2023年1月19日木曜日

SEL2070F4G 発表

 SONYから標準ズームの20~70mmF4が発表されました。

ツアイス世代の24~70mmを置き換える位置づけだと思います。

でもこのレンズは広角側が4mm広がっているので単純な上位互換とは言えないほど魅力があります。

ズームレンズで24mmスタートのレンズは非常に数が多いです。

そして20mm付近からスタートする標準ズームはほとんど存在しません。

パナに20~60mmがありますが、着眼点はすばらしいのですがF値可変でやや暗いレンズなのでF4固定のズームと同じ扱いは厳しいと思います。

フルフレームの場合はこの手の標準ズームの望遠側で必要になるのはボケです。

タムロンの20~40mmF2.8もありますが望遠側をクロップしても70mmF4より深度は深くなります。

望遠側である程度のボケが確保できるところ、そして20mmという一昔前なら超広角だった画角が1本のレンズで実現でき、さらに通常使用で気にならないほど軽量なので売れないわけがありません。

もちろん焦点域が被る35GMとか50mm単焦点とは画角に対するボケは得られないので万能レンズではありませんが、初めての1本や荷物を極力減らしたい撮影などで真価を発揮するでしょう。

これで明るいF2.8は24~70mm、F4なら20~70mmと選択肢が広がったので、必ず他社も追従すると考えます。

より広く18mmスタートとかも出てきそうです。

技術的に可能なのかわかりませんが広角側をもっと広げて16~50mmでフルフレーム対応のレンズとか出てきたらすごく面白いことになりそうです。

高倍率ズームなどはm4/3やAPS-Cの方が有利ですが肝心のボケ量を考えると20~70mmF4がどのくらいすごいのかわかると思います。

でも20mm側の歪曲は電子補正でも補正しきれてないほどすごい状態で周辺落ちも激しいです。

さらに1,100ドルなのに国内価格は18万程度で円安を警戒しすぎた驚き価格となっています。

まぁでも24105Gとの価格差を考えても妥当とも言えるので価格が落ち着くことがあれば候補にしたいと思ってます。

魅力なのはその重量で500g以下! フッ素コート付きでフードを付ければ35GMや14GMでレンズ交換をしてもジンバルでのバランス出しが簡単になります。

しかもA036は不要になるし70mm側で結構寄れるのでまさに標準ズームでつけっぱなしにできそうです。

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