2022年10月19日水曜日

MOZA SLYPOD Pro プチカスタマイズ

 購入してから結構な頻度で使用してます。

そうすると気に入らない&改善したくなる箇所が見えてきます。

まずいちばん気になったのが雲台の固定方法です。

SLYPODは両端が1/4オスネジになっててプレートには厚めのゴムが装着されています。

緩み止めとしてゴムは妥当なんですが特に伸びる側のプレートは面積が小さくて緩みやすいです。

普通のスライダーならスライド部の上に載せて動くので気になりませんが、SLYPODだとネジ1本で固定し雲台を90°傾けてカメラを水平にする事になります。

上側にカメラという形にするとレンズの重さによっては雲台が緩みます。 これはかなり危険です。

そのために付属の雲台には緩み止めの機構が付いていますがこの雲台が使いにくいです。

使いにくい雲台を交換するとしても緩み止めが雲台側にあるので緩み止めを何とかしないといけません。

そこでゴムを剥がして雲台用のセットビス付きプレートを使うことにしました。

これでスライダー側と雲台側にそれぞれセットビスで緩み止めができるので通常の仕様でれば緩むことはありません。

ただ抵抗だけで止めているので使用する雲台が確定すればそれぞれのプレート側にドリルで窪みを作って絶対に緩まないようにする予定です。

それと本体側の1/4オスネジも問題です。

三脚に固定するにしても付属の三脚は控えめに言ってゴミです。

そこでメスネジに変更しました。

ゴムを剥がすとゴムがズレないように結構複雑な形状をしているので、その形状に塩ビ板をカットしたものを挟んでエツミの60パイメスネジプレートをねじ込んでます。

両方から1/4ネジをねじ込みますが厚みは13mmなので深さ6mmは確保できます。 塩ビ板はその調整目的も兼ねてます。

SLYPODを大型三脚に載せて使っても本体側が地面や床に当たることがあります。

1/4オスネジだとネジが痛む可能性があるし室内なら床にキズが付くことがあります。

メスネジにしておけば三脚にも載せやすいです。

一脚のようにはあまり使ってませんが今後不便であればアルカ互換に変更します。

外観上で気になったのはそのくらいです。

改善したくてもできないのが本体とアプリの操作性です。

慣れれば・・・と思ってましたがすごく使いにくいです。

本体側は操作時にワンクリックで止める時は電源ボタンをダブルクリックですが、トリプルクリックで最短位置まで移動後に電源OFFになる仕様です。

ダブルクリックの間隔が短めなので間違えてトリプルクリックになると問答無用で最短まで移動してから電源が落ちます。

電源OFFはそれでもいいけど停止は普通ならシングルクリックだと思うのですがなぜダブルクリックなのか理解に苦しみます。

伸縮するという仕様上、カメラの固定方法によっては三脚にぶつかることがあるので操作の仕様が難解すぎて困ります。

それとアプリだと伸縮はなぜか押し続ける必要があります。

スタートとストップ、往復だけでいいような気がするけどなぜ長押しさせるのか理解できません。

往復させながら撮ればいいのですが伸縮でバランスが変化するので完全手放しだとちょっと危ないです。

あとしばらく使っていると原点がズレます。

どうも本体側で操作するとズレやすい気がします。

これはUPとDOWNと電源ボタンの同時押しでリセットできますが意外なほどズレやすいです。

両端ではあまり使わないですがちょっと気になるところです。

でもスライダーとしては現実液なところで持ち運びやすいというのは大きなメリットです。

これをカーボンパイプ2本のレール式スライダーだと伸縮はしないけど使用時は三脚からみれば大きくバランスが崩れます。

サポート用の一脚とか使ってますがこれを持ち運ぶとなるとかなり大変です。

ほとんど一脚と同形状で三脚に付けっぱなしで持ち運べたし、前後の動きでも超広角が使えるのと俯瞰で写り込みが少なくてアングルの調整がしやすいのは最大のメリットです。

でも一脚と思って持つとずっしりと重いのでやっぱり屋内での運用がメインになると思います。

モノ自体のアイデアとそれを実現したアイデアはすばらしいと思います。

しかし細かなところの作り込みや運用する上で重要なところが欠けているという印象です。

改善できるところは修正しながら使えばいいのですが安易に使うと機材が壊れる可能性が高い危険なところもあるので注意したほうがよいです。



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