どのような機材でも同じことが言えます。 完璧なものはない、ということです。
理想に近いのはあるし特に不満はないというのも多いですが、ジンバルに限って言えばどこまで我慢できるかというレベルです。
RS2は過去のジンバルと比べても完成度は高いし大きな不満はありません。
しかしやっぱりダメなところはあります。
でもソフトウェアは個人で改造するなんてできないので、より使いやすくするためにハード系を改善していこうと思います。
その一環のひとつがケージだったりQDストラップなわけですが、それよりもっと重要で扱いにくいところがあります。
それはピッチ軸の高さ調整です。
3軸なのでカメラ本体の前後と3箇所の調整でバランス出しをしますが、この高さ調整だけ非常に調整しにくいです。 調整しにくいというより動かしにくいのです。
前後はラック&ピニオンですごくよくなり、ロールとヨーはカーボンパイプをクランプする方法なので調整時に動かしやすく引っかかることもありません。
ところが高さ調整は動きが渋いし緩めすぎるとガタガタなので大きく動きすぎたりします。
最初のうちはクランプ幅が小さいので仕方がないと思ってましたが、少し前に確認してみたら滑り止め?に貼ってある樹脂がクランプの圧力で変形し凸凹になってました。
そのせいで少し緩めた程度では動かせず、動かせても引っかかるので調整しにくいという事でした。
原因がわかれば対策すればよし!
樹脂を剥がしたらいきなり配線や基盤があると面倒でしたが、そんな事はなかったので厚みを測定して他の素材を貼ればいいだけです。
滑り止めのような感じでクランプ側に接触するような厚みになっています。
耐久性が高くて摩擦や加工性の事を考えると素材は一択です。 カーボンです。
厚みは0.5mmで手持ちは無いので購入しました。
加工は簡単でサクッと同じ形に削って両面テープで貼ります。
問題なのは技適マークのステッカーが貼ってあることです。 これは剥がしてしまうと違法となる可能性があります。
それとメーカー修理の場合は最初に貼ってあった樹脂は剥がれたことにしないといけませんw
写真は撮りませんでしたがあれだけ凸凹だと剥がれなくても問題が出てくると思います。
個体差もあると思うので他のは知りませんがこれでスムーズかつガッチリ固定できるようになりました。
見た目なんてどうでもいいけどカーボンなのでRS2には違和感もないです。
いわゆる艶ありのカーボンだとスライドには向かないので表面はマットに加工してあります。
しかしなんで最初からこのようにしてないんだろ? コストなんてしれてるのに。
これですごくやりにくかった上下の調整が楽にできるようになりました。
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