2019年9月7日土曜日

TILTA Nucleus Nano を試す

9月3日に注文して6日に届きました。

関税を先に納めるというのを選んだので早かったようです。 でもこれは失敗だったかも・・・早かったからいいか。

開封して動作確認、特に問題なかったです。

ビルドクオリティは思っていたよりよかったですw

スタンドアローンの電動フォローフォーカスとしては最安値クラスですが、このクオリティなら売れるもわかります。

設定は簡単で電源を入れて初回のみチャンネルを合わせてしまえばフリーで動かすことができるようになります。

コントローラーのホイールは330°くらいの回転角でエンドレスではありません。

レンズの直径にもよるけどフリーでは回転量が多いのでかなりクイックに動きます。

エンドポイントを設定するとA→B間でホイールが最大回転角となり、精密な動作になります。

つまり、使用頻度の高い2点のフォーカス位置をA、Bとした場合、AB間をフォーカス移動させる時にはホイールを330°ほど回す必要があります。

マクロなどの至近距離だとホイールの回転角が大きすぎて回しきれないという事があるかもしれません。

タイムラグも比べたわけではないけど135GMなら合わせることができ、100mmマクロだとちょっと精度が悪い気がします。

トルクはフォーカスなら問題ありませんが、1224GのズームはUSB電源だとエラーが出て、RONIN-Sからの12V供給では正常に動作しました。

動作音はかなり少ないですがギアで動かすので素早く回すとレンズ自体のフォーカスリングの音などが目立つようになります。

これはちょっと・・・と思ったのが充電器。

単三型の14500リチウムですが、マグネットで接点にくっつけて使う充電器でした。

これショートしないの?って思いますw しかも+とーの表記がありませんw

どうやって使うのか説明書を見たけど載ってないしw これはアカンでしょww

+とーはどちらでも良くて勝手に判別するのだと思いますがテスターで確認はしていません。

バッテリーは保護回路なしのタイプだと思いますが充電器は手持ちがあるのでそれを使います。

一緒に購入したリングギアは採寸して購入したので使用するレンズにピッタリでした。

しかもシリコンにしては固くて耐久性も高そうです。

実質1mm程度しか余裕がないのでレンズ毎に揃える必要がありますが、これは使うとバンド式は使いたくなくなりそうです。

面倒なのはギアを付けるとフードの逆付けができなくなる可能性があることくらいです。

まぁでも装着は簡単なので問題ありません。

使用感ですが、電動とはいえフォーカスリングを回すだけなのですごくアナログな感じがしていましたが、なにこの未来感!手元でレンズを変更してもトルクが一定のコントローラーで操作するので非常に快適です。

エンドポイントもボタンを3回押すだけでモニターだけ見ながらでも設定できました。

AFとは違って自分の意志で速度を可変できるので合わせることができればこれ以上のものはありません。

ただやっぱりボディの背面液晶では135GMの開放だと合わせにくいので外部モニターを併用するか絞って使わないと厳しいかもしれません。

基本的にAFで使って、意図した撮影でMFをコントロールという使い方になると思います。

これは普通のMFレンズでは面倒ですが、バイワイヤのレンズだとボタン一つで変更できるのでバイワイヤも全くダメというわけではないと思います。

ただしリング状のギアが必要なこと、確実に重くなるのが欠点でしょうか。

Nanoから録画ONとOFFをするケーブルも購入しましたがたまに動作が怪しいことがありました。

Firmwareとか更新できるのかな? 調べてみますがリモートケーブルは使わないかも・・・

ロッドの固定はパーツの到着待ち、ホイールの固定はこれからパーツを加工しようと思います。

RONIN-Sへはグリップを外すことになりそうですが、ストラップ位置を変更したのでホルダーとストラップを併用した移動時用の状態であれば快適に操作できそうです。

片手だけで保持しながらフォーカスしようとすると5秒位で腕がプルプルしますw これは無理w

現時点では大きな可能性はあるけど、運用を含めた実用性はまだ不明といったところです。

ロッドとホイールの固定が済めば動画にしようと思います。

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