2020年8月6日木曜日

α7SIIIの気になるところ

到着を待つだけになったα7SIIIですが、手放しで喜べるほどの期待はしていません。

と言うより問題点や気になるところがあるということです。

一番気になっているのはSTCのクリップセンサーが使えるかどうか。

マウント内に取り付けるのでストアで確認するつもりでしたが・・・コロナの状況を考えてやめておきました。

STCのNDが使えないと対応品が出るのを待つか、日中は撮らないw しかありません。

でも60fpsで1/125のシャッター速度を多用すると思うので、もし未対応であれば日中はしばらくα7RIIIで撮ればいいです。

次に気になるのが解像感とモアレです。

ローパスフィルターが搭載されているはずなのでモアレは気にならないと思いますが、高感度域の塗り絵感も含めると解像感はα6300にすら劣ると容易に予測できます。

α7RIIIのフルフレームだとピクセルピニングなのでモアレが盛大に出ます。

解像感はsuper35mmならα6300と同等、フルフレームはレンズが有利なのを差し引くとやや落ちる程度ですがカメラを固定した撮影だとやはり甘いです。

Youtubeのサンプルを見る限りではそれほど気にしないで良さそうですが・・・

次はバリアングル液晶です。

ジンバルの場合はEVFのセンサーを回避する目的もあって少しティルトアップした状態で撮影しています。

外部モニターはテストしたことがありますが、オフセットするとジンバルでは扱いにくかったです。

しかし外部モニターをセンターに設置すると足元が見えなくなって非常に危険です。

光軸からズレずにティルトアップできるバリアングルだったら最高でした。

自撮りする人にはバリアングル一択だろうし、ローアングルやスライダーなどを使う撮影では角度が変更できるモニターの方が使いやすいのは間違いありません。

一長一短ですが「今までと違う」というのが気になるところです。

それとL型プレートが使えないことです。

縦位置の静止画はα7SIIIではたぶん撮ることがないので縦位置用としては不要ですが、電動フォローフォーカスのロッドを固定するのに使用することもあります。

でもどっちにしろ必要なのでRRSから出ているライト版かベースプレートのみを購入するつもりです。α7IVが使えるかどうかです。

それからS-logでのISOオートについて。

α6300もα7RIIIもS-logでISOオートにするとISOが変化したタイミングで1~2フレームに渡って画面全体が赤くなってコントラストも低下しているという状況がありました。

SONYに問い合わせた結果、これはISOオートによる仕様だそうです。

最低ISOが標準のISO100ではない、S-logやその他のPPで再現したのでISOはマニュアル必須となりました。

これが解決でされていればすごく使い勝手が良くなります。

あと直接は関係ないけどPC問題です。

現状は初代iMac5kで編集しています。

DaVinciresolveが無料版なので10bitでの編集はできません。

では購入するかというと使えても重くなりすぎてまともに編集できない可能性があります。

軽いFCPXで試して様子を見ますが・・・iMacの更新はちょっと厳しいので神頼みという状態ですw

まぁ何とかなるでしょう。

今まではS-logですごく苦労してきました。

ノイズが多いのでダイナミックレンジを犠牲にして露出オーバー気味にしても後処理のノイズリダクションが必須でした。

PP10だとノイズには有利でしたが8bitでは正規のHDRで撮れません。

不得意で苦手なところをカメラが補い、ノイズ処理などの編集時間も短縮できる、そして圧倒的な高感度であれば購入しないという選択肢はありません。

α7IVもそのうち出てくるはずです。 こっちの仕様も気になりますが、感度でα7SIIIを超えることはあり得ません。

約40万円と決して安くはないですが自分のワークフローを考えたら安く感じてしまいます。

レンズはちょっと我慢して次期iMac資金を貯めようと思います。

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