今回追加された項目に標準カラーでトーンを選べるようになりました。
普通とビビットなのでなんだか中華特有の極彩色をイメージしてしまいますが、カラーではなくトーンなので階調らしいです。
試写してみたらなるほどという感じの対策に思えました。
このトーンの違いは他のアクションカムだと雲やアスファルトなどのテクスチャーがはっきり見えるのにAction5proだとのっぺりした塗り絵のように描画されます。
これが自然だと見るかは人それぞれなのでどちらがいいかは別です。
でもアクションカムとしてダイナミックで誇張された非現実的な動画の方がインパクトが大きいので派手な方がいいのかもしれません。
αと比べてみると同じ動画でも全く違う描画になるのでこれはこれとして使う方が理にかなってる気がします。
そして車載で試してみました。
でも一つ問題があります。
このトーンの切り替えは4k60pまででしかも16:9までしか選択できません。
4:3で撮影して編集時にクロップする方法が使えないのはかなり痛いです。
この4:3はジムニー特有かもしれませんがドラレコのように設置するとティルトを水平にするとボンネットの映り込みが大きくなります。
これを避けようとするとやや上向きにしなくてはいけません。
広角レンズで上向きにするとパースが目立ちますが、ジムニーだと視点が高いのに見上げるようなアングルになってしまいます。
普通車のルーフが見えているのに見上げてるような感覚になるのでとても違和感があります。
それと露出の問題です。
上向きにする=空の占める割合が大きくなります。
露出変化が大きくなるので特に林道などで影響が大きいです。
その対策で4:3で撮るというわけです。
シフトレンズの応用で4:3にしてアングルをできるだけ水平して動画の上部分から16:9でクロップするとパースが目立たず、撮影時はボンネットが大きく映り込むので相対的に空が占める割合が減るので露出の変化が少なくなります。
ボンネットなので反射があるので露出の変化は微妙なところもありますが夕方の逆光とかは絶大な効果がりました。
それを踏まえて16:9にしてトーンの効果を見てみました。
空は晴れで雲がありました。
10時頃でほぼ順光という条件では予想外に良かったです。
雲や路面のテクススチャが強調されて全体的に塗り絵っぽかった映像にメリハリが付いてとても見やすくなってました。
以前は塗り絵のせいでトーンはパステル調なのに彩度を上げまくったような不自然な映像でしたが、それが改善されてる感じです。
でもよく見てみると全体の露出は変化してないのに雲だけ露出が変化しているところがありました。
ソフトウェアで部分的にHDR処理しているような挙動です。
それでも撮って出しでやや彩度が高いけど標準カラーでの違和感が無くなったのは好印象です。
単純に空や路面のテクスチャだけなら4:3のメリットを選びますが色調のトーンも違和感が無くなったのでしばらく使ってみようと思います。
それから気になってるのがワイドのコンバージョンレンズです。
これも画角や選択できるモードが限定されますが歪曲補正などで狭くなるのを対策できます。
画質はいいとしても少し高いのと傷がつきやすくなって交換=レンズ代なので結構割高です。
でも人気があるらしく現時点では売り切れで購入できません。
急がないので入荷されたら購入してみようと思います。
それにしても4:3でトーンが変更できれば完璧だったのに・・・なかなか理想通りにはならないようです。
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