2021年3月28日日曜日

やっと見つけた! クイックリリースクランプの決定打

 ジンバルのミニ三脚を取り外す、このためにいろんなクイックリリースアダプターを試してきました。

事の発端はRONIN-Sが長すぎてミニ三脚を付けたままだと体に当ることがあるからです。

そして最初はアルカ互換クランプで脱着していました。

撮影時は外すようにしていたのでRS2になっても継続したい、というわけです。

そしてアルカ互換の次に試したのがZhiyunのアダプターです。

よく車のステアリングで見かけるボールロックを使ったクイックリリースです。

構造的はQDのストラップと同じでボールが溝に入る事により抜けなくなるというものです。

しかしZhiyunのは本体がアルミで摩耗しやすいこと、ベースが2mmのネジで固定されているので吊り下げる方向は怖くて使えません。

しかも2個購入しましたが製品のバラつきがあって少し加工が必要でした。

2mmネジの問題はエポキシで固定して対策、加工して使えるようになりましたがしばらく使っていたら摩耗でガタが出るようになってきてリリース用のリングを少し触っただけで抜けるようになってきたので使用中止になりました。

次に試したのがSmallrigの#2714です。

これはプレート側をクランプ側で締め付ける形で固定します。

プレートには突起があるので差し込んで回転させてレバーで締め付けるという操作です。

クランプは締め加減を調整できるので緩くすると締め付けが不足して回転しやすくなります。

差し込んでからの回転角が大きめですが、構造的に少し回してクランプしても抜け落ちることはありません。

でも位置決め用のボールがあるので隙間ができたりします。

しかし最大の欠点はネジがアルミであることです。

アルミのネジは破断しやすくてとても危険です。

載せる機材の重量と価格を考えると怖くて使えないので購入してから1度も使わずゴミ箱行きです。

次は同じくSmallrigの特注の試作品です。

凝った作りでしたが問題点が多すぎて実用にはなりませんでした。

操作性も悪くて少し残念な結果でした。

この手のクイックリリースは当然のように独自形状なので、そのまま雲台に取り付けるなどする場合は同じクランプを準備する必要があります。

そのため結局アルカ互換クランプが最適という結論になったわけです。

ジンバルを他の三脚や雲台に載せることはありませんが、スライダーには使えるのでガタなくてアルカ互換のクイックリリースがあればベストです。

レバー式のクランプで小型のものを探せばよいのですが、寸法の許容差が少なくて互換とは言えないレベルなのでプレート側も考える必要があります。

そう思っていたらAmazonで評価が高そうなものを見かけました。

Amazonの評価は怪しので評価の星は見ないことにしてますが、評価内容はチェックします。

構造的にはキャプチャーのようにスライド式でピンが脱落防止になっているだけだと思いました。

しかし実物を見てみると意外と凝った作りでガタつきが出ないような工夫がされています。

この方法であれば摩耗にも強いしスライド式なのですっぽ抜ける危険はとても少ないです。

でも購入しようとしたら売り切れ・・・2日ほど在庫が復活しないか見ていたら開封&検品済みの中古品がAmazonの在庫として出てきました。

もしかしたら返品された不良品かも?と思いましたが少しだけ安かったし、最悪不良品なら返品すればいいかとポチりました。

保護シールが貼ってあったのでたぶん未使用品だと思います。

外観は意外にも丁寧な仕上げでした。

でも外そうとしたら外れませんw ダメやんって思ったら横にあるつまみを押さないと外れないみたいでした。

取り付けはやや渋くて引っかかりを感じますが脱着のつまみを押しながら入れれば楽に取り付けできるようになりました。

無理やり押し込めばガチンッと入るのですが少しイマイチな感じ。

精度は高くてガタつきが出ません。

構造を見てみるとリリースのつまみと一緒に動く円筒形のパーツが、プレートの底にある切り欠けに沿う感じで嵌るのでガタが出ないというわけです。

よく考えてあるみたいで摩耗はまだ判りませんがすっぽ抜けたりしないし吊り下げる状況でも問題ないと思います。

何よりプレートがアルカ互換クランプに挟めるのは便利です。

クランプ側も挟めるけどこれは使いみちが限られそう。

脱着がやや渋いので慣れが必要、摩耗の経緯は使い込まないと不明、そしてプレートだけの購入ができないみたいなのでその点がダメなところです。

脱着はシリコンオイルを少し塗っておけばそのうち馴染んで来ると思います。

摩耗してガタが出るかは判りませんがプレートは正方形なので4箇所に切り欠けがあります。

ガタが出たら向きを変更するだけで復活するはずです。

今の所はミニ三脚だけなのでプレートは不要ですが、プレートが小さくて軽いのでプレートのみの購入ができたら他でも使いたいと思ってます。

※ 追記

実際に使用してみて私の用途にはバッチリ使えると思いました。

しかし構造的にガタつきをなくすようになてっているので、厳密に言うと傾きが出ます。

リリース用のノブ側が低くなるのでジンバルで使う場合はカメラとジンバルでの脱着には向きに気をつけないと常時傾いた映像になる可能性があります。

私のようにジンバルとミニ三脚で使う場合はジンバルが水平を維持するので問題ありません。

スチルの場合は別途水準器を使うとか目視で合わせれば問題ないと思います。

精密なパノラマやガタつきが出ないと言っても超望遠は無理だと思うので用途に合わせて、ということになります。

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