がRS2用の三脚に雲台を付けられたら凄くコンパクトな三脚になります。

ジンバルでの撮影で完全に固定したい時があるけどジンバルでは何かと不便です。

そこでクイックリリースプレートと併用してみるというのが今回の目的です。


クランプは互換性がないので交換できません。意外としっかり固定できるのでこれで十分です。

この価格帯の雲台にGMレンズ付きのボディというのはどうかと思いますが、無駄に高価なだけの雲台もなんだかなぁと思ってます。

でもアタリを引くまで買い続けるくらいなら名のある雲台を買った方が安上がりなのも事実です。

今度はLeofotoあたりの小型雲台を購入して価格差に見合うのか試してみようと思います。

それからSamllrigのオーダーメイドで作ってもらったRONIN-S用プレートの成れの果てが#2506です。

製品版に近い試作品をもらったけど、正直これは使えません。


理由は後述するとして、そっくりと言うかコンセプトをコピーした商品があったので購入してみました。

なぜコピーかというと#2506が製品化したきっかけが私だからです。

#2506がダメなところはクランプのノブが小さくて回しにくいこと、回しにくいのでスラストベアリングが入ってること、そして一番の問題点はクランプの形状と構造、精度のせいでアリミゾが機能していないことです。


#2506はKIRKと同じアリミゾの下側が可動部にあるタイプです。

精度が出ていれば問題ありませんが、スライドするとガタつきがあるのでクランプするとプレートが少し浮きます。

この手のクランプで浮きが発生すると挟んでいるだけなので細いネジを使っている#2506は破損のリスクもあってかなり怖いです。

斜めのアリミゾが挟むことによって下側へ押し付けて摩擦により固定されるはずが、挟むだけだとどうなるのか言うまでもありません。

そして今回購入した商品は他の中華クランプと同じ構造です。



#2506は浮きが出るのでノブの締付けでどこまでも締まるような感覚ですが、こっちはカチッとしまっ他感触があります。

下部のネジ穴も#2506は3つにたいして4つあって均等配置なので、501互換のプレートにつける時もより安定して付けることができます。

見た目は少し大きいけど重量差は4gで問題ありません。

これで501互換化した1377のボールヘッドに取り付けがしやすくなります。

普段はRS2のプレートを使ってレンズサポートが使えるようにしています。

それをそのまま501互換化した1377へ取り付けるという方法です。

でも三脚座があるレンズだと501のプレートを揃えないといけません。

手持ちでも撮りたいので大きく邪魔なプレートは避けたい。

そのために変換アダプターとしてこの商品を使うということです。

Smallrigも中華ですが精度は悪くありません。 ただ少し詰めが甘いです。

他の中華製のアクセサリーでも使えないレベルどころか理想に近い製品もあるというのがこれでわかりました。

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