2021年7月25日日曜日

シグマ 105mm DG DN

 開封して動作確認をしつつ感想などを。

外観は初シグマでしたがシグマらしい感じ。

鏡筒は樹脂ですがマウント付近やフォーカスリングはアルミのようです。

700g以上ありますが重く感じません。

スイッチ類はかなり固めで誤操作しにくいですがその分操作性は悪いかも。

絞りリングはやや軽くて動きやすいし、幅が広いので触って動いてることが多かったです。

Aポジションで固定できるのでボディ側で操作するというのもアリかも。

フォーカスリングは滑らかで手持ちのレンズの中ではトップクラスの操作感です。

しかしMFは回転角と移動量が一致しておらず可変速なので至近距離では正確なフォーカスができましたが、1〜2mくらいになると移動量が多すぎるような感じです。 マクロレンズなので大きな問題ではありません。

AFはEF100mm+MC11より遅いくらいですが遅すぎてイライラするほどではなかったです。

それよりAF-Sだと前後に動いてから一気に合うような挙動でした。

純正でも同じような挙動をすることがありますが・・・純正とやや違うのは間違いないです。

フードはロックする時は軽く、外す時はかなり固いです。

35mmF1.2でロックボタン付きが採用されていたはずで、GMも最近のはロックボタン付きで使いやすいです。

ここは少しコストをかけて統一してほしかったです。

肝心の描画は中心部の解像度は驚異を感じるほどで凄まじいの一言です。

EF100mmは当時でも甘いところがあったので絞って使うようにしていましたが、解像度だけなら解放からガンガン使えそうです。

でも中心部が凄すぎて周辺部の解像度も高いのに甘く感じてしまうので、いわゆる均一な描画ではなさそうです。

一段絞ると解像度はあまり変化せずにコントラストが上がる感じ。 というか解像度はα7RIIIでは完全に役不足です。

軸上色収差はよく見れば0ではありませんが気になることはないでしょう。

周辺落ちは遠距離は怪しいですが近距離なら問題なし。

倍率色収差は確認できないほどでした。

α7RIIIでスチル、α7SIIIで動画で試写してみた限りでは描画で気になる所はなかったです。

動画でAFだとフォーカス駆動音が聞こえたりするけどほぼMFで使うと思います。

スチルの場合は手ブレとの戦いになりそう。

試写ではブレブレで解像度が高すぎることもあってスナップ感覚では撮りにくかったです。

GMのマクロの噂もありますが価格と解像度を考えたらコスパは非常に高いと思います。

35mmF1.4のような価格差と描画の違いならGMですが、90Gと比べたらシグマを選んで正解だったかもしれません。

GMマクロが出たとしても解像度でこのレンズを超えても意味がないかもしれません。

AFやMFの挙動で純正の方が有利なのは間違いないですが、推定でも実売価格で倍以上違うと思うので仕方がないと思います。


紙幣はトリミングしています。





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