2020年10月10日土曜日

α7SIII ファーストインプレッション

 到着しました。 全て動画での感想です。

第一印象は『デカい』

グリップが細めで深いので持ちにくいです。 でもそのせいで小指あまりは改善されてます。

バリアングルは180度まで完全に開きません。 これはヒンジを改善してほしいところです。

EVFはすごいです。 やっとここまで来たかというくらい見やすい。でもEVFはほとんど使わないのでもったいない感じです。

RECボタンの位置以外はα7RIVとほぼ同じで、α7RIIIとの差も少ないです。

開封してすぐにカスタムボタンの割当てを自分仕様にしました。 この辺は慣れもあって扱いやすいです。

メニューはやっとタッチで操作できるようになり、レスポンスもかなり速いです。

最初からこのメニューだったら酷評されなかったと思います。次世代機はこのメニューになるはずですがなぜかα7cは旧モデルのまま・・・ここはコストを掛けるべきでしょう。

AFもα7RIIIから進化していて、動画でも瞳に追従します。

α7RIIIより明らかに捉える速度が速くて確実です。

もちろん意図した被写体に合うかは別ですが、リニアトラッキングもあるのでMF不要かもしれません。 

肝心の試写をしてみました。 サンプルは無しです。

低照度ではα7RIIIとは比べ物になりません。 圧倒的です。

しかしデュアルゲインISOはかなりはっきりしていて、ISO3200〜10000まではかなりノイズが多いです。

ISO12800になると一気にノイズが減って、比較はしてませんがα7RIIIのISO1600くらいに感じます。

ISO12800以上はISO32000くらいまでは何とか使えそう。 これでもα7RIIIのISO6400より優秀だと思います。ISO80000までは階調も残ってるけどそれ以上は緊急でも使えないかも。

このISO12800で切り替わるのはちょっと問題で、夕暮れとかだとISO3200以上ならISO12800にしないと不利です。

感覚的には使えないISOの範囲があるという感じです。これもいろいろ試さないといけません。

記録は今までのH264、H265、それとハイビットレートが選べます。 SDではH264とH265だけになると思いますがV90なら使えるみたいです。

初代iMac5kだとH265はレンダリングが倍ほどかかるようですが、比べても試写程度ではその差は感じませんでした。

それよりα7RIIIとの差が大きいです。

S-log3で全て10bitでの試写でしたが、シャドー部が違いすぎて思わず笑ってしまうほどです。

それとピクセルピニングのα7RIIIと違ってローパスフィルターがあるようでモアレはほとんど出ません。

しかも解像感というか立体感も全然違います。

α7RIIIだと薄っぺらい感じでしたが、リッチで濃厚、解像感も悪くなかったです。

その代わりというか塗り絵っぽい感じもしました。

ノイズの違いが出てるのかもしれません。

それと電源OFFだとセンサーが盛大に動きます。 α7RIIIも動くのですがグラグラで固定されてないと思うほど揺れます。 効き自体は大差ないような。

関係ないけどRRSのL型プレート、α9II用は使えませんでした。

純正グリップが共通なので大丈夫と思って購入しましたが、底面の厚みが違うので干渉してしまいます。

汎用の正方形タイプでの運用になりそう。 でもα9II用のL型プレートはさらに持ちにくい気がしたので、使えたとしても結局使わなくなりそう。

それとSTCクリップセンサーはα7RIII用と違って装着がやりにくいです。

屋外で脱着することもあるので慣れておかないと。

台風で室内か窓から外を撮ることしかできませんが、さすがに待っただけのことはありそうです。

S-log3もα7RIIIと違うみたいで、ノイスだらけで使いにくかったのが嘘のようです。

決して安くなくかなり高額だと思いますが買ってよかったと思います。

次はジンバルです。 早く発表されないかな・・・




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