ボディ内にフィルターを入れるのはSTCのクリップセンサーが有名だと思います。
SONYα用の初期型を本国から購入して使ってました。
しかし初期型はフィルターを押さえている爪が大きくて、ミラー切れのように望遠レンズで映り込みがあります。
200mm以下なら問題なかったのですがIBISで動くと写っていることがありました。
そしてα7SIIIの購入後に新型になったSTCのフィルターを国内代理店のよしみカメラで購入して使用してます。
しかしこのSTCのフィルターは地味に高いです。
ND1枚で15,000円ほどしたのでND16を選んで不足したらフロントフィルターも併用しています。
屋外であれば付けっぱなしで使えるし、FE1224Gとか出目金でもNDが使えるのはすごくメリットがあります。
出目金レンズは社外でゼラチンホルダーが発売されていますがとても扱いやすいとは言えないです。
それにレンズ交換毎にNDを付け替える手間はめんどうです。
マグネット式とかも考えたのですがフードが使えなくなったりします。
さて、STCのフィルターにはソフトフィルターもあります。
しかもLEEのゼラチン!
でもかなり高いのと枠があるとはいえゼラチンなので耐久性を考えるとコスパは悪いです。
そしてAmazonで違う商品を探していた時にこのKaseというメーカーのクリップフィルターを見つけました。
価格はSTCの半額程度でまだ高いと思いますがソフトフィルターもありました。
こっちはガラスのようで詳しい商品説明は無かったのですが試しに購入してみました。
Dreamと記載されているソフトフィルターです。
フィルターを見るといわゆるホワイトミストだと思います。
効果はかなり弱いけどしっかりとコントラストが弱くなってソフトになります。
しかも解像度はほとんど低下しないので最近のカメラでよくある”解像度が高すぎる”場合に良い感じになります。
特にα7RIIIのようにローパスフィルターレスのカメラだとモアレの影響と解像度のせいで粗く感じることがあります。
光源がなければ効果は弱くてとても使いやすいです。
光源もブラックミストのような汚れたコンタクトレンズ越しに見ているようなものではないので常用しやすいです。
でも取り付けはSTCよりやりにくいです。
掴めるところが小さいので押し込みにくいです。
でもガラスフィルターなので触ってもメンテはしやすいです。
それでも屋外での脱着は治具でも作ってやらないと素手では気を使いそうです。
価格は9,500円ほどでSTCの半額くらいです。
14GMでも使えるしガラス製ということを考えるとコスパは高いです。
しかも効果が弱めのホワイトミスト系なので使いやすいです。
かなり気に入りました。