一体型でオーダーメイドしたアルカ互換プレートアダプターが、市販されることになりました。
しかし形状は大幅変更のライザープレート型となってます。
全然ちゃうやん!w と思いましたが、一体型だと各社ジンバル用に制作しないといけないこと、フォーカスモーターのロッドを固定するパーツのためにM4のネジ穴が必要ですが、一体型だとロングタップが必要になる? 経緯は詳しく聞いてないけどそんな感じだと思います。
ライザープレート式で90°向きを変更できるようになっています。 ボルト2本止めなので剛性も問題ありません。
当然価格も安価になるのでメーカーとしていい落とし所だと思います。
市販されると連絡をもらって、ついでに1つ頂けることになったので楽しみに待っていました。
それがやっと昨日届きました。
プレートに干渉しないようにクランプのつまみは小さくなっていて、締め付けトルクが弱くなるのでネジの所にスラストベアリングが仕込んであります。
しっかり肉抜きしてあってDJIプレート+2506と一体型を比べても数gしか変わりません。
フォーカスモーターのロッドはアルカ互換クランプで固定するようにしているので不要ですが、ジンバル専用ならそっちでもいいかなと思います。
とりあえずジンバルにカメラを載せてみました・・・・・あれ?
むむっ、なんかクランプすると傾くような・・・
よく見てみるとクランプの調整部の形状が一般的なアルカ互換クランプと異なってます。
本来アリミゾは挟む力でクランプへ押し付ける摩擦を増やすことによって強固に固定される、というものです。
2506のクランプは押し付けられる面が調整部によって分離されているので、どうしても隙間によって傾いてしまうようです。
もしかしてと一体型も調べてみたら同じ構造でしたw 気づきませんでした。
一体型は調整部の位置は固定なので少し構造が違うので大きな問題ではないのですが・・・たまにクランプのつまみ位置がずれるのはこのせいだったのか!
一体型は早急にアルミテープを貼って干渉する部分から逃しておきました。
他にオーダーメイドで製作された縦位置用のスペーサーも、画像で見ると同じ構造のようでした。
2506はクランプの厚みが少ないのでより傾くのではないかと思います。
傾くということは水平が出ないことになり、90°向きを変更すると雲台やクランプで水平を出してもカメラを載せると傾くということになってしまいます。
ジンバルには前後にわずか傾いても気にならないと思いますが、問題は傾くせいでクランプがプレートを抑える爪の接触部がテーパーの下側になってしまっていることです。
これはプレートをただ挟んでいるだけになり、しかも接触部は線状となるので振動などで緩みやすいです。
すぐに写真と図形を担当者に送って確認してもらいました。
対策されるかどうか不明ですが、現状では使えないパーツとなってしまいました。
コンセプトは非常によくてアルカ互換プレートを使いながらジンバルも使う人には超おすすめなんですが、現状では改善されない限り不具合があるので使えないということになります。
Smallrigらしからぬ失態ですが、オーダーメイドのパーツで気づかなかった私も悪いです。
さてどうなるやら・・・
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