この手の規格は世代が進むにつれて上位のものが出てきます。
旧規格と新規格は呼び名も似たものが多いのでややこしいです。
まだよくわかってないけど私の場合、HDRを鑑賞するデバイスはiPhoneXsになります。 iPadでも表示はできそう。
iPhoneで見るためにはYoutubeアプリを介さないとダメっぽいです。
そして一番面倒なのがYoutube側のエンコードにやや時間がかかることです。
HDRには今の所2種あって、PQと呼ばれるHDR専用のものとHLGと呼ばれるSDR環境でも表示ができる互換タイプがあります。
アップすると短時間でHDRの判定があるようでHDRで表示されるかどうかは割とすぐに確認できます。
ところが4kの場合、SDRへの変換はかなり時間がかかるみたいで数時間待っても4kで見られない状況になってました。
規格とYoutubeの仕様を理解していなかったので難易度が高く感じました。
私の場合はDaVinciresolveでグレーディングしてFCPXでカット編集と調整をしています。
Macで始めた頃はDaVinciresolveが使いにくく、FCPXはグレーディングがやりにくかったからです。
最近は双方かなりよくなったのでどちらか一つでもいいような気がしています。
HDRで4kがアップロードできた環境は、撮影はHLGのPP10で、daVinciでプロジェクト設定のカラーマネージメントをHLG2100にします。 もちろん10bit出力です。
元が8bitでHLGという下位互換規格なのでHDRと言っても簡易的なものです。
iMacでの編集は元データをSDRで見たままの編集ができます。
書き出したファイルをFCPXで編集しますが、ここでもプロジェクト設定でHLG2100を選びます。
撮影データ直接でも同じですが、タイムラインに載せるとハイコントラストでカラーもおかしくなります。
FCPXはモニター設定がなかったっけ? 環境設定からHDRをRAWでという項目にチェックを入れるとRec709の見た目で編集できるようになりました。
あとはそのまま10bitで書き出しYoutubeへアップすれば完成です。
HDRはアップして1時間もかかりませんが、SDRで4kを選べるようになるには数時間というか半日ほどかかることがありました。
また、この場合Youtubeのメタデータ追加ツールは必要ありません。やっても同じ。
私のようにHDR環境が揃ってない人も多いと思うのでHDRに意味があるのか疑問ですが、iPhoneで見られるのなら価値があると思います。
HDRで見る変化は金属とか水面、木の葉の色彩や中間色が多彩になります。 SDRの彩度を上げたのとは全く違う、いわゆる派手な色彩になります。
SDR環境で見るとRec709とは異なりHDRに近い表現になります。
撮影データそのまま見るのと全く同じです。
ただ、Rec709だと落ち着いた控えめな発色になるのでシネマっぽいグレーディングをするには向いてるかもしれません。
まぁ個人的には映画でもないのに(ストーリーが見えない)見た目だけシネマっぽくするのに違和感を感じるので今回のHDR出力は自分に向いてると思います。
一つだけ問題なのは保存用データに困ることです。
いつもは8bitのH264なのでNASに入れて残していますが、10bitだと数分で数十GBになるのでそのままでは残せません。
保存用に8bitで出力すると郡上八幡を最初にアップした時のようにYoutubeで4k再生ができなくなってしまいます。
とりあえず今後はHDRで書き出す方向で考えているのでカラーグレーディングを考えれば4kより優先したいところだと思ってます。
露出の失敗をリカバリーするところから始まったわけですが、露出を編集で調整すると今までアップした動画のようにかなり無理が出てきます。
HDRだと少し柔軟になるし見た目に近いです。
PP10もHDR用に調整が必要だけど試しながら挑戦していこうと思います。
でもこれなら夜間もHLGでいけそう。
S-logをHDR化するのもいいかもしれない。
1週間ほどかかったYoutubeでHDR、一応形になりました。
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