事の発端は”体力不足”です。
曽爾高原へ登って感じたのはジンバル(RS2)とカメラ2台、レンズ4本を背負うのはもう厳しいです。
石取祭はスチルを諦めてボディ1台とレンズ3本なので少し軽いし平坦で休憩もできます。
曽爾高原のようなトレッキングで勾配は緩いけど登り続けるのはもう限界です。
山頂手前の所まで登って@20mくらいの山頂は断念しました。
足場が岩場でヨボヨボのおじいちゃんのような足取りではちょっと危ないですw
ジンバル無しではブレブレか固定になってしまうし三脚を持たなくて済むようにジンバルを使っているのでどうしようもありません。
結局ジンバルは最初と下山の途中で使いましたが山頂までノンストップは私の体力では不可能です。
それとiPhoneの露出問題です。
露出はどっちもどっちな挙動なんですが純正アプリは彩色が派手すぎるしBMCのLogは後処理が結構大変です。
その理由に露出がいい加減すぎて調整がしにくいからというのもあります。
さらに現状で4k60pで撮影できる手持ちのカメラはα7SIIIとiPhone15proMAXとXsです。
でもXsは8bitで画角が微妙すぎるのでカメラとしては使ってません。
4k30pならα7RIIIと6400、Gopro4BEなどありますがたまに使う程度です。
α7SIIIの描画とiPhoneでは差がありすぎるのでiPhoneはほぼ車載限定です。
しかし特に車で移動中の撮影はαだと撮影までに手間がかかるのでiPhoneで済ますこともあります。
マルチカメラも無理があるのでもう1台4k60pで10bit記録が可能なカメラが欲しいです。
というわけでいろんな条件を満たせそうなOSMO Pocket3をポチりました。
一番の目的は車載カメラとしてです。
ウエアラブルモードがあるのでドリフトの心配はありません。
バッテリーは給電できるしストレージはmicroSDなので交換できます。
1インチセンサーで描画はiPhoneよりαに近いくらい上質で夜間もiPhoneより断然有利です。
ジンバルでカメラの向きを変更できるのでフットプリントが小さいので車載での設置の自由度が高いです。
それとアクティブトラッキングをiPhoneでモニターしながら撮影できるので、現状のα+RS2+RavenEyeと比べたら使い勝手は段違いです。
小型三脚で固定できるので林道でもアクティブトラックを活用できる場面が出てくると思います。
そしてマルチカメラとしてαのサブカメラにできそうなことです。
理想はαなんですが条件と価格を考えると現実的ではありません。
あとはスライダーとの相性です。
手持ちのスライダーは1軸というかスライドしかできません。
RS2を載せてアクティブトラックを併用するとスライダー+電動雲台としてとても理想的に使えます。
でもRS2だとMOZAのスライダーは耐えられるけど三脚が耐えられません。
MOZAのスライダーは伸びるのでカメラ+ジンバルだと大型三脚とかなり重いバランスウエイトか三脚をもう一台準備することになります。
普通のスライダーであれば三脚は不要ですが物理的な高さがあるのでローアングルはできません。
三脚2台で吊り下げるとかかなり大掛かりになるし高さを変更するのが困難です。
室内では使えるけど屋外ではとても実用的とは言えません。
これもOSMO Pocket3だとかなり狭い場所でスライダー+アクティブトラックで撮影ができます。
欠点というか問題は価格だけ。
最難関という大問題ですが内容を考えればアクションカメラと比較してもかなり安価ではないかと思います。
しかしホイールを購入したばかりで予算がない! でも買うなら今でしょ!ってことで決めました。
迷ったのはスタンダードかコンボかです。
絶対に必要なのが広角コンバージョンレンズです。
社外品も出てますがゴーストやフレアは試さないとわかりません。
この手のものは純正が一番後悔しないと思うので同時購入です。
ワイヤレスマイクはコンボだとお得に買えるのですが自撮りしないしスマホアプリとの併用ができないので使い道がなさそうです。
拡張バッテリーもモバイルバッテリーで給電すればいいしACアダプターとかケーブルも必要ありません。
というわけでスタンダードにして価格を抑えることにしました。
しばらくテスト運用して本格的に車載できるようにマウントを考えます。
手軽なiPhoneの車載カメラを残しつつ別で作るかiPhoneは諦めて現行マウントを改良するか・・・またいろいろ遊べそうですw
曽爾高原もOSMO Pocket3とα7RIIIでRS2を持たなければ余裕で登れたかもしれない。
懸念事項は20mm相当のレンズ固定式ということです。
数世代後なら光学ズームが搭載されそうな気がするけど50mm相当で撮れるとよかったのに。
デジタルズームだと解像度が落ちるのでさすがに万能というわけではありません。
それと防水ではないので車外への設置は一般道では無理です。
でもマグネットマウントとか使えば林道や河原でなら今まで撮れなかったアングルで撮影できそうです。
iPhoneだと車外マウントはとても怖いのでやりませんでしたがOSMOならできそうです。
あとはウェアラブルモードでの挙動です。
コーナーが連続する道だと遅れて追従するジンバルは固定カメラのような臨場感がなくなって、まるで運転で大回りするように見えます。
この辺の違いがどのように影響するかやってみないとわかりません。