2024年3月19日火曜日

VILTROXのレンズロードマップ

 最近の交換レンズは私がフィルムで撮っていた頃に比べて倍〜4倍以上の価格になりました。

物価の上昇や為替などの影響も大きいですが一昔前と比べてレンズの進化は大きいです。

フィルム時代はレンズとフィルムで発色が決まりました。 もちろんポジです。

レンズとフィルムの組み合わせは知人などと比較しながら自分の好みのレンズを探してました。

レンズが決まる=マウントが決まります。

当時でもEFマウントは存在しましたが現実的なのはFマウントのレンズが使える程度でした。

そしてFマウントのレンズ、Nikkorは発色が最悪でした。

FDはナチュラルですが派手なイメージです。 フジクロームだとかなり派手でした。

そして私が選んだのはヤシコンツアイスでした。

フィルムはKR一択でKLはダメでした。

エクタクロームだとかなり渋い発色でNikkorで使うとモノクロに着色したような写真になってましたw

NikkorもKRだと割とよかったのですがプラナーで撮ると超濃厚ですごくクセがある発色になります。

そしてデジタルではまだ再現できていません。

そしてデジタル時代。

デジタルでもレンズの発色はぜんぜん違うのですが簡単に補正できてしまいます。

もちろん違うメーカーのレンズが全く同じ発色になるわけではありませんが、センサーとフィルムでは分光特性?が違うせいなのか目立たないレベルにできます。

そもそもモニターで鑑賞するのでモニターの発色の方が影響が大きいです。

キャリブレーションとかではなくポジだったらライトボックスの光源とかスクリーンの素材などがモニターのLEDとは異なるという意味です。

話が逸れました。

今のデジタルであればレンズの発色より解像度やボケなどの方が重要視されます。

もちろん携帯性やサイズなどもありますが高級レンズ=高解像度という流れはあると思います。

一部のレンズでは収差を残していますが昔では考えられないほど解像度は上がっていると思います。

しかもそれが開放から得られるとなるとフィルム時代とは使い方まで変わってきそうです。

それとフィルム時代はサードパーティのレンズは酷かったです。

タムロンとかシグマやトキナーなんてネガでも使いたくないほどでした。

それが今では純正より優れているレンズが出てきています。

さらに中華などのメーカーも年々品質が上がってきて脅威となっています。

デジタル初期の頃はサムヤンだけは存在を知っていました。

85mmF1.4が29,800円で売ってたからですw

当然のように国産中古レンズの方がマシなので買うことはありませんでした。

でも技術の進歩でサムヤンもサードパーティとして認められるくらいのレンズメーカーになってきたと思います。

そして中華です。

初期のサムヤンと同程度というレベルでしたがその中でもVILTROXは完成度が高いです。

AFが出てきたと思ったら一気に展開して解像度では純正と同等レベルのものまで出てきました。

当時のタムロンなどとは事情が違うと思いますが(作れても作らない)純正以外でも選択肢はある、というこことです。

そしてそのVILTROXのロードマップが出てました。

どうやらフルフレームで35mm、50mm、85mmのF1.4単焦点とF1.2で上位レンズを出すそうです。

このクラスはシグマが一眼レフ時代に純正を超えるレンズとして一躍有名になりました。

それがもう中華で出てくるという事です。

耐久性や壊れた時の修理など不安しかありませんが、サムヤンのように高額になってしまって魅力が無いということもありません。

そのうち少しずつ価格は上がっていくと思いますがちょっと試してみたいと思いました。

Eマウントで今月にはFirmwareが出てくるはずなので純正以外を買うことは無いかもしれませんが、高くなりすぎた純正を買うほどではない場合もあります。

脅威なのは純正より国内のサードパーティです。

価格では勝てないと思うのでより高額クラスにシフトしていくと思いますが、そうなると純正との差が問題になってきます。

私の予想では数年後にはもっとおもしろいことになっているはず。

選択肢が増えるのはユーザーの利点なので楽しみです。 たぶん買わないけどw

それとシグマからF1.2のレンズが出るそうでどうやら50mmらしいです。

GMは存在してるけどLマウントとしては初かな?

パナのF1.4はかなり高いのでそれより安価になると思います。

でも20万ちょいってところじゃないかな。 50mmF1.4GMより高いなら買う意味は無いかも。

シグマは35mmF1.2が凄いけど35GMも悪くはありません。

シグマ35mmF1.4も悪くはなさそうですがGMより重くて10万くらいだと考えると安価ですが価格差を感じることになると思います。

要は中途半端でそこまで出せるなら純正の方がいいということです。

互換レンズは安価かオンリーワンな焦点域とか純正にはない特徴が必須です。

同じようなスペックでも価格次第では劣る製品になってしまいます。

ブリージング補正や高速通信など純正より確実に劣るところがあるので、それを跳ね返すだけの魅力がなければこのクラスを購入する人はやっぱり純正となってしまいます。

その点、中華は安価という最大のメリットがあるので(シグマと同価格なら誰も買わないw)今がチャンスだと思います。

円安じゃなければ相当安くなるはずですが今後はもっと高くなる可能性もあります。

その時にどうなるか・・・です。

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