結局迷って購入することにしました。
マイクはB1Mを狙ってましたが半導体不足の影響をもろに食らって全く購入することができませんでした。
純正マイクのよいところは電源供給と通信がホットシュー経由なのでケーブルレスなことです。
そのためマイクをカメラから分離して使うことはできません。
延長ケーブルでは対応できないのか販売されてないみたいです。
B1Mはモノラルで指向性を変更できるのが売りです。
その後小型廉価版のB10が出ましたが同じくモノラルです。
自撮りやインタビューなどではモノラルの方がいいのですが環境音がメインとなるとモノラルよりステレオのほうがいいです。
B10も見送ってその後出たG1も用途とは違うので見送りました。
そして本命のマイクが出てきました。
ZoomのM3です。
32bitフロート対応でしかもソフトウェアで後からモノラルとステレオを柔軟に変更できるという理想に近いマイクです。
録音レベルの設定が不要でしかも後からステレオへ変更できるRaw、コレ以上のマイクある?というくらいすばらしいです。
しかし問題もあります。
まず電源が必要なことです。 まぁこれは仕方ないし本体のみで記録できるのでデメリットではありません。
もう1点は本体が結構長くて大きいことです。
ジンバルで使おうとすると14mmだとマイクが映り込む可能性があります。
設置位置は自由に変更できるのでジンバルの下側とかに設置して逃がすことはできますが気をつけたいところです。
そして最大の欠点はカメラとの連動ができないことです。
シンクロスタートのような機能がないみたいなのでZoomのH1nと同じ使用感になります。
これは結構面倒で数十秒~長くて数分のカットを繋げて動画にする用途では編集時にとても苦労します。
マイクのREC>カメラのREC>カメラの停止>マイクの停止という動作になるので、映像にも無駄な時間が増えてしまいます。
シンクロ録音の機能があれば操作が簡略化できるのですが・・・これが決め手になりました。
今のマイクはオーディオテクニカのAT9946でプラグインパワーでステレオとやや指向性があるトリプルマイクです。
小型で軽量で内蔵マイクよりは全然いいのですがこれでも少し長いくらいです。
そこで今回出てきた新型のECM-M1というわけです。
ステレオと指向性を変更できるモノラルの切り替えができること、電源もシンクロも関係ないデジタル通信によるカメラ側への記録です。
単体では使えないし他メーカーのカメラでも使えません。
コンパクトですがやや高さがあるのでインバートモードではジンバルに干渉するのが気になります。
このマイクを選んだ理由はα7SIIIだと4チャンネル記録ができるところです。
ステレオだと全指向性のレベル違いで別途2チャンネル記録するみたいです。
ステレオとは別に保険として使えるのと、環境音でも撮影している背後の音が拾えるのでM3の指向性切り替えのような柔軟性はないけどとても使えそうな気がします。
32bitフロートは残念ですが編集時に録音レベルのチェックを全部のカットでする必要が出てくるので、音割れせずに一定の音量で撮れていればいいという手抜き録音には向いてません。
近い将来SONY純正でも32bitフロートは出てくる気がするのでその時に考えればいいかなと。
32bitフロートは万能のようなイメージがあるけど生産性を考えるとそうでもないような気がする、ということです。
オートレベルが使い物になるのか、ステレオのテストなどもしないといけません。
ヘッドフォンはカメラバッグに入れてあるのでチェックしながらの撮影になります。
しかし高いなぁ。
使い勝手はいいはずなので仕方ないですが・・・
少しだけ使用感を。
本体はすごく軽くて小さいです。
35GMだとギリギリですがインバートモードにできます。 これはラッキー。
カメラの設定で音声記録を4chへ。
ヘッドフォンでモニターしながら指向性をグリグリっと。
めっちゃおもしろい! 次世代な感じ。
ヘッドフォンで聴く感じではAT9946より圧倒的にノイズが少ないです。
音はクリアですが高音質というより聞きやすい感じ。
モフモフはちょっと効果が低そうで気になる所ですが印象はかなりよいです。
それにしても定価だと4万超という価格が一番ビックリかもしれない。
指向性の切り替えもやりやすいし効果もはっきりしています。
理想はM3かもしれませんが手軽に使えるので買ってよかったと思います。
でもせっかく専用機で通信してるんだからカメラから操作できるといいのに。
レベルやアッテネータとかゲインのオートとかスイッチなので洗練されてないです。
汎用マイクなら必須ですが専用なんですから。
目視でわかるようにするという見方もあるけどモニターで確認できるようにできればいいだけです。
あとは壊れないことを祈るばかりですw
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