2019年5月10日金曜日

FE135mmF1.8GM 感想

 まだ本格的に使用していませんが、室内や夜間ベランダから屋外を撮ってみた感想です。

解像度はもう何も言うことはありません。

このレンズで解像度に不満が出る人は居ないです。 断言できます。

フリンジは極僅かです。等倍で見なければ気づかないレベル。

周辺落ちは開放だと少しありますがA036を見た後だと無いと言っていいくらいです。 補正しやすいので全く問題ないでしょう。

ゴーストは強い屋外灯で光源と同じサイズのグリーンのゴーストが出ました。

光源のスペクトルでも違うのかな? 反射した太陽(こちらの方が遥かに明るい)では気づかなかったです。

歪曲はよーく見ても判りませんでした。

ボケはすごく滑らかだと思います。 ただしとろけるようなという表現ではありません。

収差を減らしたレンズはボケに難があることが多いですが、この135GMは優等生だと思います。

そう、描画を表現するなら非の打ち所がない優等生です。

つまり・・・おもしろくない。 というと語弊があるかな。

昨日の試写でも思いましたがほんとにCGのような描画でした。

そのうち収差のシミュレーションとかLRでパッチが出そうw

描画以外で気になるのは、やはり深度が極めて浅いことによるピントのズレでしょうか。

AF-Cだったのもあるけど399点の位相差だったっけ? このレンズだと1桁足りないかもしれません。

増えても確認する手段がないけど。

しかもMFでのピントは掴みやすいのですが、フォーカスリングに触れただけでもズレてしまいます。

クイックすぎてバーニアが欲しいです。

バイワイヤならフォーカスリングの速度を変更できるはず。

全域なら2回転くらいするくらいの角度と速度が欲しいです。

フォーカスリミッターは不要かと思いましたが、前景に大きくボケた被写体があるとその前景に合わないことがありました。

マクロの代わりに使うならリミッターは活用した方がよさそうです。

ちなみに最短撮影距離だと横位置で横にしたiPhoneXsがすっぽり収まるくらいの画角です。ぴったり0.25倍です。

RRSのL型を付けているので重さはそんなに気にならないですが、三脚座が欲しくなるかもしれません。

三脚座を付けるとさらに重くなるし不要な人は不要なのでギリギリのサイズなのでしょう。

コンパクトなNikonのPF300mmF4.0と口径は同じで太さと長さは違いますが、重量は180gくらいGMの方が重いです。

135mmとしては最重量級だと思います。

特許にあった100mmF1.4だったかな? 100mmだと135GMの解像度を超えるのは難しそう。

RF85mmはBRなので色収差は完璧かもしれない。 でも焦点距離が違うし価格差ほどの違いがあるかは不明です。

135mmだとアポゾナーとかシグマ、Aマウントの135mm、EF135mmF2.0くらいまでがライバルでしょうか。

ツアイスには他にも135mmがあったと思うけどEマウント用途では関係ないでしょう。

AマウントやEFはかなり古いけどもしかしたらポートレートにはこっちの方がいいかもしれません。

解像度が高すぎると見えなくていいものまで解像してしまいます。

拡大しなければわからないという意味ではなく、文字通り解像しているのが見えてきます。

最終出力にもよりますがα7RIIIの42Mでは全然足らない、70Mや100Mのセンサーがこのレンズを本領発揮できると思います。

ピクセルマルチでパノラマ合成してみようかな。 条件がアレなので被写体を選ぶけど・・・

次のレンズは1年後くらいでしょうか。 買えたらだけど・・・

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