2020年10月15日木曜日

S-logかHLGか

 α6300で撮っていた頃、S-log2を試したことがあります。

結果は惨敗。

ノイズが酷すぎ、ノイズを緩和させようと2段くらい露出オーバーで撮ると今度はハイライト側が破綻してました。

α7RIIIはHLGでの撮影が可能となりました。

8bitでHLG?という謎仕様でしたが結果から言えば8bitのS-logより使いやすかったです。

SONYのS-logというかボディの仕様でISOオートだと1〜2フレーム感度が追従しきれずに画面全体が赤いノイズが現れる現象がありました。

これはSONYに確認済みで仕様とのこと。 結果ISOオートは最低ISOが100から始まるプロファイルのみ使えることになります。

普段はISOオートなんて使用しませんが、暗がりから明るいところへ移動した場合などオートにしたいときもあります。

絞りオートという手もありましたが、満足できる結果にはなりませんでした。

HLGはそのまま撮って出しで十分なほど扱いやすいですが、本来の10bitで撮影できるとなるとS-logとどちらが使いやすいのか? 悩みの種です。

後処理必須ですがむしろ後処理が一番の楽しみでもあります。

露出も完璧なら問題ありませんが救済する必要が出てくることもあります。

α7SIIIでS-log3を試してみるとα7RIIIのS-log2(S-log3は諦めた)とは全く違う結果になりました。

通常の感度であればノイズは全く気にならないし、シャドーやハイライトの階調や色調も別次元。

SONYのLUTを当てただけの動画は、ほとんどの人はS-log3で撮ったと気づかないレベルだと思います。

α7RIIIだと階調だけが眠くてシャドーは浮き気味、シャドー部にはノイズも乗って色調が犠牲になってます。

ハイライトは修正するとすぐにバンディングが出てくるし、擬色のような何ともいえない色調になりやすいです。

それがほとんど影響せずグレーディングもやりやすい。

私のように下手な人ほど10bitはメリットが大きいです。

S-logだとLUTを活用するもよし、見たまま感じたままグレーディングするもよし、自由度は極めて高いです。

HLGだと彩度を少し落として撮影しておけばかなり使いやすい素材になりますが、露出オーバーは厳禁なのは変わりません。

月末までさまざまな条件で撮り比べて、より扱いやすい方を選びたいと思います。

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