届いたので早速開封します。
散々レビューされているので内容物の確認もそこそこに、充電してからボディを付けて起動させました。
ここで1点注意を。
初めてコントローラーに電源を入れるときはボディやレンズが干渉しない小型のカメラとか短くて軽いレンズにした方がいいです。
特にAlexmosだとセンサーの向きと設定が逆になっている可能性もあります。
長いレンズだといきなりぶつけて涙目になることも・・・そんなの容易に想像できるのでそんな経験ありませんが、暴れるととんでもないことになります。
それと電源スイッチが長押しでOFFなので暴れると手がつけられません。
と言ってもRONIN-Sは最初にアクティベーションがあります。
RONIN-Sはとにかくゴツいです。 しかも激重www なんでこうなったw
仕様で判っていたけど、持ってみると「ちょっと無理かもしない」と思うほどクソ重いです。
軽い方が長く撮れるのは間違いないので、映像の質にも影響しそうですw
重いのがダメな人はRONIN-Sは現物を確認するか、違う機種にした方がいいと思います。
さて、気になる外観はというと・・・Pilotfly H2が比較対象になるのですが比較するまでもなかったです。
RONIN-Sの作りがいいというわけではなくH2が酷すぎるから。
RONIN-Sは各部の仕上げは丁寧でネジも国産と遜色ないです。
ただ外観や作りは写りには関係なく操作性に少し影響することがある程度です。
アームやカメラのロックが不安になるような作りではダメですから。
素材を見てみるとミニ三脚はアルミ、グリップ(バッテリー)の接合部もアルミのようです。
取り付けると当たり前のようにガッチリしています。 この辺がH2のダメなところです。
クランプもしっかりしているけど、カメラプレートのクランプはストロークが短い感じ。
レバータイプなので不都合はありませんが、冬など寒い時期にネジを回すのは結構大変です。
CRANEとか頭が丸いロックネジを使ってますがあれは最悪です。
それにしてもなんでこんなに重いのか見てみると、カメラプレートに電源供給用の端子が仕込んであったり、本体のジョイスティックのところなんてかなりデカいです。
ペイロードというとてもいい加減なスペックが記載されていますが、これってその重さを載せて動くってことでしょうか?w
数値を明記するのはいいことですが意味のない数値でしかも基準が決まってません。
こんなのに踊らされる人はいないと思うけど「○○kgのペイロードがあるから強力です」なんていうレビューがあったら全く信用できないレビューということです。
ブラシレスジンバルは”調整”という難関が存在します。
BurGIや増築前のAlexmosを使ってきた人なら調整項目がシンプルなので勉強するには最適でした。
フィルターやエンコーダーが増えて、ゲインの減衰まで設定できるようになってかなり難易度が高くなったと思います。
特にゲインの減衰は振動しているのにそれを抑えるように動くので、その振動が収まると今度はゲインを上げようとしても設定が強すぎるとその位置まで戻らないことがあります。
その辺りから設定の難しさを感じることになるのですが・・・
RONIN-SはDJIお得意のオートチューンができます。
これは自動で設定するだけでベストではありません。
でもリセットとは違い、さらに本体単体でオートチューンを起動できます。
レンズの重さや、カメラも複数使いたい場合などはProfileだけでは足らないときもあるので、実用になるならとても便利です。
試してみたら繰り返し精度もそこそこでとりあえず撮るだけなら普通に使えそうです。
趣味としての調整は難易度からしてもすごくおもしろいと思います。
でもこれが業務だとするとAlexmosは避けたいコントローラーだと断言できます。
そもそもAlexmosで業務耐えるような安定性があるジンバルはまだ出てないです。
RONIN-Sはオートチューンがあるから使えそうなのかと言えば・・・そうでもなさそうです。
まず最低限ですがfollowの設定は必要です。
これはアプリでSmoothTrackになります。
操作感もここで決まります。 デフォルトではすごく違和感がありました。
そして問題のPIDです。
オートだとやはりちょっと弱めです。
Highでオートをかけても最強設定のH2より弱い感じ。でも音はするけど振動は出ません。
Advanceモードで設定を少し変更してみると、恐ろしいくらい強い設定までできました。
でも振動はまだ大丈夫でしたが結構音が出ます。
この辺は少しずつ追い込むことになるのですが、Alexmosより簡単とはいえ結局設定しないといけないことになります。
本体の剛性はすばらしく、たわみやガタはほぼ皆無なのでちゃんと設定できればH2を使うことはもう無いと思います。
少し気になったのは、まずバッテリー。
USBでの充電に対応しているのはやっぱり便利です。 でも充電には本体を経由させないといけません。
予備などを考えればバッテリー単体で充電できるようにするべきです。
それとスラントタイプだからなのか、水平から見上げるような動きをした時にロール軸の挙動が変になることがありました。
あとやはり重さです。
重いので延長グリップという名のミニ三脚で竹刀を持つように握ることになるのですが、流石に無理があります。
そこで早速H2で使っていたサブグリップを付けられるように小さいアルカ互換プレートを加工して取り付けました。
強度は大丈夫そう。 でもまだ決定打ではありません。
できればロゼッタを仕込みたいのですが、良いパーツが見つけられませんでした。
他にはフォローモードやロックモードはトリガーで簡易的に切り替えることができるのですが、ティルトのロックはSmoothTrackで設定します。
ですがモードは3つしかありません。滅多に使わないけど・・・
フォーカスコントローラーはSONYでは使えませんが作りはすごくいいです。
操作性は未知数ですが使えないのはもったないくらい出来がいいのでちょっと惜しいです。
録画ボタンもSONYは赤外線式のLEDを取り付けて使うのですが、あんなもん誰が使うんだよw
フォーカスコントローラーと録画ボタンが使えないので残念なところです。
とりあえず雨が止んだら試し撮りでしょうか。 湿度が高すぎて動きたくないけど・・・
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