巷?ではシネマチックとかフィルムルックというのが流行ってる?ようです。
映画っぽい雰囲気にするための方法というべきでしょうか。
私はシネマチックとかにはあまり興味がありません。
ティール&オレンジのような古く使い倒された映像を見てるとなんとなく一辺倒のような感じがするからです。
かと言って悪いと言ってるわけではありません。
色なんて個人の好みなので万人受け狙いでもいいと思います。
私が写真で一番好きだった色はKR64+プラナーです。
これを知ってるいる人はもう40〜50代以上でしょう。
外式のリバーサルで当時でも結構高かったですが、今のモノクロは¥1,000で買えないくらい高いので時代の流れなんだと思います。
KRは長尺はなかったと思いますが36枚撮りで現像代を含めると1本あたり¥3,000くらいだったと思います。
デジタルだと今や1秒で撮れてしまう枚数です。
1枚1枚が貴重だし撮りきらないと現像に出しにくいので、ポートレートとか気合の入った時はいつもKRでした。
KRの印象というかプラナーと組んだ時はマゼンタが浮いて全体がとても濃厚な発色をします。
鮮やかというわけではなくこってりと濃厚という感じです。
それを再現できるかと言われると雰囲気だけなら何とか・・・って感じです。
KRだと視聴環境がプロジェクターかライトボックスでルーペになると思います。
プロジェクターはもう無いのでルーペか、スキャナーでデジタル化しないと見られません。
今の写真は連射や動画からの切り出しとか、アナログ時代では考えられないほどです。
自家現像といってもPCでやろうと思えば自由自在で、やり直しにほとんどコストはかかりません。
いい時代になったのか、それともつまらなくなったとも言えそうです。
時効(爆)なので当時の写真も貼っとこう。
RTSII+プラナー85mm(AEG)+KR64です。
少しだけ発色を強調してますがほぼ原盤と同じです。
通過光で見るのとは違うのでモニターではやっぱり再現は難しいです。
動画は雰囲気だけでグレーディングしましたが再現には程遠い感じ。
HDRもおもしろいけど忠実な再生となるとPP1がいいのかもしれない。
次回はちょっとS-cinetoneで遊んでみようと思います。
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