2020年10月11日日曜日

α7SIII テスト撮影とSTCクリップセンサーの違い

 やっと台風の影響が去って土曜の夜から晴れてきました。

どこかへ出掛けて実践でテストと思ったけど慣れないボディだし、まだどの設定がベストなのか把握できていません。

土曜の夜はベランダに出てオリオン座を動画で撮ったりしてました。

50mmF1.4、SS1/25、24fpsでISOは6400〜上限まで。

都市部ではないものの空は明るいです。

ISO12800でも足りてないようで、ISO32000ぐらいで本領発揮といったところでした。

しかしノイズを考えると星景を動画で、というのはまだまだ厳しいようです。

ピントがズレていたのでサンプルはなし。

もう少し暗い空で24mmとかの明るいレンズならそこそこ見られるような気もします。

やっぱりワイドで明るいレンズがほしいです。

日曜日はいつもの公園へ。

α7RIIIと比較するために三脚を持っていきました。

2、3日前からすると夏戻ったような暑さです。 車の外気温計が31℃になってる・・・暑いわけです。

汗だくになりながら50mmとA036の50mmで撮ってみたら・・・

今回はSTCのNDを使っていたので試しにWBはオートにしましたが、ちょっと微妙な結果でした。

それより画角がかなり違います。 α7SIIIの方が10%くらい狭いです。

動画の場合はセンサーの有効範囲がカメラ毎に違うので、こんなにも違うのかと正直残念な気持ちになりましたが、家に戻って確認したら手ブレ補正がアクティブになってました。 変更した記憶はないんだけど、モードダイヤルを触って戻ったのかもしれない。

日中でコントラストがはっきりしているのでISO2000くらいまでは両機ともノイズの差はほとんどありませんでした。

さらに少し上げても大差なし。

α7SIIIはちょっと眠いというかソフトな感じで、α7RIIIはシャープだけど解像してないように見えます。

α7RIIIはフルフレームモードなので当たり前ですが。

しかし全体をパッと見たときの違いはかなり大きいです。

α7SIIIは4:2:2の10bit、α7RIIIは4:2:0の8bit、ここまで違うのかというくらいシャドー&ハイライトの階調に差があります。

特に差を感じるのは草木の葉の色調です。

α6300やα7RIIIは色が抜けた葉っぱに無理やり色を乗せている感じでどの葉っぱも同じ色に見えてドライフラワーのようです。

α7SIIIだと葉っぱ毎に色が微妙に違うのが見えてとても自然な感じです。

でもノイズに関しては低感度域で差が出るほどのものではなかったです。

そして猫がいたので手持ちでテスト。

動画だと動物の瞳は認識しないのか・・・まぁいいかw

S-log3からグレーディングというかそのままLUTを当ててみたら、まるで写真のようです。

一時停止させてみると動画の1コマには見えないくらいと言うと大げさですが、α7RIIIとはまるで違います。

シャドー部を持ち上げても階調や色調が残ってます。

もちろんモアレによる擬色やジャギーもありません。

それと4k 60fpsの滑らかで高詳細の動画が素晴らしいこと。

シネマ調なら24fpsだけど60fpsでTVっぽい映像もアリだと思います。

それからSTCのクリップセンサーですが、α7RIII用とは違ってかなり大きくなってます。


α7RIII用は枠の爪があるので、一眼レフ用のバックフォーカスが長いレンズだと50mmでもケラレがでます。

EFレンズが使えるかと考えてましたが、使えたのは17-40mmF4Lと50mmコンパクトマクロだけでした。

EF50mmF1.4はギリギリダメ。

400mmF5.6Lだと枠がはっきり映り込みます。

ところがα7SIII用だと400mmF5.6Lでもケラレなく使えました。

これなら動画でも全てのレンズが使えるのでいよいとα7RIIIで動画を撮ることはなくなりそうです。

でもMC-11経由のEFレンズは動画の場合だとAFに設定できなくなりました。

AF-Cは元々動きませんが、AF-Sは動いていました。 α7SIIIだとMFしか選択できなくなったようです。

ファイルが動画でも連番になったし(設定があるのかな?)すごく便利になりました。

でもバッテリーの消費はα7RIIIよりかなり大きいみたい。

本体の熱も同じ時間だけ起動して撮影した状態でα7SIIIの方に熱を持っているのがはっきりとわかりました。

オートWBが思ったより悪かったのと記録方式を変更すると4:2:2が4:2:0へ戻ったりします。

ここも別の階層にしてくれたらよかったのに。

今後のFirmwareで追加機能とか変更があるかもしれません。 ちょっと期待してます。

これでスチルと動画のボディを分けることができます。

2台同時に使うことは少ないですが、それぞれ特化した使い方ができるのでよかったです。

もう少しテストしたら本格的に撮影しようと思います。

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