2021年8月30日月曜日

中華三脚 ARTCISE AS95C

 先日購入した思ったよりデカすぎた中華三脚を室内で古いジッツオと比べてみました。

試写もしたけど室内では意味がなかったです。

通常での最低高がAS95Cだと60cmくらい、ジッツオは70cm以上あるけど4段と3段の違いがあります。

ジッツオはギア式エレベーターで微調整がやりやすいですが、伸縮のロックは足が回転する古いタイプなので結果的にエレバーターに頼ると言ったほうが正しいです。

400mmF5.6では違いなんてわからないので、一番負荷がかかるスライダーで比べてみました。

スライダーだと最高でも一段伸ばした状態程度でむしろもっと下げる事が多いです。

まずジッツオから。

ジッツオの欠点というかこの時期のジッツオは剛性はそれほど高いわけではありません。

当時友人が持ってたハスキーと比べても強度はあるけど剛性はない感じ。 しかも重い。

エレバーターはロックできるけど可動部とロックの位置がズレているので、完全に固定してもスライダーだと少し撓みがでます。

それと石突が交換できない硬い樹脂で室内のフローリングとかでは滑ってしまいます。

全部伸ばした時も見た目よりちょっと頼りない感じで、実際に強風の時に動画で試したらブレブレでした。

今となってはただの重く古い三脚でしかありません。

AS95Cは伸ばしてない状態では岩のようです。

特にボールアダプターを使わない時は三脚だけの剛性なんて気になることはありません。

雲台やスライダーの撓みのほうが遥かに大きいので問題なかったです。

1段伸ばしてみると40パイとしては少し撓みが出るような気がします。

全部伸ばすとそれなりに揺れを感じるのでこの辺は高級品と差が出てくるかもしれませんが比較できないので不明です。

それでもあまり伸ばして使うことはないし、縮めた時の安定性はとても3万台買える三脚とは思えません。

ジンバル雲台で大砲を使うもよし、赤道儀を載せて使うのもアリだと思います。

スライダーはスライダー本体が撓むのでサポートのクランプ式一脚が必要です。

その際でもボールベースで水平が出せるので、垂直でなければ雲台が不要になります。

ジッツオなどの高級品であれば満足度は高いけど高ければコストがかけられる分だけ良いのは当たり前です。

そのコストがブランド料なのか、もしかすると剛性もブレも同じだとしたら全くの無駄遣いになるかもしれません。

実際に店頭などで比べることができればそれがベストですが、LEOFOTO以外の中華三脚は店頭に置いてないことが多いので知人などで見せてもらってから決めるのがよいです。

でも実際に買ってみて大型三脚はこれで十分すぎると思いました。

ジッツオでなければブレる!という意見もあるかもしれませんがほとんどブラシーボ効果ではないかと。

使っている雲台のほうが重要なので三脚にかけるコストを雲台に回すのが一番だと判断しました。

その雲台も今回の三脚でLEOFOTOのを選ぼうと思ってます。 ボールヘッドの55サイズです。

RRSのコピーではあるけど定評があるし、RRSだと壊れたときにめんどうです。

動画用はできればザハトラーですがさすがにちょっと無駄だと思うので他を探そうと思います。

三脚は必要な時もあるけど出番がないことも多い撮影機材です。

用途と使用頻度からすれば今回の三脚はアタリだと思います。





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