2021年4月12日月曜日

ケージを加工する

 α7SIIIにはSmallrigの#2999のケージを付けています。

ケージである理由はRS2の純正プレートを使うためです。

RS2純正のカメラプレートは1点止めで緩みやすく、フォーカスモーターのトルクで動くことがあります。

それにQDのストラップが使えないので購入時の動作確認以外では使ってません。

そこでSamllrigのオーダーメイドで作ってもらったRONIN-S用のプレートを加工して、カメラ側はRRSの汎用品でQDが使えるのを使用してました。

でもこのオーダーメイドはちょっと気に入らないところがあったので、Smallrigの#3061を購入して使ってました。

ところがこの#3061はネジが細く締めた感触が悪いです。

手回しの頭が小さいのでスラストベアリングを使ってますが、締めやすい代わりに緩みやすくなります。

ジンバルは細かい振動が出ることがあるので緩むと危ないです。

しかもネジが破損した場合はセーフティがないので100%カメラが落ちます。 これは怖いです。

そこでケージに使えるアルカ互換の#3154を付けて、純正のプレートで使用しているというわけです。

#2999はカメラを固定するネジの周辺の形状がRRSの三脚用のQDアダプターが入りそうだったので、購入後に採寸し加工してQDアダプターを埋め込みました。

これでQDアダプターが使えてRS2純正プレートで簡単で確実にロックでき、脱落防止も機能するし、同じ位置に固定できるようになるので9mmオフセットさせて使用していました。

ケージはトップハンドルなども使えるのですごく便利ですが意外なほど使いません。

軽いレンズくらいの重さがあるので軽量化と無駄を省くために#2999を加工することにしました。

L型のプレートのような形状にするだけなのでカットするだけです。

左側はNATOレールであればグリップも付けられるし、アルカ互換プレートも使えば縦位置で三脚に固定することもできます。



カットして塗装しました。

加工前で右肩の回転防止の2.5mmネジを付けるとレンズ下側の部分はカメラに接触しませんが、加工すると接触させて回転防止になります。

ボディへ傷が付かないように接触面へアセテートテープを貼っておきました。

これでかなり軽くなってカメラの操作もしやすくなりました。

RRSのライト版のL型プレートでもいいのですが、そうなるとRS2の純正プレートが使えません。

RRSからRS2用のプレートが出てきましたが、本体85ドルで約1万円&送料が65ドルくらいかかります。 ざっと18,000円くらいかかることになります。 これはさすがに高すぎます。

RRSのプレートなら安心だしクランプもSmallrigよりはマシだと思いますが脱落防止は機能しなくなり、同じ位置に固定するには目盛りのマークを目で見て合わせる必要があります。

とりあえずB&Hが扱うようになったら考えますが、今回の加工で使いやすく軽量になったのでよしとしましょう。

結局、アクセサリーで便利に使うより軽量化のほうが重要だったというわけです。

RavenEyeは使ってますがiPhoneは起動時に1回接続するだけで、モニターとしては使ってません。

フォーカスモーターもリモコンでAFとMFが切り替えられる方が使い勝手がいいしフォーカスの精度も高いので使用してません。

しばらくしたらまた変わるかもしれませんが、やっと使いやすくなってきたという気がします。

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