HDR(HLG)での書き出しに苦労しています。
一番の問題はHDRを完璧に表示できるモニターが無いことです。
HDR自体は有機ELモバイルモニターでほぼ再生できますがHDR1000ではありません。
編集に使うモニターはStudio displayで、これはHDRには対応してませんがVP9でのHDRは再生できます。
でもそれは擬似的なもので無印iPadでもHDRが再生できるのと同じでSDRとHDRの中間くらいです。
以上の事からStudio displayで編集すること自体に無理があることがわかります。
それでも白点の再現性やシャドーの潰れ方などHDRの方が見た目に近いのと、SDRでは撮影時のダイナミックレンジが狭いので破綻する事が多いので何とかモノにしたいです。
いろいろ設定とか見直しても編集時と出力したファイルを比べるとガンマや色調など全く異なるのでまともにグレーディングできません。
DaVinci Resolveの「Macのモニターガンマに合わせる」だったかな? という設定でもダメだったので、カラー補正を使って編集時のみ適用させて書き出しでは無効にするという方法でやってみました。
それでも鈴鹿スカイラインでは失敗でSDRで再アップするという失態です。
今回の青山高原はLogで撮影してHDRにしました。
これはこれで露出が怪しくて編集で補正するのが大変でした。
発色も持ち上げすぎたせいで昔のGoproのような色調になってるし・・・
そこでサンプルを多数用意してノードで補正をしてみました。
コントラストとガンマカーブだけでほぼ同じにすることができました。
これならカラー編集の時にクリップ毎に適用させれば補正された映像でモニターができます。
書き出し時に無効にしなければいけませんがHDRがモニターできなかった件は一旦完結になりそうです。
あとの問題は純正アプリとBlackmagic Cameraとの違いです。
単純に露出オートの精度というかAEポイントが違うというわけではなさそうで、Blackmagic CameraのLogで記録するとダメっぽい気がします。
手ブレ補正でのクロップも純正アプリの方が大きくカットされているのでより効いている感じです。
それとあまり関係ないけど純正アプリはモニターのフレームレートが高いのでとても見やすいです。
PALで撮れない問題は滅多に行くことがない東日本なのですぐに対策が必要ではありません。
それよりMFが使えないというかAFしか使えないのは困ります。
フロントガラスに付いた雨でフォーカスを奪われるので、フォーカスが絶えず動いてしまって見れたもんじゃなくなります。
代わりに雨はコントラストが低くなるので撮りやすいのですが・・・
とりあえず一番扱いやすいBlackmagic CameraでHDR10bitで撮影して様子を見ます。
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