2022年2月9日水曜日

三脚をローアングル対応に

 以前に購入した中華三脚のARTCISEの40パイですが、ローアングルで撮るためには開脚させるしかありません。

延長のセンターポールがオマケで付いていたけど雲台の空回り防止のためにプレートのセットビスを締めているのでかなり使いにくいです。

レンチを使って外さないと付けられないです。

高くするのは足を伸ばせば済む話なのでいいのですが、ローアングルはそうはいきません。

開脚するにしても雲台の高さもあるので、かなり低くはなるけど限界があります。

それに三脚の設置場所が水平で広ければ問題ありませんが、傾斜や屋外の自然豊かな場所だと広げることができないことも多いです。

そこでセンターポールの下部に雲台を付ける、ごく一般的な方法を考えてみました。

この三脚にはセンターポールはないので互換品を買えばすぐなのですが、センターポールは剛性不足になるし通常時に高くなるのとかなり重くなるはずです。

これ以上重くなると持ち運べないので軽くて安くて無駄が出ないような方法にしました。

それは付属のセンターポールを使うことです。

そのためには三脚のトッププレートの下側にセンターポールを付ける必要があります。

ところが構造的に雲台をトッププレートに固定しているのはフック形状のパーツでした。

これがないと雲台を固定できません。

たぶんジッツオとかと互換があるのかもしれませんが調べてないので不明です。

固定だけならそのままねじ込めばいいのですが、3/8のボルトの周辺が段差になっていてセンターポールとの接触面が小さいです。 径にすると19パイくらいです。

これだと剛性が落ちるので対策しないといけません。

それにセンターポールを直接ねじ込むと雲台の空回り防止が機能しません。

そこで段差をアルミのリングで少し大きくして、付属のセンターポールのトッププレートで押さえる形にしました。

アルミのリングは直径30パイくらいで内径19パイ、高さは10mmです。

まだ少し小さいですがこれ以上大きくすると雲台の空回り防止のセットビスの所を加工することになるので妥協しました。

そしてセンターポールのトッププレートをねじ込んで、先端の1/4ネジを3/8に変換して完成です。


これで雲台側から作成したリングをセットビスで固定し、さらにセンターポールのトッププレートをねじ込んで下側からセットビスで固定できます。

そして雲台をねじ込んで下からセットビスで空回り防止ができます。

このようにすれば下側のセンターポールを脱着しても雲台が緩むことはないし、使わない時はノーマル状態とほぼ同じになります。

センターポールは上には伸びないけど剛性も確保できます。

下側に伸びるのでハーフケージのトップにアルカ互換のプレートを付ければ地面ギリギリまでカメラを下げることができます。

前に購入した小型スライダーをぶら下げて地面スレスレをスライドできるようになりました。

フックは不要だと思いますがハクバの3/8タイプを購入しておこうと思います。これもねじ込むだけで使えます。

1/4→3/8のアダプターは使いたくないけど仕方ありません。 ネジロック剤で簡単には緩まないけど外せるようにしています。

作成したリングはもう少し大きいほうがいいけど超望遠をぶら下げるわけではないので大丈夫でしょう。

ケージがないとカメラが逆さまになるのでこんな時も便利です。

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