2020年10月22日木曜日

DaVinciResolve ノイズリダクション

 DaVinciResolveの有償版でいろいろ遊んでます。

無償版がすごく使えるので大差ないと思うかもしれませんが・・・

10bitファイルの読み込み、120fps、4k以上の解像度など、無償版では制限されていて使えない機能があります。

他にも様々な違いがあるのですが今回はノイズリダクションについてです。

以前はFCPXでNeatVideoを購入して使用していました。

精度や処理後の描画については満足できるのですが処理の重さはかなりのもので、一旦NeatVideoを有効にすると他の作業が全くできなくなるくらい重いです。

しかも処理後に手を加えようとするとまたレンダリングをする羽目になります。

10分くらいのカットをつなぎ合わせた動画でNeatVideoを2/3くらい適用すると数時間〜半日ほどかかります。(4kの場合)

なので全ての編集が終わってからNeatVideoを適用し、直後に書き出すしかありません。

効果は高いけど限定的にしか使えてませんでした。

DaVinciResolveならノードにノイズ処理を設定することができます。

FCPXでのNeatVideoとは操作性がぜんぜん違うのでこの辺は少し有利です。

DaVinciResolveのノイズリダクションの効果はNeatVideoほどではないかもしれませんが、見てわかるほどの違いはありません。

処理にかかる時間は同じ条件なら数時間はかかると思いますが、NeatVideoと違ってFCPXへ渡すファイルの段階でノイズ除去できるので、私の場合はその後の編集がかなり楽になります。

そこで過去に撮った素材で試してみました。

素材は去年の年末にα7RIIIで撮ったものです。

S-log2でISOは1600〜12800くらいです。

ISO3200くらいまでならそれほどノイズは気になりませんが、ISO6400になるとかなり目立ちます。

ノイズ処理すると塗り絵っぽくなり被写体によっては細部が甘くなります。

今回は効果を強めに掛けたのでそのせいもありますが細部の表現はNeatVideoの方が優秀です。

ノイズを少し残すくらいにして限定すればかなり使えるのではないかと思います。

それにしてもバンディングが酷いw

さすがにα7SIIIの描画と比べるとシャドー部の階調や色調に世代以上の差を感じます。

あと10bitでノイズ処理なんてやると重すぎてやってられない気がします。

相当な悪条件でもない限りα7SIIIでノイズ処理が必要になることはないと思いますが、できれば避けたいところです。 これ以上塗り絵になっても困るし。

α7SIIIのISO6400くらいから目立つカラーノイズっぽいのが除去できるのかはまだ試してません。

処理時間を考えるとNDを使ってでもISO12800に上げて使う方がよさそうです。

DaVinciResolveは無償版でもかなり高機能です。

有償版の価格が3万台後半でFCPXより少し高いですが、使いやすさは別にしてその差は圧倒的です。

大嫌いなサブスクリプションではなく、しかも認証が上書き式というのは個人ではすごく便利です。

それより膨大な機能を使えるか、使いこなすことができそうにないのが悲しいところです。

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