2019年4月20日土曜日

α7RIII 試さないとわからない仕様について

スチルも動画も撮れる最近のカメラはカタログやメーカーwebサイトでは載っていない仕様がすごく多いです。

仕様なのかバグなのか判別できないのもあります。

過去にα6300でS-log2で撮影すると数フレームだけ色調の変化と露出が変化する事があるのを見つけました。

原因がわからなかったのでSONYに問い合わせるとISOオートだとこの症状が出るらしいです。

動画で夜間などの低照度だとシャッター速度は固定、F値はほとんど開放なのでISOで調整するしかありませんが、うっかりオートにしないように気をつけないといけません。

この問題は最低ISOが変化するガンマで発生し、ISOが100で記録できるガンマでは発生しません。

クロップの問題はもっと複雑というか完全な仕様になります。

ドットバイドット、ピクセルピニング、オーバーサンプリングなど解像度とフレームレートの組み合わせによってクロップされる事があります。

クロップ倍率を明記しているメーカーもありますが、SONYは表記がわかりにくく、オーバーサンプリングの倍率が2.4倍が1.8倍とか、非常にわかりにくいです。

広角レンズを最大画角で撮るにはよく調べないと後悔することにもなりかねません。

α6300の場合は4k24pで最大画角、30pだと1.2倍にクロップされます。

フルHDは最大画角で、120fpsは1.12倍にクロップされます。

オーバーサンプリングの画質は比べるとはっきり違いがわかりますが、比べなければわからないレベルです。

α6500も同じ仕様でα6400もセンサーからすると同じ仕様かもしれません。

α7RIIIは選択できる全ての解像度とフレームレートでクロップされません。

ただしフルフレームはピクセルピニングなのでα6300より解像感は落ちます。

オーバーサンプリングされるsuper35mmモードもフルフレームより解像感が高いです。

それにフルフレームはモアレが出やすいです。

ただ、レンズの収差や微妙なフォーカスの位置などAPS-Cでは1.5倍相当に拡大されている事になるので、フルフレームだと画質が悪いというほどのものではありません。

α7IIIも4k30pは1.2倍にクロップされます。

ただしAPS-Cの場合は30pでもクロップされません。 これは実機で確認しました。

SONYストアで質問したのですがショップの店員さんも把握できていませんでした。

でもα7IIIのAPS-Cで4kはかなり解像感が落ちるのでちょっと実用には厳しいかもしれません。

そして今回SONYに質問した内容が動画でPCリモートの時のHDMI出力についてです。

回答が思わせぶりな内容で明確な回答ではなかったので、現状を詳しく説明して再度回答をもらいました。

その内容はスチルの場合はPCリモートでもHDMI出力されるけど、動画の場合は出力されないとのことです。

これはそのような仕様というより、回答の内容からメーカーの方が実機で試した結果のようです。

結果的には仕様ということになります。

ソフトウェアで改善されるかどうか不明ですが、現時点で言えることはRONIN-Sのフォローフォーカスでは外部モニターが使えないということです。

やっぱりフォローフォーカスは外部モーターでRONIN-Sに依存しないタイプを使用しないと使いにくいと思います。

でもこの場合、エンドレスで回るバイワイヤのレンズは回転速度によってリングの位置が変化するのでやっぱり使えない事になりそうです。

MFのレンズでピントリングが1回転しないものということになります。

そういえばスライダーで有名なメーカーのフォーカスプリセットが使えるユニットもサムヤンのシネレンズが使われていました。

本気でフォーカスコントロールするならシネレンズってことでしょう。ギアも付いてるし。

しかしフォーカス用のモーターを付けるとレンズ交換はかなり面倒で、同形状に揃えられた高価なシネレンズ以外はとても面倒なことになります。

それに外部モニターが加わり、フル装備のRONIN-Sとなると数分で嫌になりそうです。

スライダーの場合は持たないし動作中は触れたくないのでフォローフォーカスがあると便利ですが・・・

仕様を完璧に把握するのは難しいですが、撮り方にも影響してくるので不明な点はメーカーに質問するのが一番確実で早いです。

今回も大きな改善はできませんでしたが、使えないことがわかっただけでもよしとしましょう。

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