2018年4月14日土曜日

Clipセンサーフィルターの罠

Clipセンサーフィルターが出目金レンズの救世主となるか?

SEL1018をフルフレームで試した感じでは特に気になる変化はありませんでした。

これならSEL1224で使えるかも? と、その前に色味の変化を調べてみました。

レンズはEF100mmF2.8USMマクロです。


Lrでレンズ補正のみしています。

絞り優先の開放でISOオート。

サンプルとはいえもっといい被写体があるだろうに・・・天候がパッとしないし今日は地震が2回もあったので自宅の窓から手抜きです。

レンズを三脚に固定していますが電線が風で揺れるので繋がってませんw

フィルターなしと比べるとClipは青味がかかってますが等倍で見ても解像度の低下は確認できませんでした。

Kenkoも少し青っぽくなっていますがClipよりマシです。 これはさすがです。

でもそれより気になる事実が!

なんとケラレています。

動画だけで試していたので気づきませんでした。 16:9なので周辺はカットされます。

100mmでケラレが出るということは・・・他のレンズでも試してみました。


EF85mmF1.2L開放です。

これもレンズ補正をしていますが明らかに四角と両端にケラレがあります。


EF17-40mmF4Lの17mm開放です。

同じくレンズ補正しています。

17mmだとケラレが出ないということは・・・いわゆるミラー切れと同じ症状のようです。


EF70-200mmF2.8L(IS)の200mm開放です。

両端のケラレがハッキリしてきました。

ちなみに70mm側は85mmF1.2より大きくケラレていました。


EF400mmF5.6Lの開放です。

Clipの枠がハッキリ見えてきました。

ファインダーでもボディ内手ブレ補正で枠が動くのがよく判ります。


最後に50mmF2.5コンパクトマクロ。

ケラレは出ませんでした。

とりあえずスチルでは使用頻度が高いであろう85mmと70-200mmでは使えないということです。

動画なら85mmはOK、70-200mmは手ブレ補正を切れば100mmくらいまでは使えそうだけど、そんな程度なら使わないですw

Eマウントはフルフレームとしては小さくて、ミラーはないけどミラーボックスに相当する部分も小さくてギリギリです。

そこに枠があるフィルターを入れるのだからこんな事になるんじゃないかと予想はしていましたが・・・まぁ後玉がマウントから離れているEFレンズだったからというのもあるかもしれません。

Clipフィルターは入射角が110°までのようでSEL1224は試さないと判りません。

でもなぁ・・・昼間は入れっぱなしで動画もスチルも撮るという用途では使えなくなりました。

APS-Cレンズでは使えるけど、それなら色の変化が少なくフィルター径でも使い回しができているKenkoのNDで十分だし、レンズを外さないとダメなClipフィルターは屋外では扱いにくいです。

SONYストアに行ってSEL1224で使えるか試してみますが、昼間だとNDなしではHLGではISO100なので1/125にしてもF11くらいまでは絞ることになります。

昼間だとS-log2はシャッター速度で調整するしかありません。 これは無理があるなぁ。

やっぱりサムヤン14mmF2.8と、FE85mmF1.8の2本を買った方がいいかもしれない。

この2本なら夜も安心w

実用面ならSEL1635F4と85mmF1.8もアリだけどどっちにしろジンバルではバランス出しが必要になってきます。 85mmは手持ちでもいいけど・・・

レンズ選びはまだまだ時間がかかりそうです。

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