2016年7月21日木曜日

Beholder EC1

今週末くらいに販売開始になるような情報を見つけました。

H2とハードウェアの違いはピッチ軸もスリップリングを使用しているようで、実使用で差は出ないと思いますが運搬時などは気を使うことが少なくなる・・・かも?

4ヶ月差で後出し、価格で勝負なのかな?

EC1は見た目だけで言えばちょっと剛性が心配です。

じゃあH2の剛性が高いかと言えばそんなことはありません。

剛性は大丈夫でもモーターだけで支えている片軸のアームなので100%ガタが出ます。

モーターのベアリングは調べてないので何とも言えませんが、アンギュラーの複列タイプを使わないとベアリングそのもののスキマがあるのでガタになります。

実際にH2のガタを調べるとそこそこ大きく、改造したGopro用ジンバルより大きいです。

軸ではありませんが標準グリップの取り付け部分の下も剛性が低いです。

大型のジンバルはカメラを両軸で支えて、さらにRoll軸もモーター+保持用の軸受けが追加されているものがあります。

ソフトクリーム型は振動が出やすいと言われてますが、構造的に回避できない、改善しようとすると大幅なコストアップになる、そんな感じだと思います。

工業製品なので個体差もあると思います。

自作や改造なので徹底的に対策されたジンバルと市販品では最終的な結果が違うと言えます。

まぁその辺を光学手ブレ補正などで補えば特に問題はなさそうですが・・・これは意外と問題があります。

ボディ内手ブレ補正でもたぶん同じ結果だと思います。

振動源がソフトウェアの設定だけなら少しずつでも改善できます。

ですがハードウェアの問題だとすると改造や本体の調整をしないと改善しません。

歩き方のクセもありますが、空撮での振動対策は最終的に機体やジンバルを作ることで対策できました。

つまり言いたいことはH2でもEC1でもコントローラーがAlexmosなら大差ないのではないかということです。

スリップリングは耐久性が心配でそろそろH2を壊す人が出てくると思います。

壊れる前に浪人のソフトクリーム型が出てほしいところです。出てもたぶん買わないけどw

それとEC1はスペックを見てませんが、私がH2を選んだ理由に”4S”というのがあります。

できればレギュレーターで定電圧駆動だとよかったのですが、Alexmos+エンコーダーなら電圧降下が極端に少ないのでほとんど問題ありませんでした。

撮影中はほとんど電源入れっぱなしでも減った気がしないほどなので、もっと容量の少ないバッテリーのグリップを出してくれないかなぁと思うくらいです。

これから他メーカーのジンバルが出てくると思います。

デジタル制御だけどやっていることはアナログなので劇的な変化、ブレイクスルーは期待できませんがせめて安くなってくれることに期待しています。


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