2018年3月27日火曜日

理想のNDフィルターは?

動画撮影で必要不可欠なのがNDフィルターです。

空撮でも嫌というほど経験したのがシャッター速度の調整です。

フレームレートを上げてもシャッター速度が速いとパラパラ感は消えません。

そこで被写体が自然にブレてフレームレートを低下しないシャッター速度で撮影することになります。

日中屋外でISO100~800(S-log2)だと絞りで調整するしかありませんがF16以上になることも多く、位相差AFが効かなくなるまで絞り込むことも多いです。

回折の影響は軽微で比較しないと判らないと思いますが、ボカしたいのにボカせないではフルフレームにした意味がありません。

これを実現するには現状ではNDフィルターに頼るしかありません。

NDはレンズ毎にフィルター径が違うと最大径で購入してステップアップリングという方法が一番安上がりですが、フードが使えなくなったり付け替えの手間があるので頻繁にレンズ交換する私ような使い方には向いていません。

次点は可変NDですが、Kenkoやマルミは非常に高価だし単体のNDより画質が劣化する可能性があります。

色味は不明ですが単品より良くなることはないです。

そこで安価な中華可変NDにすると・・・色が変化し過ぎ&解像度の低下がハッキリ判るというものでした。

単品は付け替えが面倒、径毎に揃えると膨大な数になるけど画質の劣化はほとんど無視できる、こうなります。

高価な可変NDではフードの問題は避けられないし、中華NDは当たりが出るまで買い続ける勇気が必要です。

他にはいわゆるゼラチンフィルターで共有する方法です。

フードはホルダーに付けるタイプを使えば、比較的安価で交換もしやすくなります。

ただ100mm角だとそこそこデカくてフィルターも結構高いです。

耐久性を考えると角型ガラスフィルターの方がいいけど・・・高いです。

もう一つの方法はレンズのマウント側にゼラチンフィルターを挟み込む方法です。

最近のレンズは電子接点で可動部がないので改造はしやすいけど固定方法がないレンズで、それも兼用で作るとなるとマグネット式にするくらいしか方法がありません。

しかしマウントに電子接点があると、バヨネットの宿命で後玉の周辺に段差があるレンズが多いです。

マグネットはシートタイプにしてレンズに貼ればいいけど、マグネットはもしかするとボディ内手ブレ補正とかに影響が出るかもしれません。 試すのはちょっと怖いです。

そこで見つけたのがClipフィルターです。

これはなんとカメラのマウント側に入れて使うというもので、一眼レフ用もあります。

一眼レフだとミラーアップして使うことになるのでうっかりミラーを戻したらと思うと恐ろしい構造ですw

ただミラーレスだと安心だし、斜めに落とさない限りセンサーには接触しません。

国内で取り扱ってるショップがあるようですが在庫切れだったので本家から購入しました。

結構いいお値段だったのと、α9まで対応と記載されていましたがα7RIIIは記載がありませんでした。

まぁ同じでしょうということで1枚だけポチッとな。



ハメ込み式で最初は怖いですが、内部の段差をうまく利用してあってパチっと止まります。

意図的に斜めにしない限りセンサーに接触することはありません。

このフィルターはガラス製で厚みがあるので、ピントのズレとか超広角で不具合とか出るかもしれません。

つまり試さないと判らないということです。

前面フィルターのように手軽ではありませんが、もしかしたら救世主になるかもしれません。

出目金レンズでNDが使えたら・・・これです!

サムヤン14mmF2.8 AFを買うかどうか・・・サムヤンで8万台はちょっと高いなぁ。

これも試さないと判らないか・・・夏まで我慢しよ・・・

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