カメラケージというアクセサリーの所感には個人差がありますが、常時外部モニターを使うとか手持ちまたは三脚での運用でジンバルは使用しないならかなり有用だと思います。
ホットシューやL型プレートを活用する方法もありますが、搭載する重量やトップハンドルでぶら下げることを考えるとボディの破損に繋がる可能性があります。
一般的なミラーレスのケージにはフルタイプとハーフタイプがあります。
フルタイプは全体を覆うもので重量はそれほどでもないですがかなり大きくなります。
代わりにどの位置にもグリップなどを付けられる利点があります。
ハーフタイプはL型プレートと似てますがアルカ互換よりNATOや1/4ネジを活用できるようして、さらにトップにもアクセサリーを付けられるようにしてあります。
TILTAやSmallrgから各ボディ用に専用品が多数販売されているので目的に合ったものを選べばようのですが・・・
最初に購入したのはSmallrigの#2999でα7SIII用のフルケージです。
底はアルカ互換になっておらず別途プレートを追加して使用してます。
大きくてグリップ側にも張り出すので手持ちで手軽にというわけにはいきません。
この大きく重くなるデメリットが問題で、特にジンバルだと外部モニターをケージに付けることはないのでケージは不要です。
そこで加工してハーフタイプにして使用していました。
ストラップホールを利用した2点止めが不可になりますが、ボディの前面でも支えるので問題はなかったです。
でもNATOレールの強度や抜け止がなくなったので少し気をつけないといけませんでした。
そこで新しく販売された#3639に変更することにしました。
精度はよくてコンパクト、左側のストラップホールで2点止なので剛性もバッチリです。
QDのストラップはNATOクランプを活用したRS2用と兼用することにしました。
2点止だとそれぞれのボルトを最適なトルクで締められます。
しかし緩んだりズレることこもと多いので強く締めがちです。
ボディ側はそんなに弱くはないけど歪は出るので締めすぎには注意が必要です。
2点だと緩まない程度でもズレないので絶対こちらの方がいいです。
でも少し気になる点があります。
NATOレールのところの各1/4ネジ穴のピッチが他のレールなどの18mmではなく、一番使う可能性があるところの2箇所が20mmになっています。
これだと#2999用のプレートとかを付けると位置関係が怪しくなってきます。
プレート側を加工するかNATOクランプを使うか・・・ここは揃えてほしかったところです。
それとRS2の純正プレートはレバー式のクランプになっています。
他のプレートと#3639は僅かですが#3639の方が大きいようでレバーの固定位置が違います。
かなりシビアな精度が求められるので難しいかもしれませんが、このレバーを調整するためには1.5mmのレンチが必要です。
しかもロックタイトが塗ってあるようで高確率でナメます。
ナメても外せますが、1.5mm六角の特殊な2mmのボルトは簡単に入手できません。 皿ネジではなく頭が広くて薄いボルトです。
普通の六角ボルトだと#3639に干渉するのでSmallrigが悪いわけではありませんが注意が必要です。
それとRS2の純正プレートでセンターでロックできるように底面が加工されています。
これはごく当たり前でよく出来ているのですが、私は9mmオフセットさせていました。
でもそのままでは加工しないといけません。
脱落防止を生かしたままオフセットできるようにして、尚且ベストな位置で止まるようにしたいのですが・・・結局プレートのストッパーが干渉しないように削って自由にオフセットできるようにしました。
この状態でも脱落防止は機能するけどセンター出しに一手間かかります。
そこでRS2のピッチモーターへカメラのボディを密着させるようにしました。
こうするとさらに9mmくらいオフセットされるのでかなり重いレンズでもバランスが取れるようになります。
代わりに軽いレンズは厳しいかもしれませんがその時は調整できるので問題ありません。
レンズサポートが使えなくなるのでプレートに4mmネジ穴を開ける必要が出てきましたが簡単に開けられるし位置も問題なさそうです。
高さも限界まで低くなったしデザイン的にはアレだけどかなりコンパクトなケージで気にってます。
どんなものでも完璧なのは存在しません。
特に社外品のアクセサリーは自分の目的に合ったものが存在するのか、また無ければ加工して使えるかどうかがカギになります。
今回の#3639は理想に近く購入してよかったと思います。
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