話題のAI、フォトショのジェネレーティブ塗りつぶしを試してみました。
指定した範囲の塗りつぶしをAIが画像解析して自動でやってくれるというものです。
英語のみですが文字列で例えば”山を追加”とかできるそうです。
ベータ版のみで今年度末くらいには正式に実装されるそうです。
とりあえず数枚試してみました。
その前にフォトショで加工というといろんなパターンがあります。
写っていてはダメなものを消したり、形状を整えたり・・・足が長すぎる女優とかw
やりすぎ注意ですw
追加を試したけど人物はゾンビ?かお化けみたいに崩れやすかったです。
逆に言えば心霊写真は簡単に量産できそう。
冗談はここまでにして、真面目な写真の場合は不要物を消す=AIじゃなくても可能です。
でも無いものを増やすのはかなり大変です。
そこで撮った写真の画角を広げるというのを試してみました。
まずは車から。
開放でこの解像度!しかも深度が極端に浅いので・・・ってそれはどうでもいいです。
これを写ってない後部を広げると・・・
形状はさすがのAIでも既存の車種を判断できないようでそれっぽい形状になりました。
でも驚くのはここからです。
3枚生成されて選択できるのですがどれも後部ドアがありました。
フロントドアの長さから後部ドアが存在すると判断したのでしょうか。
それとセダンではなくハッチバックだけだったのは何故かはわかりません。
ホイールのサイズと形状がどれもフロントのコピーではなかったです。
遠近感も135mmだったせいか不自然さが残りますが一瞬でここまで生成するのは凄いです。
でも形状がはっきりしている車や有名人などはさすがに無理がありそうです。
では2枚め。
柿田川へ行った時の写真です。
構図が中途半端なので右側を伸ばしてみました。
脅威!w
自分で撮影した写真なのに違和感を感じません。
石垣が自然で水面の反射などほぼ完璧だと思います。
この場所へ行ったことがある人でも違和感を感じる人は少ないのでは?
そして3枚め。
赤目四十八滝で撮ったものです。
これをズームアウトしてみました。
全く不自然さがない!
と言っても現地で見たことある人なら上部はよく見ると怪しいです。
手前側のボケ具合や木々の生成は凄まじいレベルです。
3枚の中で一番違和感の無いもの選びましたが、滝の写真では手前に岩が配置されたのもありました。 手前に岩では池になっちゃう。
ここまではかなり遊べるのですが欠点もあります。
生成される解像度はせいぜい800万画素くらいが限界で42Mのα7RIIIだと解像度が違いすぎてはっきりと違和感があります。
この写真は長辺2000ピクセルで行ったので目立たなかったです。
処理速度はM1MAXで解像度に関わらず20秒くらいでした。
実用性としてはフェイク画像を作ることくらいしか思いつきませんが、世代が進めば写真自体の概念が変わる可能性があります。
今はおもしろいだけですがYoutubeのサムネとかインスタやツイッターならバレにくい画像が生成できると思います。
現実的ならLightroomで軸上色収差をAIで除去なんてのはすぐに出てきそうです。
超解像、ノイズ除去は実用レベルなので最近のAIの進化は加速度的です。
そのうちターミネーターが来るかもしれない。
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