スペックは事前にリークされていた通りでした。
大きく変化したのはメニューダイヤルと、露出補正ダイヤルがカスタム可能になった点です。
4k60pはSuper35mmのクロップで4k30pの7kオーバーサンプリングはそれなりにローリング歪が目立つようです。
この辺は読み出し速度を考えたら想定内です。
α6300が6kオーバーサンプリングで24pでは非常に歪が目立ちました。
30pにするとクロップされて目立たなくなったという経験があります。
α7RIIIではピクセルピニングでローリング歪はそれなりでしたがモアレが酷かったので、α7IVの4kは解像感重視ということでしょう。
7kからのオーバーサンプリングなら詳細感やモアレも出ないはずなのでトップクラスの絵を出してくると思います。
4k60pは広角でかなり不利になりますがAPS-Cレンズが使用できるというのはα7SIIIには無いメリットです。
ジンバルなどで軽量化したいときや、望遠では有利になるのでα7SIIIとの差別化を考えても妥当なところです。
それからすごく気になったのがブリージングの抑制機能が搭載されています。
フォーカスマップはピーキングより深度がわかりやすいけど使ってみないと何ともいえない感じですが、ブリージングはSONYのレンズは非常に目立つのでちょっとすごいかもしれません。
超解像ズームの応用でレンズの距離情報から画角を補正するという方法だと思うので、画角が変化し解像感は落ちるはず。
画角は狭い方に合わせると遠距離でかなり狭くなるレンズが出てくると思いますが、近距離で動き回る猫とか撮るとウォブリングのせいで見るに堪えない映像になることがありました。
結果MFを使ったりしてますが絞っても改善できないレンズの特性なので、解像度が犠牲になっても大きなメリットがあります。
願わくばα7SIIIにもファームウェアで使えるようにしてほしいところです。
バリアングルなのは最近のはやりもしれませんがスチルと動画のハイブリットという言葉を使うのであればボディを2種作って選択式という方法もよかったのではないかと。 コストはかかるけど・・・
EVFはやっぱり少しケチっているようです。
α7SIIIのEVFを見た後にα7RIIIを見ると倍率は低いし粗いしダイナミックレンジも違うように見えてしまいます。
ここはケチらずに次世代のスタンダードとしてα7SIIIと同じEVFでよかったのでは?と思います。 そのくらいインパクトが大きいです。
それから電源OFFでシャッターが閉じるようになりました。選択できるかどうかは不明です。
その代わりダスト除去が旧世代の振動式だけになったみたい。
シャッターがあってもゴミは付きます。 付きにくいけど付かないわけではありません。
それより付いてしまったゴミが取れやすい方がいいような気がします。
実際にα7RIIIとα7SIIIでは全然ゴミの付き方が違います。
振動式では落ちないゴミがあるけどα7SIIIはゴミが付いているのを見たことがありません。
これは長期で比較しないとわかりませんがちょっと微妙なところです。
デジタルのホットシューやその他は第4世代のボディというかα7SIIIと同等のようです。
でも重量は50gくらい軽いようでα7IIIとの比較でも8gしか増えてないそうです。
EVFの違いだけではなくやはり背面のパネルもα7IIIと同様樹脂なのかもしれません。
AFはかなり進化しているみたいで鳥瞳AFが動画でも使えるとか。 これは羨ましい。
でもα7SIIIのリニアトラッキングでも意外と大したこと無い気がしてます。
被写体が悪いといえばそれまでですが、コントラストのある静止物でも見失う事が多いです。
人物などアルゴリズムに沿った被写体であれば真価を発揮しそうな気がしますが・・・
そして価格は2499ドルなので国内の実売価格は28~30万くらいになりそうです。
内容を見れば妥当な価格で他に比べても高いとは思えませんが、現在20万程度のα7IIIと比べると高いと感じます。
キャッシュバックも含めてα7RIIIも比較対象になってくるので動画を撮らない、または私のように動画はα7SIIIという人ならすごく迷うかもしれません。
鳥とかスポーツ系を本気で撮ろうとしたらα9やα1になるだろうし、解像度が必要ならR系がベストです。
最初の1台としたら十分すぎる内容だし、α7IIIから劣っているところは価格以外では何もありません。
正常進化としてみたらはやり売れる機種だと思います。
そして次はα7RVかα9IIIですが、それと同様にα7cの更新というか別バージョンも考えられます。
他メーカーがやっと追いついて追い越したところもでてきましたが、全体的なライナップをみればまだまだSONY一強という感じがします。
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